6話『カフェにて/キャラメルラテを前に』
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
第6話
『カフェにて/キャラメルラテを前に』
(月、ラテの湯気をぼんやり眺めながらぽつりと)
月「……不思議な人ね」
燈夜「ん?」
月「ついさっきまで、私を殺そうとしてたのに。随分優しいのね」
(燈夜、一瞬だけ目を伏せてから、静かに笑う)
燈夜「……僕もね、自分がよくわからないよ」
燈夜「君が“いいよ”って言ったとき、この子、壊れてるって思った」
燈夜「でも同時に……その声が、なぜか気になった」
月「……なぜ?」
燈夜「たぶん……君が、僕よりもずっと壊れてたから」
(月、少しだけ表情を曇らせる)
月「ひどい言い方」
燈夜「うん。ひどいよね。でも――僕自身が壊れてたから、すぐに気づけたのかも」
(静寂。カップの中で、泡が弾ける音だけが響く)
燈夜「……“壊れたもの同士”でもさ、直せることってあると思うんだ」
月「……そんなの、綺麗ごと」
燈夜「かもね。でも、試してみたくなったんだ。君となら、って」
(月、黙ったまま、ラテに口を近づける)
(ひとくち、そっと飲んで――目を閉じる)
月「……あまい」
あとがき(第6話)
「……あまい」
そのひと言には、たぶん味以上の意味があったのでしょう。
壊れた心の奥に、そっと染みていく優しさ。
たとえほんのひとときでも、誰かと向き合うことで生まれる“ぬくもり”を描きたくて、このシーンを書きました。
壊れているからこそ、触れられるものがある。
ふたりの静かな時間が、読んでくださったあなたにもそっと届いていたら嬉しいです。
🕯️登場人物
久坂 燈夜(くさか とうや)26歳
・薬剤師(元研究者)
・身長185cm
・明るい栗色の髪、左目の下に目立つほくろ
・どこか病んだ目をしている
・虚無を抱えながら生きる青年
蒼城 月(あおき るな)25歳
・福祉施設の事務職
・身長155cm
・銀髪のゆるふわロング、ブルーの瞳
・どこか儚げで、でも芯のある女性
•ちょっぴり天然さん
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※この物語と使用画像は、作者(tukito55)による完全な創作です。
画像はChatGPTを通じてAI生成したものであり、物語の雰囲気を伝えるためにオリジナルで作成しました。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
