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【読書メモ】『永遠の記憶』(著:東野圭吾)

ガリレオ先生、最後の挨拶。少し前に著者の東野圭吾先生がお亡くなりになられたとのこともあって、弔意も込めて、久々にハードカバー版の小説を購入。出来るかぎりにネタバレも踏みたくなかったので、発売日その日(8/5)に一気読みしてしまいました。

さて、物語は「履歴る(たどる)」「終活る(ふりかえる)」との全2章の構成。「履歴る」が現在のお話し、「終活る」が過去のお話しで、雰囲気としてはどこか、同じ東野先生でも別シリーズの中の一冊となる『祈りの幕が下りる時』にも通じるものがあるような、ないようなといったところ。

端的に言えば、2005年発行の『容疑者Xの献身』に対する一つのアンサー小説といった体裁でもあるのでしょうか、、これ以上はネタバレが過ぎるとなりますかね。

何というか、『容疑者Xの献身』がお好きな方であれば是非、手に取っていただきたいと思います。2005年からの20年越しの物語が「時の輪」を経て、といったところで、、かの”咆哮”の先を夢想するのもまた楽しからずや、とは、、映画版(2008年公開)も観たくなってきます。

そして個人的には、二人が隠遁後に(養蜂でもしながら)各々に安楽椅子に揺られながら、一人の訪問&相談を折々で受けている、なんてのも読みたかったなぁ、、とも。

東野先生、本書を執筆されていた時はどういった「ご状況」であったのでしょうか。もしある程度「視えて」いたのであれば、この「仕掛け」はあまりに哀しく、そして美しくも。

あらためて、ご冥福をお祈り申し上げます。

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