これまでの経験が、あなただけの「宝物」になる日!人生の棚卸し、はじめませんか?
「自分には、何もないんですよ。」
体験コーチングで、50代・60代の方がよく口にする言葉です。
でも、その言葉の後に少し話を聞くと、驚くほどの経験が出てきます。30年以上続けてきた仕事のこと。家族を支えてきた日々のこと。失敗して、立て直して、また前へ進んできたこと。誰かに感謝されて、それが今も心に残っていること。
「何もない」はずの方が、気づけばこんなにも豊かなものを持っている。
そのギャップに、私はいつも胸を打たれます。
土壌は、すでにあなたの中にある
農業の二毛作をご存知でしょうか。同じ土地で、春に稲を、秋に麦を育てる。二度の収穫を生み出す、先人の知恵です。
人生も、二毛作ができます。
定年までの「第一の作物」とは、生活のため、家族のため、社会のために育ててきた作物のこと。その年月の中で、あなたは知らず知らずのうちに、豊かな土壌をつくってきました。
仕事の現場で積み上げた専門的な知識。人間関係の中で磨かれた、相手の気持ちを読む力。失敗から這い上がった経験が教えてくれた、本物の問題解決力。長年かけて築いてきた、信頼でつながった人脈。
これらは全て、今もあなたの中に生きています。
第一の作物は、収穫されても消えません。土壌として、次の種を待ち続けているのです。
なぜ「何もない」と感じてしまうのか
では、なぜ「自分には何もない」という感覚が生まれるのでしょうか。
一つ目の理由は、「当たり前になりすぎている」からです。
長年やり続けてきたことは、自分にとって当たり前になります。「これくらい誰でもできる」と思っている。でも、それが全くの思い込みであることに、気づいていない。
あなたが「当たり前」と感じていることが、若い世代には「どうやってやるんですか?」と目をキラキラさせて聞かれることだったりします。あなたにとっての「空気」が、他の誰かにとっての「宝物」なのです。
二つ目の理由は、「間違った軸で比べている」からです。
自分の経験を評価しようとする時、私たちはつい若い世代の「勢い」や「最新のスキル」と比べてしまいます。でも、それは間違った比較です。
50代・60代の強みは「量」ではなく「質」にあります。修羅場をくぐってきた数。失敗を乗り越えた回数。人の心の機微を読んできた年月。これらは、若さでは絶対に代替できないものです。
比べる軸が違えば、答えも違ってくる。「何もない」という感覚は、軸を間違えているサインかもしれません。
「人生にムダなものは、何もない」
ここで、TrueLIFEの哲学の核心をお伝えしたいと思います。
人生にムダなものは、何もない。
辛かった経験も。遠回りだったと思っていた時間も。うまくいかなかったプロジェクトも。「こんな苦労、しなければよかった」と感じた出来事も、全部が、今のあなたをつくってきた素材です。
農業でいえば、土に積もった落ち葉や堆肥のようなものです。それ自体は朽ちたように見えても、時間をかけて土壌を豊かにしていく。「あの経験は失敗だった」と思っていたものが、第二の作物を育てる上での最高の養分になることがあります。
視点が変わると、過去が変わります。
「あの時は辛かった」という事実は変わらない。でも、「あの経験があったから、今の自分がある」と捉え直した時、同じ過去が「宝物」として機能し始めます。
あなたのこれまでの人生に、ムダはありません。ただ、まだ「棚卸し」をしていないだけです。
棚卸しで見えてくる、三つの財産
お店では定期的に在庫の棚卸しをします。何がいくつあるかを把握して初めて、何が足りなくて、何が活かせるかがわかる。
人生も同じです。
棚卸しをすると、大きく三つの財産が見えてきます。
一つ目は、経験です。
何をしてきたか。どんな現場に立ってきたか。どんな困難を乗り越えてきたか。これは他の誰も持っていない、あなただけの財産です。たとえ「同じ仕事をしていた人は他にもいる」と感じていても、あなたがその仕事を通じて得たもの、感じたこと、学んだことは、世界に一つしかありません。
二つ目は、知恵です。
経験から学んだこと。失敗から気づいたこと。「こうすればうまくいく」という勘所。「これをやってはいけない」という肌感覚。これらは本には書いていない、生きた知識です。誰かに教わったのではなく、自分の体で学んできた知恵は、何よりも深く、何よりも確かです。
三つ目は、人脈です。
長年かけて築いてきた人とのつながり。信頼で結ばれた関係。「あの人ならこれを知っている」というネットワーク。これは一朝一夕では作れない、最も価値ある財産かもしれません。50代・60代が持つ人脈の深さと広さは、どれだけお金を積んでも、若い頃には手に入らなかったものです。
この三つが揃っている。それが今のあなたの状態です。
棚卸しをすると、何が変わるか
棚卸しをした方から、よくこんな言葉を聞きます。
「こんなにいろんな経験をしてきたのか、と初めて気づきました」
「あの失敗が、ここにつながっていたのか、と思うと胸が熱くなりました」
「自分には何もないと思っていたのに、書き出してみると止まらなくて」
棚卸しをする前と後では、自分の見え方が変わります。それは気のせいでも、ポジティブ思考でもありません。ただ、見えていなかったものが、見えるようになるだけです。
そして、自分の「在庫」が見えると、初めて「何を活かせるか」が見えてきます。何を活かせるかが見えると、「どんな第二の作物を育てたいか」という問いに、答えやすくなります。
棚卸しは、過去を振り返るためではありません。第二の人生の「地図」をつくるためにやるのです。
最後に、あなたへの問い
今日の記事を読んで、一つだけ問いを持ち帰ってください。
あなたのこれまでの人生で、「誰かのためになれた」と感じた瞬間はありますか?
どんな小さなことでも構いません。「助かりました」と言われたこと。「あなたがいてくれてよかった」と感じた場面。「それ、どうやってやるんですか?」と聞かれたこと。
その記憶の中に、あなたの「第一の作物」が隠れています。そして、その記憶こそが、第二の作物の種になります。
あなたの「第一の作物」を、言葉にしてみませんか?
ここまで読んでくださったあなたへ。
「棚卸しの大切さはわかった。でも、自分一人でやろうとすると、どこから手をつければいいのかわからない」という方に、次のステップをご用意しました。
TrueLIFEワークシートシリーズ Vol.3「人生棚卸しシート」
このシートは、4つのパートで構成されています。
このシートに静かに向き合うことで、
「こんなにあったのか」という気づきが生まれます。
また、書けなかった問いがあれば、それこそが次のステップへのヒントです。
棚卸しをした後のあなたの見え方が、少しでも変わっていることを期待しています!
また、有料エリアには、無料でTrueLIFEコーチングを体験するための申込みフォームも用意しています。
ワークシートは、こちらからダウンロードしてください。(有料エリア)
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