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#15 事件「宿題が終わらない」の真相

「先生、うちの子、宿題が終わらないんです」
本当によく聞きます。

でもね。
ここでちょっと厳しいことを言うと、
宿題が終わらないって、「結果」なんですよ。問題は結果ではない。なぜその結果になったのか。
本当の問題は、
なぜ終わらないのか
こっちなんです。

まず一番多いのが、
ダラダラやっているケース。

机には座ってる。
でも、消しゴムいじる。水飲む。
トイレ行く。ぼーっとする。
なんかノート見てる。文房具分解する。
鼻歌。手遊び。
机に向かっているのに、まったく進んでない。

これ、結構あります。
勉強してるように見えるけど、時間だけ流れてる。

親からすると、
「3時間やってたのに!」ってなるんですけど、
いや、実際は違うんですよ。
3時間机にいただけで、
勉強したのは1時間とか。普通にあります。
勉強のやる気スイッチが押せず、上手く切り替えられてないんですね。

もう一個。
これは結構しんどい。
わからなくて止まってるケース。

算数がわからない。
理科の計算がわからない。
社会の言葉がわからない。
でも、
「わからない」と言えない。

で、止まる。
止まったまま、時間だけ過ぎる。

これ、本人もしんどいんですよ。
やってないように見えるけど、
実は、止まってる。

だから、
宿題が終わらない時って、ただ怒るのは違う。

「どこで止まったの?」これを見てあげる。この、分からないが積み重なるとどこから分からなくなったのかまで分からなくなり、
「苦手だからしょーがない」と向き合わなくなります。
厳しいことをいいますが、社会苦手、漢字苦手など知識系の苦手は有り得ない。
やれば、できるから。

正しくやれなくなると、こうやって沼にハマってしまいます。

あと、
結構危ないのが、
宿題が終わらない状態を、当たり前にしちゃうこと。

「まあ今日はここまででいいか」
「このページはやらなくていいか」
「間に合わないから飛ばそうか」
これが毎週になると危ない。

宿題は、塾からの“処方箋”なんですよ。
病院いって薬もらったら飲むでしょう?
1度も飲まずに、なんで治らないんだ!とクレームしたら、変な人ですよね。
宿題やらずに、成績上がらないんですー、というのは、それと同じ。

宿題は、塾からの成績保証だと思ってほしい。
これだけやったら、次の授業についてこれますよ、
これだけやったら、合格しますよ
っていう量なんです。

もちろん、
塾によっては量が多すぎることもあります。
特に小5、小6はあります。

でも、その時に大事なのは、
家で勝手に減らさないこと。

塾に相談してほしい。

「ここまでならできる」
「この学校を目指したい」
「この量が回らない」

こういう話を、
ちゃんと塾とした方がいい。

一番危ないのは、
家で勝手に減らして、
塾は知らない、という状態。

塾から見ると、
「なんでここできてないんだろう」
になるし、
親から見ると、
「こんな量無理」
になる。

すれ違いは不信感をうみ、双方、不満を募らせる。
これ、誰も得しないんです。

宿題が終わらない子って、
怠けてるとは限らない。

時間の使い方が悪いのか。
難しくて止まってるのか。
質問できてないのか。
量が合ってないのか。

ここを見ないといけない。

だから、
「なんで終わらないの!」
じゃなくて、
何が起きているのか
を見てほしい。

宿題は、
ただ終わらせることが目的じゃない。
成績を上げ、合格するための「手段」です。

その子が、
今どこで困っているのか。
それが一番よく見える場所なんです。

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