#87 絵本の紹介⑰『ことばのかたち』
私が好きな絵本をご紹介します。
小学校で、中~高学年の児童に読み聞かせをすることもあります。
『ことばのかたち』
(おーなり由子/作、講談社、2013年)
もしも
話すことばが 目に見えたら
どんなかたちを しているだろう
美しいことば
誰かを傷つけることば
楽しいことば
悲しいことば
さまざまなことばの 色やかたち
色とりどりの花、とがった針、やわらかな毛布
やさしい色彩で描かれた絵と
ていねいに紡がれる著者のことば。
声によって 色はかわるのかな
きっぱりとした声なら
オレンジの花
しずかな声なら 青い花
やさしい声は さくらいろ
そんなふうに
今日、職場の小学校で、子どもたちと話した時、先生方と話した時、私の声はどんな色をしていたのだろう。
どんな形で相手に届いたのだろう。
毎日、私の口から発される言葉たち。
すべての想いを、言葉にできるわけではない。
言葉にできるのは、私が感じていることのほんのひとかけら。
だからこそ、心がともなわない空虚な言葉を使わないように。
粗雑な言葉を、粗雑に発することがないように。
目の前の相手をちゃんと見て、ちゃんと感じて。
相手に何を伝えたいか、届けたいか、
意図をもって話したい。
もっと、ていねいに、こまやかに、他者と関わりたい。
そう気持ちを新たにさせてくれる絵本です。
私がとくに「ああ、よいなぁ」と感じたページ。
「だまっている」という ことばのむこうに
ゆたかな森が ひろがっているかもしれない
沈黙の背後にあるものを、感じられる人でありたい。
自分の気持ちにスペースがないと、難しいのだけれど。
ゆっくり呼吸して。
明日はもっとゆったりとした気持ちで過ごそう。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
みなさまの紡ぐ言葉に、心が喜び、潤う毎日です。
明日も、楽しみに、みなさまの言葉、読ませていただきます!
*Amazonアソシエイトとして、うだよしこは適格販売により収入を得ています。
いいなと思ったら応援しよう!
みなさまの応援が、とても励みになります!いただいたチップは書籍の購入に使わせていただきます。