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ドラマ「席替えしたら、どうやら後ろの男が俺のこと好きらしい」FOD先行配信視聴感想

※以下ネタバレ要注意!








第1話感想

す「好きだよ。ずっと前からお前のことが好き」――
席替えから始まる!? 正反対な2人の恋
ごく平凡な高校生・間山晴(小西詠斗)は、後ろの席から回ってきたプリントに告白文が書かれていて衝撃を受ける。
まさかの送り主は、クラスの中心的存在の超絶イケメン・朝宮光星(元之介)。
自分宛じゃないよな?と疑うけど、朝宮はあっさりと「間山に書いた」と即答。
それどころか、重すぎる愛が日に日にヒートアップしていく !?
「無理。ずっと我慢してたから」「俺はずっとこうしたかった」最初から最後まで尊さ MAX !!
恋に一直線な一軍男子×超ウブな純粋男子の青春 BL♡

「席替えしたら、後ろの席の男が俺のこと好きらしい」

クラスでぼっちなのは、BeLuck文庫(スターツ出版刊)における受け役の宿命なのでしょうか?(これから放送される陽キャ集団の作品もそんな感じですし……)。そして相手(攻め)がクラスどころか校内カースト1位の存在なのも、BeLuck文庫のお約束なのかもしれません。
調べたところ、BeLuck文庫の大きな特徴として、主な読者層が10代〜20代の若年層であることが挙げられます。従来の一般的なBL小説レーベルに比べて読者の年齢層が低いのが特徴です。

元来、30代の私たちが慣れ親しんできた「BL小説」というジャンルは、一般文芸でも活躍されている凪良ゆう先生、一穂ミチ先生、木原音瀬先生といった作家陣が牽引してきました。
人間のエゴ、重い過去、社会の生きづらさ、一筋縄ではいかないドロドロとした愛憎など、「重厚で複雑な人間ドラマ」を描き、30代以上の大人の鑑賞に耐えうるビターで深いストーリー展開が特徴です。(ちなみに一般的な商業BL小説レーベルの読者年齢層は、30代〜40代が全体の半数以上を占めるそうです)。
そのため、学校や身近な環境を舞台にした「爽やかでピュアな青春・王道ラブストーリー」を基本とするBeLuck文庫とは、ターゲットも作風も大きな差があるのだと感じました。

さて、ドラマ『セキスキ』本編の話に戻ります。
​ぼっちでクラスに馴染めずにいる間山は、あらすじ通り、席替え直後のテストの答案用紙に「お前のことが好き」と書かれます。
しかし、最初は朝宮の意図にまったく気づきません。
その後のシーンでは、学園モノ名物の「購買部パン争奪戦」に参加。
見事最後の1個をゲットできた間山ですが、パシリにされていると思われる別クラスの男子が困っているのを見かねて、そのパンを譲ってあげます。
その後、なぜかスギちゃん演じる校長先生が(生徒には見向きもされずに)売っていたパンを1つ購入。踊り場でひとり、めちゃくちゃ固そうなパンを食べながら朝宮の答案用紙のメッセージについて考えていると、朝宮本人が現れます。 
答案用紙のメッセージについて「正直に自分が間山に書いた」と伝える朝宮ですが、間山の思考はまったくついていきません。
そこで朝宮は、直接書くのではなく付箋を使ってメッセージを送り直します。
それでもマイナス方向に捉えてしまう間山を、朝宮は音楽室に呼び出し、2人きりでしっかりと自分の想いを伝えます。
この男、迷いが一切ありません。
朝宮が付箋に書いた内容は、間山にとっては「自分の良くない部分」だと思っていたことでした。
しかし朝宮にとっては、それこそが間山の「優しさ」であり「魅力」であり、好きになった要素だったのです。
さらに、間山のために朝宮が購買部の争奪戦で買ってきたパンを渡そうとしますが、間山はお金を払おうとするなど、タダでは受け取ろうとしません。
そこで朝宮が「だったら1つお願いがある」と提案。間山が身構えると、返ってきたのは「寝癖触りたい」でした。
朝宮の触り方がいやらしかったのか、変な感じになってしまう間山は、誤魔化すように必死でもらったパンを食べます。するとここで、BL定番の「口の横にクリームがついている」シチュエーションが発生!
朝宮は間山の口元についたクリームを指で拭い、躊躇なく自分の口に入れます。
しかし、間山は「これは友人としての『好き』なのか? それとも恋愛対象としての『好き』なのか?」と、鈍感にもほどがあるモノローグを残して第1話は終了。
どストレートに好意を伝えるスクールカースト1位 × 超鈍感ネガティブぼっち系男子。
ふたりの恋愛の行方はどうなるのか、次回も楽しみです!

OP&ED

オープニングテーマ:「白鯨」/ キミノウィルス
明るく爽やかな曲調に乗せて、メインキャストの4人が校舎から校庭へと全力で走り抜けていく、思いっきり青春を感じさせる映像でした。
まさに王道学園BLのOPといった爽快感あふれる仕上がりです。

エンディング主題歌:「NPC」/ SUPER★DRAGONメインキャストのひとり、常川田光希役の飯島颯さんが所属するダンス&ボーカルグループ・SUPER★DRAGON(EBiDAN)が担当するダンスナンバー。
映像のラストではキャスト全員でダンスを披露しています。
TikTokなどで出演者が主題歌に合わせて踊る動画はよく見かけますが、ED映像で本編キャストがそのまま踊っているのは珍しい演出だなと感じました。
それもそのはず、今回のメインキャストは全員ダンスのポテンシャルが抜群!

・飯島颯さん(SUPER★DRAGON)& 平本健さん(DXTEEN):現役ダンス&ボーカルグループ所属

​・元之介さん:TikTokを中心に活動していた実績があり、魅せ方に慣れている

​・小西詠斗さん:ミュージカルに限らず歌やダンスが必須となる2.5次元舞台などの出演経験が豊富

​それぞれのバックボーンが見事に活かされた、非常に見ごたえのあるエンディングでした!

まとめ

まさに王道の青春BL! 昨年大ヒットした『修学旅行で仲良くないグループに入りました』の系譜をしっかりと受け継いでいる印象を受けました(出版社もレーベルも同じスターツ出版のBeLuck文庫ですしね)。
今回、レーベルの特徴やターゲット層(10代〜20代)について詳しく調べたことで、作品のコンセプトや作風の狙いがより明確になりました。
ターゲット層を知った上での視聴でしたが、いざ蓋を開けてみれば30代の私でも思わずニヤけてしまうほど存分に楽しめました(笑)。
重厚な大人向けBLとはまた一味違う、王道だからこそのピュアで甘酸っぱいときめきが詰まった本作。今後の展開とふたりの距離感がどう変わっていくのか、第2話以降も非常に楽しみです!



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