日本で初めて119番をした夜。救急車で運ばれて、まさかの尿路結石でした
一昨日の夜8時ごろ、突然お腹が激しく痛み始めました。
最初は何が原因なのかまったく分からず、「少し我慢すれば治るかな」と思って、水を少し飲み、お腹を押さえながらベッドに横になりました。
そのまま1時間ほど眠ってしまい、目が覚めてから一度トイレへ。
少し寝たし、もう大丈夫かなと思ったのですが……
甘かったです。
しばらくすると、また激しい痛みが襲ってきました。
今度は「ちょっと我慢すれば大丈夫」というレベルではありません。
痛すぎてベッドの上で何度も体勢を変え、しまいにはゴロゴロ転がるような状態に。
そんな私を見た夫が、
「もう119番しよう。病院に行ったほうがいいよ」
と言いました。
日本で初めて119番に電話
正直、少し迷いました。
日本に来てから救急車を呼ぶのは初めて。
しかも外国人なので、
「ちゃんと日本語で症状を説明できるかな」
という不安もありました。
でも、とにかく痛い。
そんなことを考えている余裕もなく、119番に電話しました。
電話はすぐにつながりました。
「お腹がすごく痛いです」と自分の症状を伝え、住所を確認してもらいました。
電話を切ってから急いで着替え、必要な身分証x明書などを準備。
すると、本当にあっという間でした。
体感では5分も経っていなかったと思います。
救急車が家の前に到着しました。
その日は外が大雨。
私も夫も傘を持って出る余裕すらなく、そのまま救急車に乗り込みました。
外国人だと分かると、翻訳機を使ってくれた
救急車には2人の救急隊員の方がいました。
名前や年齢などの基本情報を確認したあと、
「いつから痛いですか?」
「どのあたりが痛いですか?」
「吐き気はありますか?」
など、症状についていろいろ質問されました。
私が外国人だと分かると、救急隊員の方は自然に翻訳機も使ってくれました。
簡単な内容は日本語で。
少し難しい内容や、正確に理解しているか確認したいところは翻訳機で。
そんなふうに一つひとつ確認してくれました。
必要な測定や質問が終わると、救急車はそのまま近くの病院へ向かいました。
外はずっと大雨。
救急車の中で横になりながら、
「一体、何なんだろう……」
と考えていました。
原因が分からない痛みって、本当に怖いですね。
もちろん、頭の中ではいろいろな可能性を考えてしまいます。
夫がずっとそばにいてくれたことが、そのときは本当に心強かったです。
救急外来に着いてからの流れが、とにかくスムーズだった
病院に到着すると、すぐに女性の先生が来てくれました。
印象に残っているのは、先生がほとんどずっとベッドのそばにいてくれたことです。
パソコンを使いながら、
「どこが痛いですか?」
「いつからですか?」
「今も痛いですか?」
と質問し、その場でどんどん情報を入力していきます。
私はお腹が痛くて歩くのがつらかったので、検査へ行くときも無理に歩かされることはなく、先生が車椅子を押して連れて行ってくれました。
検査室も救急外来と同じ1階にまとまっていたので、移動もとてもスムーズでした。
点滴をして、
採血をして、
尿検査をして、
画像検査をして……
次から次へと検査が進んでいきます。
「次はどうすればいいんだろう?」
と迷う時間がほとんどありませんでした。
そして不思議なことに、一通り検査が終わったころには……
あれ? お腹が痛くない。
さっきまでベッドの上で転げ回っていたのに、痛みが消えていたんです。
診断結果は「尿路結石」
1時間もしないうちに、検査結果が次々と出てきました。
女性の先生から説明されたのは、
「尿路結石ですね」
ということでした。
先生の説明では、強い痛みの原因になっていた石が、排尿の途中ですでに出た可能性があるとのこと。
だから急に痛みがなくなったのかもしれません。
ただ、まだ小さな石が残っている可能性もあり、これから再び痛みが出ることもあると言われました。
念のため痛み止めも処方してもらい、検査結果についても一つずつ説明してもらいました。
そして、特に大きな問題がないことを確認すると、そのまま帰宅することになりました。
119番に電話してから、
救急車に乗り、
病院へ行き、
検査を受け、
結果を聞いて、
薬をもらって帰る。
ここまで全部合わせても、2時間ちょっと。
病院を出るとき、
「えっ、もう全部終わったの?」
という感じでした。
N2に合格していても、病院では全然足りなかった
今回、もう一つ強く感じたことがあります。
それは言葉の壁です。
私はJLPTのN2には合格しています。
普段の生活なら、日本語である程度コミュニケーションを取ることもできます。
でも、病院は別世界でした。
身体の部位、症状、検査項目、医療用語……
普段の生活ではほとんど聞かない言葉が次々と出てきます。
「あれ? N2を持っているのに、全然分からない……」
と何度も思いました。
でも、救急隊員の方も女性の先生も、とても丁寧に対応してくれました。
基本的には日本語。
必要に応じて英語。
それでも難しいところは翻訳機。
特に大事な説明については、私がちゃんと理解できているか確認しながら話してくれました。
日本語が完璧ではない外国人だからといって、診察が雑になったり、放っておかれたりするようなことはありませんでした。
むしろ、
「どうすればこの人に正確に伝わるか」
を考えながら対応してくれているのが伝わってきました。
本当にありがたかったです。
ところが、これで終わりではなかった……
病院を出たときは、
「石も出たみたいだし、これで終わった!」
と思っていました。
ところが……
昨日、また痛い。
そして今日も、また痛い。
どうやら、まだ完全には終わっていないようです(笑)。
もしかすると、まだ小さな石が残っているのかもしれません。
そして今回、どうしても認めなければならないことがあります。
私は、本当に水を飲まない人です。
喉が渇かなければ、自分から水を飲むことをすぐ忘れてしまいます。
気がつけば、
「あれ? 今日ほとんど水飲んでないな」
ということも珍しくありません。
今回のことをきっかけに、さすがに生活習慣を少し見直さなければと思いました。
「喉が渇いていないから大丈夫」
ではなく、これからは意識して水分を取るようにしようと思います。
身体から、
「そろそろちゃんと水を飲んでください」
と警告されたような気分です(笑)。
外国で体調を崩すということ
今回、初めて日本で119番に電話して、救急車に乗り、夜間の救急外来を経験しました。
結果的には大きな問題ではなく、本当によかったです。
でも、自分がまだ言葉を完璧に使えない国で、突然身体に異変が起きるというのは、想像していた以上に不安なことでした。
しかも、その日は大雨。
原因の分からない腹痛。
初めての119番。
初めての日本の救急車。
初めての夜間救急。
不安になる条件が全部そろっていました。
それでも、119番の電話に対応してくれた方、2人の救急隊員、病院の女性の先生やスタッフの方々が、一つひとつ確認しながら対応してくれました。
日本語だけで伝わらなければ英語。
それでも難しければ翻訳機。
そんな対応を見ていて、
「言葉が完璧じゃなくても、ちゃんと伝える方法を一緒に探してくれるんだ」
と感じました。
あの大雨の夜、助けてくださった皆さんには本当に感謝しています。
そして、最初から最後までずっとそばにいてくれた夫にも感謝です。
さて。
私が今やるべきことは……
とりあえず、水を飲むこと。
この記事を書きながらも、ちゃんと水を一杯飲みました(笑)。
もう身体から、こんな激しい方法で注意されたくないので。
今日から少しずつ、「水を飲む習慣」を身につけようと思います。
