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サイレンは、4.1秒に1回鳴っているらしい|救急の日|2026年9月9日|記念日上等

家族の誰かが急に倒れて、救急車を呼ぶべきか、しばらく様子を見るべきか、一瞬迷ってしまった経験。中年世代なら、一度や二度はそういう場面を通り過ぎているかもしれない。

9月9日は「救急の日」。昭和57年に厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が、「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合わせで定めた記念日で、この日を含む一週間は「救急医療週間」として、全国の消防署や医療機関で応急手当講習やAED体験が開かれている。

調べてみると、数字がなかなか具体的だった。令和5年の全国の救急出動件数は763万8558件。1日平均に直すと約2万928件、秒数で言えば約4.1秒に1回、日本のどこかで救急車が出動している計算になる。

搬送された人は664万1420人で、これは国民の19人に1人にあたる割合だという。自分や身近な誰かが、一生のうちに一度は搬送される側にまわっても、まったく不思議ではない数字らしい。

ただ、救急車はすぐ来るものだと思い込んでいると、少し肩透かしを食う。

通報を受けてから現場に到着するまでの平均時間は約10.0分で、コロナ禍前の令和元年(8.7分)と比べて1.3分ほど延びているという。119番した瞬間から数えて10分というのは、実際に待つ側になってみると、思いのほか長い。

搬送された人の内訳を見ると、急な病気が449万5904人(67.7%)で最も多く、次いで転倒などの一般負傷が105万9922人(16.0%)、交通事故は36万549人(5.4%)だという。事故のイメージが強い救急車だが、実際には家の中や職場で急に体調を崩した人を運ぶ役割の方が、はるかに大きいらしい。

その10分をただ立ち尽くして過ごすか、心肺蘇生やAEDの使い方をひととおり知っていて動けるかで、待ち時間の重さはずいぶん変わってくる。学校で避難訓練は繰り返しても、応急手当を体系立てて教わった記憶がある人は、案外少ないのではないだろうか。

暦の上ではちょうど「白露」の時期に入ったところで、朝の空気に少しだけ湿った冷たさが混じり始める季節でもある。季節の変わり目は体調を崩しやすく、実は救急のお世話になりやすい時期でもあると思うと、今日という日の巡り合わせも、なんとなく納得できる気がしてくる。

今日という日をきっかけに、救急車を呼ぶ目安や、自宅から一番近いAEDの場所を、家族と少し話してみる。それだけのことでも、いざという時の10分の使い方は、きっと変わってくる。

{今日という一日を大事にしていきましょう。感謝!}

なるほど、余白人は普通二種の運転免許を持っているので、教習所でAEDの使い方や心臓マッサージの仕方の教習を受けたことがあるが、幸いなことに、一度も実際に処置を行ったことがない。

実際そのような場面に遭遇して、適切に対応できるか、とても不安である。これからは呼ばれることもあるかもしれないが、どこかで復習しておきたいと思う朝である。

{次回も、また目にしていただくと嬉しいです。}

【これからのひとり時間】

救急車の話は、身構えて話すと重くなりがちだが自宅から一番近いAEDがどこにあるか、実は知らないという人も多いはずで、駅やコンビニ、職場のフロアなどを思い浮かべてみるだけでも一歩になる。

余白人なら、スマートフォンに全国版救急受診アプリを一つ入れておいて、いざという時に「呼ぶべきか、様子を見るべきか」を一人で抱え込まずに済むようにしておく、くらいの距離感で今日を過ごしてみたい。

すぐに何かを変える必要はなく、次に家族と顔を合わせたときに、救急車を呼んだ経験の有無や、応急手当講習を受けたことがあるかどうかを、雑談のひとつとして聞いてみる。それだけでも、いざという時の心構えは少し変わってくる。

【今日のちょい得メモ】

〈スマホに入れておくと安心、無料の救急受診判定アプリ〉

消防庁が提供する全国版救急受診アプリ「Q助」。症状を選ぶだけで「今すぐ救急車を呼ぶべきか」「医療機関を受診すべきか」の目安が表示される無料アプリで、iOS・Android両方に対応。医療機関や受診手段の検索機能もついている。

〈9月9日に無料公開、AEDの使い方をアプリで学べる新教材〉

公益財団法人日本AED財団が「救急の日」にあわせて、胸骨圧迫とAEDの使い方を学べるデジタル教材「AEDクラス」を無料公開。学校や職場でのグループ学習を想定した内容で、誰でも利用できる。

〈自宅から無料受講できる、消防庁の応急手当オンライン講習〉

総務省消防庁が提供する「応急手当WEB講習」。心肺蘇生法やAEDの使い方を動画で学べるe-ラーニングで、無料・いつでも受講可能。救命講習の一部時間短縮にも使える。

【東海圏の情報】

〈三重県伊賀市のショッピングセンターで、AED体験ができる無料イベント〉

伊賀消防署が「救急の日のつどい2026」を開催。心肺蘇生法(胸骨圧迫)やAEDの使い方を体験しながら学べるほか、救急車の展示も行う。2026年9月12日(土)午前11時〜午後2時、PLANT伊賀店(三重県伊賀市ゆめが丘1丁目1-1)にて、参加無料・申込不要。

【今日のその他の記念日】

重陽の節句
手巻き寿司の日
カーネルズ・デー
秋のロールケーキの日
九九の日
きゅうりのキューちゃんの日
食べものを大切にする日
世界占いの日

【歴史上の今日】

1886年(明治19年) スイスのベルンで「文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」が締結される。

1942年(昭和17年) 日本海軍の潜水艦搭載機がアメリカ・オレゴン州の山中を空襲。日本軍によるアメリカ本土空襲は、この一件のみとされる。

1945年(昭和20年) 中国・南京で日本の岡村寧次大将が降伏文書に署名し、日中戦争が終結。

1948年(昭和23年) 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が建国を宣言。

2017年(平成29年) 陸上短距離の桐生祥秀が100メートル走で9秒98を記録し、日本人選手として初めて10秒の壁を破る。

【余白おみくじ】

「記念日上等」は、今日という日を大事に生きるための記事サプリを目指しています。

知らなければ見過ごしてしまうことも、知ると「なるほど」が増える。記念日をきっかけに、いつもの一日に新しい発見や小さな行動が生まれたら嬉しい。

余白人が、いちばん楽しんでいるのかもしれません。

皆様の毎日に、生活の余白がひとつ増えたら嬉しいです。

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