なんでこんなに余裕がないの?— ちゃんとやってるのに、しんどい理由 —
「なんでこんなに余裕がないんやろ…」
こんな風に、ふとした瞬間に思うことありませんか?
毎日やることに追われて、気づいたら一日が終わっていて。
ちゃんとやってるはずやのに、どこかずっとしんどいまま。
思えば、これまでの人生でも、似たような感覚になることが多かった気がします。
この傾向は、母の介護がはじまってからは、さらに強く感じるようになりました。
朝から、もう余裕がない。
何時までにこれをして、
そのあとあれをして、
次はこれ…
そして、これ…
こんな風に、頭の中ではずっと、次の予定が流れ続けていて、
気づけば、呼吸も浅くなっている。
ちゃんとやらないと。
遅れたらいけない。
全部回さないと。
そんなふうに思えば思うほど、体に力が入って、
どんどん苦しくなっていく…
例えば、朝に受診がある日。
母の準備と、父の身の回りのこと、
その合間に自分の支度もして…
本当は、受診に間に合えばそれでいいはずなのに、
「あれもやっておかないと」
「これも済ませておかないと」って、
気づけば、分刻みどころか秒刻みで動いている。
少しでも流れが崩れると、
焦りとイライラが一気に出てきて、
家の中の空気までピリッとしてしまう…
そのとき、頭の中ではずっとこんな声が流れていました。
「次これしないと」
「早くしないと」
「遅れてる」
まるで、自分を急かし続ける監督のようです。
少し前までの私は、
「こうしないと回らない」
「自分がやらないと無理」
などと、本気で思っていました。
でも、今振り返ると、
本当はそこまで完璧にやらなくてもよかったし、
少しくらいずれても大丈夫なことばかりだったのです。
ただ、余裕がないときというのは、
それが見えなくなるのですよね。
それに気づいたとき、私は少しハッとしました。
自分が全部やろうとしていたことで、
逆に、家族ができることまで奪ってしまっていたかもしれない、と。
本当はゆっくり落ち着けば父にもできること、母にもできることもいろいろあったでしょう。
でも、そのできることを、
「時間がないから」と先回りしてやってしまう。
その積み重ねが、
自分の負担を増やしていた部分もあったと思います。
だから今は、
「全部ちゃんとやる」よりも、
「少し余白を残すこと」を大事にしています。
その日にやることを絞って、
あとは流れに任せる。
それだけでも、
心の余裕は少しずつ戻ってきました。
あとから振り返ると、
そのとき“今すぐやらないといけないこと”って、
思っていたより少なかったように感じます。
もし今、
「時間が足りない」と感じているとしたら、
もしかするとそれは、やることの多さだけじゃなくて、
“少し立ち止まる時間や、気持ちをゆるめる余裕がないこと”が、
影響しているのかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
