デザインの依頼を、そのつどメッセージに書くのをやめた。依頼書に項目を固定する
Web制作やデザインを人に頼むとき、依頼の中身をメッセージにそのまま書いて送っていました。
「このページのデザインをお願いします。納期は来週で、こんな感じのサイトが好みです」——参考サイトのURLを1つ添えて、送信。
毎回、その場で書いていました。だから毎回、何かが抜けます。
私は受ける側にいたこともあります。そのときいちばん困ったのが、参考サイトのURLだけが送られてくることでした。
好みの色や、入れたい文言は、こちらから必ず確認していました。それでも「特にない」と返ってくることはあります。それは構いません。決まっていないなら、こちらで決められます。
困るのは、参考サイトだけが渡されて、そのサイトの何を参考にしたいのかが分からないときです。
配色なのか。文字の大きさなのか。写真の使い方なのか。全体の雰囲気なのか。URLだけでは分かりません。聞き返せば分かりますが、そこで1往復が発生します。
依頼する側に回ったとき、私はこれをメッセージに書くのをやめました。依頼書を1枚作って、毎回それを渡すようにしました。
このnoteでは、その依頼書に何を固定したかだけを扱います。デザインの良し悪しの伝え方や、修正依頼の書き方は扱いません。
毎回抜けるのは、注意不足ではなく書く場所が毎回ちがうからです
その場で文面を考えて書くと、何を書くかも同時に決めることになります。思い出せたものだけが書かれる形です。思い出せなかったものは抜けます。しかも、次に書くときに思い出せる範囲が同じとは限りません。毎回ちがう抜け方をします。
抜けたことは、書いた側からは見えません。気づくのは、受け取った側が手を止めたときです。そこで質問が返り、1往復が増えます。抜けの代償は、依頼した側より先に、相手の時間で払われます。
そのつど書く:思い出せた項目だけが入る(抜け方は毎回ちがう)
項目を固定 :埋まっていない欄が、送る前に自分の目に見える項目を決めておくと、空欄そのものが情報になります。「まだ決まっていない」と伝えられるのは、欄があるときだけです。
抜けるものは、3つに分かれます
決まっているのに書き忘れたもの。いちばん多く、いちばん惜しい形です。欄があれば、ほぼ防げます。
まだ決まっていないもの。これは欄があっても埋まりません。ただし「未定」と書いてあるかどうかで、相手の動き方は変わります。
自分では意識していなかったもの。聞かれて初めて気づく項目です。欄を作る目的の半分は、この3つ目を前もって見つけることにあります。
このnoteが向いていない人
依頼先が固定で、その場で口頭で詰められる距離にいる人
依頼先が独自の依頼フォーマットを用意している人(そちらに従ってください)
外注が年に1回あるかどうかの人(毎回書くほうが速いです)
上に当てはまる方には合いません。ここで閉じていただいて大丈夫です。
結論
依頼の中身をメッセージ本文に書くのをやめて、依頼書1枚に固定してください。
メッセージ側は毎回同じ文面にして、最後に「詳細は制作依頼書をご確認ください」と書くだけにします。
やることはこれだけです。書く場所を、その場のメッセージから、決まった1枚に移す。
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