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海外の複業をみたことありますか?

複業の相談を受けていると、いちばん多い言葉があります。

「私には、何もないんです」

スキルがない。資格もない。人に教えられることなんて何ひとつない。

そう言う方が、本当に多いです。

でも、話を聞いていていつも思うことがあって。

何もないんじゃなくて、見ている場所が狭いだけなんですよね。

日本語を教える複業を、やったことがあります

私は以前、オンラインで日本語を教える複業をやっていました。

日本語です。私が生まれてから一度も勉強せずに使ってきた、あの日本語。

日本にいるかぎり、これは何のスキルでもありません。

だって、まわりの全員ができます。「日本語話せます」と履歴書に書いたら、たぶん笑われます。価値がゼロというより、そもそも価値として数えられていない。

でもお相手を海外に置いた瞬間に、これが変わりました。

急に、希少なスキルになるんです。

そこからこの仕事が気になり、日本語教師の資格をとったのも良い思い出。

自分は何も変わっていない

このとき、けっこう衝撃を受けました。

当時の私は何も新しく身につけていません。勉強もしていないし、資格も取っていない。昨日までと同じ自分です。

変えたのは、相手だけ。

日本人に向けていたものを、日本の外に向けた。それだけで、ゼロだったものに値段がつきました。

これ、複業を考えるうえで、けっこう大事なところだと思っています。

スキルを増やすのには、時間がかかります。半年、一年とかかる。でも、置く場所を変えるのは、今日できます。

同じことは、ほかにもあります

日本語だけの話ではありません。

たとえば、履歴書の添削。

私も少しやったことがあるのですが、海外ではこれ、ちゃんとした職業として成立しています。「レジュメライター」と呼ばれて、それだけで独立している人がいます。

日本だと、履歴書は転職エージェントが無料で直してくれるもの、という感覚ですよね。だから、お金を払う対象として認識されていない。

でも、やっていることの中身は同じです。

もうひとつ。海外では「Pinterest運用代行」という職業があります。時給で募集が出るくらい確立していて、専門でやっている人がいます。日本では、ほぼ聞きません。

Airbnbの共同ホストもそうです。

物件を持たずに、運用だけを引き受ける人たち。海外では月に数百ドルから数千ドルの仕事になっています。

こうやって並べていくと、思うことがあります。

日本で「そんなの仕事になるの?」と思われているものが、海外ではとっくに職業になっている。

なぜこのズレが起きるのか

理由は単純だと思っています。

同じことでも、その社会の中で「お金を払う対象」として認識されているかどうかが、国によって違うからです。

日本には「これくらい自分でやるもの」という前提が、けっこう多い。

履歴書も、日本語習得も自分でやるものだと思われている。

だから市場が育たない。育っていないから、誰もやっていない。誰もやっていないから、空いている。

空いているところに、先に立つ。

複業でいちばん効くのは、これだと思っています。

海外の複業を探すときの、3つの見方

じゃあどうやって探すのか。私がやっている見方を書いておきます。

ひとつめ。英語で検索する。

「side hustle ideas」で検索すると、日本語では出てこないリストがずらっと出てきます。

翻訳しながらでいいので、一度見てみてください。「え、これが仕事になるんだ」が必ずいくつか見つかります。

ふたつめ。日本語で同じ言葉を検索し直す。

見つけたものを、今度は日本語で検索します。ここでほとんど出てこなかったら、空いています。

逆に、日本語の記事が山ほど出てきたら、そこはもう混んでいます。

この作業は10分で終わります。

でも、やるかやらないかで、その先が全然違います。

みっつめ。日本で成立する形に置き換える。

ここがいちばん大事で、いちばん飛ばされがちなところです。

そのまま持ってきても、うまくいきません

海外で成立しているものが、日本でそのまま成立するとはかぎりません。

法律が違うことがあります。ペットシッターや民泊は、日本だと許可や届出が必要になります。ここを調べずに始めると、あとで止まります。

商習慣も違います。日本は「個人にお金を払う」ことへの抵抗が、まだ少し強い。だから、いきなり個人向けに高い値段をつけると売れないことがあります。

私が日本語を教えるときも、そのままではありませんでした。海外の生徒さんが求めているものと、日本の教材が想定しているものは、けっこう違っていて。そこを合わせないと続きません。

ちなみに私は関西弁でした!
(関西出身なので関西弁はネイティブ)

輸入するのではなく、翻訳する。

このくらいの感覚が、ちょうどいいと思っています。

さいごに

「私には何もない」と思っている方に、ひとつだけ。

その判断、日本の中だけで下していませんか。

日本語を話せること。誰かの書類を直せること。散らかった部屋を整えられること。人の話を聞けること。

日本の中では当たり前すぎて数えられていないものが、場所を変えると値段のつくものになります。

自分を変えるより、置く場所を変えるほうが早いです。

そして、置く場所を変えるのは、今日からできます。

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