仕事中の夫に寂しくて電話して泣いた夜のこと。
今日は、自分でもびっくりするくらい心が弱かった。
風邪で体がだるくて、
頭もぼんやりして、
何をしていても心が沈んでいく感じ。
夕方まではまだ平気だった。
「大丈夫、大丈夫」って、自分に言い聞かせてた。
でも夜になって、部屋が静かになった瞬間、
胸の奥の“しんどさ”だけがぽつんと残った。
その静けさが、今日はやけに堪えた。
夜9時。夫はまだ仕事。しかも今日は結婚記念日。
帰ってくる時間も分からない。
いつもなら平気なのに、
今日だけは全然平気じゃなかった。
気づいたら、スマホを握っていた。
迷惑かな、って一瞬思った。
でもそれより、声が聞きたかった。
コール音が鳴る間、
自分でも驚くほど心臓がドキドキして、
「泣くなよ」と言い聞かせたのに。
声が聞こえた瞬間、もうダメだった。
涙が勝手にこぼれた。
喉がつまって、言葉にならなくて、
ただ息を吸うたびに涙が出た。
夫は驚いた声で「どうしたん?」って言った。
その優しさが、今日はきつかった。
優しい言葉ほど、弱いところに触れる。
本当はただ「寂しかった」って言いたかっただけなのに、
それがどうしても言えなくて、
しばらく黙ったまま泣いてしまった。
電話を切ったあと、
少しだけ呼吸がしやすくなった。
情けない気持ちもあった。
迷惑をかけたかもしれない遠慮もあった。
でも、その全部よりも、
“甘えられた”って感覚のほうが大きかった。
今日の夜ご飯はカップ麺。
しんどい日はそれでいい。
それすら自分で用意しただけで、なんか偉い気がした。
弱い自分は、嫌いじゃない。
隠してきただけで、本当はちゃんとそこにいた。
泣いたって、誰かを頼ったって、
それで少し楽になるなら、
それは悪いことじゃない。
そんなふうに思えた夜だった。
読んでくれてありがとう。
誰かの“しんどい日”にも、寄り添えますように。
