クラシック音楽のバラードはしっとりした恋愛曲ではない
本来は切ない感じの恋愛曲ではなかった!?
今回はバラードというジャンルについて解説していきたいと思います。
バラードとは
もともとは古いヨーロッパの物語詩、あるいはそれに音楽を付けた歌曲の形式だったようです。
そしてそれが器楽曲、特にピアノ曲のジャンルとして持ち込まれたという……
そしてピアノ曲の性格小品として持ち込んだのがショパンなわけですね。
ポピュラー音楽ではなんか恋愛系のしっとり曲を「バラード」と言うらしいですが、あいにく僕は恋愛ソングを全く聴かないので実際どんな感じなのかポピュラー音楽に関しては知らないんですよね。
だから僕の中では「バラード=クラシック音楽の性格小品の1つ」というイメージが強いという……
バラード第2番とシューマン
そしてバラード第2番に関して面白い話があったので取り上げさせていただきたいと思います。
なんかシューマンがショパンに対して『クライスレリアーナ』という曲集を贈ったらしいです。
そしたらショパンが何故か表紙だけを褒めたという……
それでその後バラード第2番がシューマンに送られたわけですが、この曲はシューマンに対する皮肉になっているらしいです。
多分穏やかなテーマと激しいテーマがあるので、それを「僕なら君のその内省的なイメージと激しいイメージをもっとうまく使って作れるよ」って感じだったのですかね?
まあショパンがシューマンに対して言いたいことはわからないでもないですが……
(何となく表紙褒めた件もあれらの曲に対して反応を返しづらかったのだろうなというのを察しました。まあショパン本人がシューマンのこと興味なかった説もありますが……)
おすすめの曲
バラード第1番 / ショパン
まず紹介させていただくのがこちらの曲。
個人的に中間部分(展開部といいます)がめちゃくちゃ好きなんですよね。あのオクターブで「シ〜〜ド〜ドラ〜〜」って歌い始める部分が特に。伝わりますかね?とにかくあの部分が好きすぎてもう……
そもそもその中間部分の調が2つ目の主題の方の調に戻ってきた後の部分に半音でぶつかる(というよりわざとぶつけている模様。ラとラ♭とか)部分があるのですが、それをさりげなくやっているのにも関わらず音楽として成り立っているという……
この良さは聴いてみないと伝わらないと思うので、是非聴いてみてくださいね。
バラード第2番 / ショパン
そして次に紹介するのがこちらの先程のシューマンに関する話で出てきた曲。
先程書いた通り「穏やかな牧歌風のヘ長調のテーマ」と「激しいニ短調のテーマ」の2つが存在して展開していくという曲です。この2つが存在しているのにめちゃくちゃな内容の曲になったりしていない部分にショパンの才能をものすごく感じますよね。
ちなみにこの曲、元々はイ短調で終わってなかったらしいですよ。
バラード第3番 / ショパン
そして次に紹介させていただくのがこちらの曲。
個人的になんか昔ゲームであった『とんがりボウシシリーズ』のBGMに出てきそうと聴くたびに思うのは僕だけでしょうか?
あと個人的には最後の方の嬰ハ短調に変わった後の激しくて叩きつけるかのようなドラマチックな部分がめちゃくちゃ好きです。そもそもドラマチックにでも明るく終わるというのがこの曲の最大の魅力かもしれません。
バラード第4番 / ショパン
最後に紹介させていただくのがこちらの曲。
短調の曲なのですがまるで長調かのような始まり方をする曲です。そして穏やかに始まるのに、いつのまにか激しくなって一度落ち着いたかと思ったらまた激しくなってそのまま終わるという……
個人的にこの曲は他3曲とはなんか違う気がするんですよね。何ですかね?なんか構成というか何かが他3曲と違うような……
多分聴いてみないと伝わらないと思うので、皆さんも他3曲と共にこの曲を聴いてみてください。
最後に
4曲紹介しましたが、全てソナタ形式系で第1番以外は6/8拍子なんですよね(ちなみに第1番は6/4拍子です)
何故あんなにこの4曲がドラマチックなのか。それはソナタ形式系の曲だからです。
これらの曲を聴いてソナタ形式という名の沼にハマると、人生がある意味豊かになるかもしれません。
そして、もしこの記事について感想などがありましたらコメントをいただけたらなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
普段はYoutubeに自作のクラシック音楽を投稿しております。
是非聴いていってください!
そしてチャンネル登録もよろしくお願いいたします!
最新曲
また、僕の白昼夢の世界が元ネタの小説も書いております。
こちらのマガジンから読めますので、是非読んでいってください!
いいなと思ったら応援しよう!
応援のチップをいただけると励みになります!
いただいたチップは活動のために使わせていただきます!