聖書知らずの私も唸った物語|創作大賞感想 『士師は民を救った - Servants of the LORD -』はれるや( ´ ▽ ` )ノ。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。さんが、旧約聖書「士師記」をもとに書かれた物語です。
まずはじめにぶっちゃけますと、わたくし「聖書」なるものを読んだことがありません。どころか不勉強で旧約聖書と新約聖書の違いさえよくわかってませんでした。
(※注:ここでドン引きしても読むのはやめないで😓🙏)
『士師は民を救った - Servants of the LORD -』を読んでとても興味深かったので調べてみました。
(※注2:めちゃ基礎知識なので不要な方は飛ばしてください🙋♂️)
「聖書」は旧約聖書39巻、新約聖書27巻からなる、66巻の書物の集合体です。
「旧約聖書」はユダヤ教とキリスト教の正典で
「旧約」とは神とイスラエル民族との古(旧)い契約という意味です。
ユダヤ教の人にとっては「旧」ではなく、現在もこの旧約聖書部分が唯一の「聖書(正典)」とされます。
イエス・キリストが誕生した後の時代に書かれた新約聖書では、この「救世主」がイエス・キリストであるということ。また、ユダヤ民族だけでなく、すべての人類が、このイエスを通して神と「新しい契約」を結ぶことが書かれています。
新約聖書の「新しい契約」との対比として、旧約聖書を「古い契約」としています。
□創作大賞感想
前置きが長くなりました。ここから本編ということでよろしくお願いします。
『士師は民を救った - Servants of the LORD -』を読んで印象に残ったのは私でも聞いたことのある地名(国名)が次々と出てくること。
例えば
「エジプト」「イスラエル」「エルサレム」「レバノン」「ガザ」などです。
とくに終盤になるとサムソンのくだりでデリラという女性が現われ
「ガザの城門を引き抜いた怪力の士師」も心を癒やされるのですが……。
私のテンションが一番上がったのはこの「サムソン」の登場ですね。
子どもの頃から「サムソン」の名前だけは耳にしていましたし、見たことはないけれど映画『サムソンとデリラ』という響きも記憶に残っており。
「そうなんだ!あの映画は旧約聖書『士師記』をもとにしたストーリーだったのだ」
文字を追う集中力が増したのは言うまでもありません。
もう一つ気になったのは「神」ではなく「主」と呼ばれる存在。
主に願い事をするときは祭壇をつくり献げ物をするのですが、偶像崇拝は禁じられています。像を作ったり絵に描いてそれを拝むことはせず、心から主に呼びかける感じでしょうか。
一方で他の神を崇拝する人々は像を作るようです。このあたりは私が読み取った感覚なのでズレていたらごめんなさい。
また主が預言者とやりとりするときに、けっこう人間っぽい注文をつけたりするのも意外でした。
第1章の「オテニエル」から第6章の「サムソン」まで主に選ばれし勇者である「士師(しし)」たちが、それぞれの事情を抱えて悩み苦しみながら役割を全うしようとする姿から目が離せません。
□補足:映画『Hercules, Samson And Ulysses』について
小説本編とは直接関係ありませんが参考までに。
タイトル画像は映画『Hercules, Samson And Ulysses』の一幕です。
Hercules(ヘラクレス)はギリシャ神話に登場する英雄で、英語読みだと「ハーキュリーズ」。
Samson(サムソン)は前述の通り古代イスラエルの士師。
Ulyssesはギリシア神話の英雄・オデュッセウスを英語でユリシーズと呼びます。
この映画は神話では顔を合せるはずのない英雄たちが一緒に戦うという夢のような設定で作られたものでしょう。
ただ予告映像を見ていただくと、当時の風景や戦い方がイメージ出来るかと思います。
□最後に
読書感想文としては物足りなく感じられたかもしれません。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。さんをはじめ、詳しい方はどうか広い心で捉えていただけると幸いです。
また、はれるや( ´ ▽ ` )ノ。さんが書かれた『預言者は知っていた - Servants of the LORD -』を先に読まれるとより楽しめますよ。
そんなはれるや( ´ ▽ ` )ノ。さんは、クスリと笑えるショートショートもたくさん書かれています。創作大賞2026 全応募作品はこちら↓
