「今を生きすぎる人」は今を蔑ろにしまくっている人に過ぎない

今を大切に生きるというのはとても大事なことだ。しかし、今を生きすぎる人というのもいる。

その時の感情が最重要視されてしまい、論理的な考えやこれまでの自分の言動などがすべて度外視される。前後においては冷静に振り返れる人なのに、その時だけはその時に湧いた感情に支配されてしまう。

ネットでついつい誹謗中傷めいた書き込みをしてしまう人は、「今を生きすぎる人」だ。例えば普段はチャンスでもバンバン打つ選手が、少し打たなかっただけで、ボロカスに言ってしまう人。今年の大谷翔平はWBC終わりを考えれば立派にやっていると思うのだが、そんな大谷にもボロカスに言える人が結構いる。

そういう人の心理を探ると、まず期待値が高すぎる。極端な話、シーズン打率が4割5割であっても、大事な場面で打率10割でなければ腹を立てちゃう人というのがいる。投げる時でも、1球目がボールなだけでため息をつく人。6回2失点でも十分じゃねぇかと横浜ファンの自分は思うのだが、「100球すべてストライクでないと認めない、もちろん完全試合で!」みたいなのを望む人。そういう人が「今を生きすぎる人」の本質だと考える。

そりゃちょっと打てないとか、ちょっと制球が定まらないだけでイライラするわけだ。こういう人とは一緒に野球なんか見たくない。口から出てくるのは、ミスをした選手への誹謗中傷である。書き込む人もイカれてるが、周りで聞かされる方は不愉快でしかない。

かといって、お前それはないぞ!みたいなことを言えば、ただただ逆上する。なぜなら己の感情を全否定されたから。今を生きすぎる人はちょっとしたことで人格否定されたと思い込む。周りにいる人は耐え忍ぶほかない。

悪質なのは、ちょっと時間が経つと冷静になって振り返れるので、言ってることがまともになる。そこでは理路整然としているのに、いざその時を迎えると感情最優先で、論理は二の次三の次。矛盾を突こうものなら人格否定されたと受け取り、こちらの人格を徹底的に否定しようとする。

お前らは暗黒時代の横浜全試合全イニング応援の刑に処す

今を生きすぎる人には罰を与えたい。負け続けるチームしか応援できないという罰。3年連続90敗の横浜を全試合、全イニング応援するような体験をさせて、今を生きすぎることがいかに愚かなのかをわからせないといけない。

mixiで当時を振り返ると、自分も相当今を生きすぎていたように思う。あいつを使え、こいつを使え、あの采配はなんだ、ドラフトが酷い、2軍も何をやってるんだと文句だらけだった。それもそのはずで、負け続けるチームを応援するのはとにかく腹立たしい。

2002年、電波少年がセリーグ6球団のファンを集め、チームが負けたらメシ抜きみたいな企画を行った。自分も同じ時期に一行日記みたいなのをつけ始めた。2001年までAクラスが続き、横浜を応援する熱が高まっていた。

ある時、連敗を重ね、13連敗もする。横浜ファンの芸人がリタイアした。そして、一行日記をつけていた自分は書くのが苦しくなってやめた。多感な時期に、負けばかり味わうのは自尊心を傷つけるだけだった。

耐え難い屈辱を10年以上重ねると人はどうなるか。すべての負けパターンを熟知し、これをやったら負けるというのがわかるようになる。過度な期待をしなくなり、言葉を呑み込み、耐え忍ぶ。

所詮、スポーツ観戦と麻雀、ギャンブルなんぞ他責思考の人間が楽しむ娯楽でしかない。耐え忍ぶ必要なんてなくて、今を生きすぎた方が楽しいはずだ。ところが、応援する人やチームがあまりに負けると、耐え忍んでしまうようになる。

ある意味今を生きすぎる人は幸せだ。感情をストレートに出してるだけだから。大谷の試合ばかり見る人というのは、チームが勝ってるから見てるだけの、勝ち馬に乗っかりたい人間でしかない。じゃあ大谷の前球団の時、全試合見てたかと言われたら見てなかっただろう。

スポーツ観戦って本来それでいい。勝つ確率が高い人、チームを応援しにいく。今を生きすぎる人にとって最高の娯楽だ。それしか知らない方が幸せだ。なのに、損切りができず、いつかは優勝するだろうとズルズル引っ張られていくと、自責思考でスポーツやギャンブルに接するようになる。

だから、今を生きすぎてしまう人には、暗黒時代の横浜応援の刑に処したい。お前も体験してみろ、どれだけ苦しいか。数年前まで優勝争いしていたチームが急降下するのを直視して心が捻じ曲げられる気持ちがわかるか。その覚悟なしに見るんじゃねぇ!

もしくは、一切ペカらないジャグラー10000ゲーム断続的に回し続ける刑。ペカらないことは相手に伝えず、ただただ10000ゲーム回してもらう。最初のうちはブチギレる人が、段々と苦痛に顔が歪み始め、最後は泣き出すかもしれない。

今を大切に生きるの意味

今を大切に生きるという言葉は立派である。過去に縛られ、未来に不安を抱く人に対し、今を楽しんで!というエースのようなものだ。今を楽しく生きれば、過去から解放され、未来が明るくなるかもしれない。

今を生きすぎる人は今を疎かにする人ともいえる。今に縛られてしまい、過去や未来を蔑ろにしてしまう。ふと気が付けば焼け野原になっていた、そんなこともあり得る。

自分は今を大切に生きているかと問われると、正直大切には生きられていない。過去に後悔を抱え続け、未来に対する考えが相当投げやりになっている。だからこそ、今を大切に生きることがいかに重要かを認識し、どうすればいいかを模索している。

今を蔑ろにしているという点では、これまでこき下ろした人たちと同類なんだと思う。人に興味を持つ、人を愛する、人を大切にする気持ちを取り戻さないといけない。

逆の立場に立って考えるクセをつける。今週その言葉を学んだので、どんどん実践したいと思う。だとしたら、今回の記事は、妄想めいた文章に思われたかなと怖くなっている。そういう人は本当にいるのよね。

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