「DIE WITH SOMETHING」人生後半戦研究ノートというブログを始めた理由
地方出身、首都圏在住の50代、ITエンジニアとして働く会社員です。これまで20年以上、コツコツと節約・貯金を続け、その後は投資にも取り組みながら資産形成を続けてきました。
若い頃は、
「もっと実績をあげて、資格も取って会社で認められなきゃ」
「地方出身の自分が首都圏で家を買えるのだろうか」
「東京は中学受験が当たり前なのか。教育費は足りるのだろうか」
そんなことばかり考えていた気がします。
そして気づけば50代。
ありがたいことに、子どもにはまだ手がかかるものの教育資金や老後資金についてはある程度の見通しが立つところまで来ました。
ところが、ここで新しい悩みが生まれました。
次は何を目指せばいいのだろう
結婚、住宅購入、子育てと人生のライフイベントをこなしながら年を重ねる中で、人生に必要なお金もある程度見えてきました。
同時に、会社での立ち位置も見えてくるようになり、役職定年も少しずつ現実味を帯びてきます。
そうしたゴールが見えてきたとき、改めて考えるようになったのです。
「次は何を目指せばいいのだろう」と。
同僚や知り合いの中には転職を選んだり、起業したり、政治の道を選んだり、FIREを選んだ人もいます。でも自分はどうなんだろう、性格的に定年まで勤めるのかな・・・そういう迷いが50代という年齢とともに当然のように出てきました。
DIE WITH ZEROとの出会い

そんな時に出会ったのが『DIE WITH ZERO』でした。
私はこの本を読んで人生観が変わったわけではありません。
「あの世にお金は持っていけない」という考え方自体も、昔から存在していたものです。それでも、DIE WITH ZEROという強烈なタイトルには惹かれました。
特に印象に残ったのは、アリとキリギリスの寓話の再解釈です。
私たちは子どもの頃から、
「働き者のアリは立派」
「遊んでばかりのキリギリスは駄目」
と教えられてきました。

でも、アリはずっと働きづめで遊ぶ時間があったのだろうか?
この問いかけに私はハッとしました。私たちはアリの生き方は素晴らしい。勤勉と共に倹約が大切だと話をうけとります。でも、アリは本当に幸せな人生だったのか。
老後への備えはもちろん大切です。
しかし本書が示すように、多くの人は思った以上の資産を残して人生を終えています。日本でも同様のデータが出ており、人生で一番リッチなのは死んだときなんじゃないかというのは、なんとも皮肉な話です。
また、お金から価値を引き出す力は年齢とともに低下していきます。
そう考えると、人生のどこかで「使うこと」にも真剣に向き合わなければならないのかもしれません。
DIE WITH ZEROは「資産を使い切って死ぬ本」と誤解されがちですが、私の理解では本質はそこではありません。人生を通じて、お金・時間・健康をどう配分し、お金から得られる価値を最大化するか。その考え方こそが本書の核心だと思っています。
結局のところ大切なのは、お金を増やすことと使うことのどちらかを選ぶことではなく、そのバランスをどう取るかなのでしょう。
しかし、「お金を増やす方法」はたくさんある一方で、
「増えたお金をどう使うのか」
「人生後半戦をどう生きるのか」
という話は意外と少ないのではないでしょうか。
もちろん私の勉強不足もあるでしょう。何年か前に話題となったLIFE SHIFTなどの本もリスキリングの大切さもうたっています。それでも、こと資産形成になると"入口"の情報は多いのに、"出口"の情報は圧倒的に少ないように感じています。そして出口に関する情報も、お金の取り崩し方や相続対策といった実務的な話が中心です。
人生の後半戦で、お金を使いながら人生を下っていく感情や心境の変化に向き合った情報は意外と少ないかな。
そんなことを感じるようになりました。
私が目指すのはZEROではない
では、私は「ゼロで死ぬ」ことができるようにうまくお金を使えるのか?
正直、いつ死ぬかなんて分かりません。

お金を使いすぎて不安を抱えながら最期を迎えたいとは思えません。
ビクビクして生きるより最後まで安心感を持っていたい。
そうなると私が目指すのはDIE WITH ZEROではなく、DIE WITH 100万なのか? 200万なのか? 300万なのか?もしかして1000万くらいなのか・・・
なんてことを考えていましたが、前述のとおりこの本は、0円で死ぬとはいっておらず、人生の中でお金の使い方にバランス感覚を持ちましょうというものです。
そう考えるとZEROの代わりに入るのは金額ではない。何か私にとって大切なものを受け取りながら死んでいく、大切なものを与えながら残していくというふうに段々、思考の範囲が広がってきました。
つまり私が自分に言い聞かせるメッセージは『DIE WITH SOMETHING』なのかもしれないと思うようになります。

ここでいうSOMETHINGは、お金だけではありません。
思い出かもしれません。
経験かもしれません。
家族との時間かもしれません。
地域とのつながりかもしれません。
あるいは、誰かの役に立ったという実感かもしれません。
人生の最後に何かを残しながら、自分らしく幸福を最大化していく。
それが今の私のテーマです。
この研究ノートで書きたいこと
ここでは、
・資産形成
・会社員生活
・健康
・子育て
・相続
・私のやりたいこと(旅行や趣味)
・社会とのつながり
・時事ネタ
・AI
などを題材に、人生後半戦について考え、人生に厚みをもたせるための気づきや考えを書いていきます。特にこれからの社会においてはAIの存在は切っても切り離せません。AIに関する最新の情報や使ってみて感じたことも織り交ぜていきます。
なお実際にこの記事作成においても、AIと対話しながらヒントを得て文章を作成しています。また差し込む図も私がラフを書き、AIの処理を利用してイメージ化してもらったものに加筆修正して効率化を図っています。もはや、切っても切れない存在となっています。
私は「こうすべき」という答えを提示するつもりはありません。私自身もまだ模索中です。考え方は変わるかもしれません。
失敗もするでしょう。
これは、一人の50代会社員が人生後半戦を研究していく実験ノートです。

最後に
資産形成はゴールではなく手段です。
そして定年も人生のゴールではありません。
人生後半戦をどう生きるか。
お金をどう使うか。
何を残していくのか。
これから少しずつ考えていきたいと思います。
もし同じように、「お金を増やすことの次」や「会社員生活の次」を考え始めた方がいたら、気軽に読んでいただけるとうれしいです。
人生後半戦を、より楽しく。
DIE WITH ZEROではなく、DIE WITH SOMETHING。
ここでは、その「SOMETHING」が何なのかを探していきたいと思います。
