血圧は「下げる」ものだと思っていた
こんにちは。マネージャーのやおまりです。
先日、健康診断を受けました。
血圧、85/55。
「低いですね〜」と言われた。
その瞬間から、なんだか具合が悪い。
そういえば朝は弱いし、立ち上がるとフラッとすることもある。疲れやすい気もする。
……いや、昨日まで普通に生きていた。
人間、数字を与えられると急に不健康になれるらしい。
とはいえ、85/55は確かに低そうだ。
血圧について考えてみると、世の中には「血圧を下げる方法」があふれている。
減塩しましょう。 運動しましょう。 お酒は控えましょう。
では、低い人はどうしたらいいのだろう。
塩をなめて、ソファでゴロゴロしていればいいのか。
もちろん、そんなわけはない。
ということで、「低い血圧」について調べてみることにした。
そもそも、85/55ってどのくらい低い?
まず、血圧の基準から。
日本高血圧学会では、診察室で測った血圧が120/80mmHg未満を正常血圧、140/90mmHg以上を高血圧としている。
では、低血圧は?
調べてみると、高血圧ほど明確な診断基準があるわけではなく、一般的には上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満がひとつの目安として使われている。
85。
なるほど、やっぱり低い。
ただ、ここで意外だったのが、
「血圧が低い=不健康」とは限らない
ということ。
もともと血圧が低くても、症状がなく日常生活に支障がなければ、必ずしも治療が必要なわけではない。
大切なのは数字だけではなく、その血圧によって困った症状が出ているかどうからしい。
85という数字を見た瞬間から具合が悪くなった私には、少々耳が痛い。
血圧が低いと、どうなる?
そもそも血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す圧力のこと。
血圧が低く、身体に十分な血液を送れなくなると、
めまい、立ちくらみ、だるさ、ふらつき、場合によっては失神などが起こることがある。
「朝が弱い」 「たまに立ちくらみする」
急に全部、低血圧のせいにしたくなってくる。
ただし、低血圧の原因はひとつではない。
もともとの体質のほか、脱水や薬の影響、病気などが背景にある場合もある。
ちなみに、低血圧と貧血も別物。
なんとなく「フラフラする仲間」だと思っていたけれど、低血圧は血圧の話、貧血は血液中のヘモグロビンなどの話。
身体、思ったより複雑である。
じゃあ、健康的に血圧を上げるには?
低血圧による症状への対策を調べると、
十分な水分をとる。
1日2L以上飲んでいる。
これ以上飲んだら、私はほぼ水である。
適度に運動する。
3日に1回くらいはアルゼンチンタンゴを踊っている。
運動不足というには、まあまあ動いている。
急に立ち上がらない。
……そこからなの?
どうやら、「血圧が低いから、とにかく上げればいい」という話ではないらしい。
食事や水分、運動、睡眠など基本的な生活を整える。それでも低血圧による症状が続くなら、その原因を確認する。
つまり、私が探していた「健康的に血圧を上げる裏ワザ」のようなものは、なかった。
「どうやって上げる?」ではなかった
最初の疑問は、
「血圧って、どうやったら上げられるんだろう?」
だった。
でも、調べているうちに疑問が変わった。
「そもそも、私の血圧は上げる必要があるのだろうか?」
85/55という数字だけでは分からない。
普段から低いのか。 本当に症状があるのか。 その症状は低血圧が原因なのか。
とりあえず、まずは普段の血圧を測ってみようと思う。
そして健康診断の結果を聞くまでは普通に元気だったのだから、85/55という数字にあまり具合を悪くさせられないようにしたい。
血圧は「下げるもの」だと思っていた。
でも、低ければ低いほどいいわけでもないし、低いから上げればいいわけでもない。
知らなければ気にも留めなかった「85/55」。
ひとつの数字から生まれた疑問のおかげで、自分の身体を少しだけ違う目で見るようになった。

