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毎回言うことが違う上司の対処法『思考回路を掴む』というライフハック

優秀な上司というものには、共通点があると思う。
私の出会ってきたそれらの人達のうち、いずれの人も持っていたのが内部整合性というものだった。
「考えに設計思想があり、主義・主張が一貫していること」とも言えるかもしれないし、
もっと言えば「ちゃんとしたOSが入っていること」と言うのに近いかもしれない。
曲がりなりにも上司を捕まえて『ちゃんとした』とは随分な物言いかもしれないが、ここはヒッソリnoteなので許して欲しい。

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ある日の飲み会で、この優秀な上司の1人が、
「最近マジで記憶がもたなくなってきてさ…。同じ話を何回も人に聞いてる気がする」
そんなことをぼやいていた。

私はすかさず
「大丈夫ですよ。何回も同じ話を聞いているのは私の方です。それに、忘れてるって逆に私は安心するんですよね。何度も同じこと言わせるな!って言われることもないから、何回でも聞けるじゃないですか。」と言った。

上司はギョッとして聞き返して来た。
「え、俺そんなに何回も同じこと聞かれてるの?全然気づかなかったんだけど…」
「はい。でも、何回聞いても同じ答えなので困ったことはないです。」
「しかも何回も同じこと答えてんの?怖い怖い怖い(笑)」
「もちろん、たまに前と違うことを言われることもありますよ。でも、その時は『経営から新しい指示が出た』『状況が変わった』という理由が必ずあるんです。だから、『OSにパッチが当たったんだな』と思って聞いています。」
「ちょっと待って、OSって何?(笑)」

ただただ私が怖がられただけの飲み会の話になってしまったが、ふとこの上司のOS、どう言う設計思想で動いているのかを知ることの有益性についても、
書き残しておきたいと思う。

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まず、基本的に上司というものは忙しい。
インプットの量も質も桁違いに多いのが常だ。
そうなると何が起きるかといえば、頻繁に判断が変わる。そして言うことも変わる。
部下としては困惑の極みである。

ただ、冷静に考えれば、むしろ新しい情報が入ったのに判断が変わらない方が不味い。

だからこそ、私は、新しい上司と仕事をするとき、まずその人のOSを知ることを真っ先にやる。

何を当たり前だと思っているのか。
何を優先する人なのか。
何を嫌うのか。
何を軸に「それは違う」と判断するのか。

この情報が分かってしまえば、
上司が前と言っていることが違うことはほとんどの場合、問題でなくなる。

上司の発言を振り返る時は、「前に何と言っていたか」ではなく、「なぜ変わったのか」。
そこが分かれば、自分の仕事も修正できるし、
手戻りも少ない。

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上司のOSが分かってくると、先回りも上手くできるようになる。
「この人なら、この状況ではこう判断するだろう。」みたいな予測も立つし、
「目的がこれなら、この方法の方が合っていると思いますが、どうですか?」
という相談や提案もできるようになる。

当たり前のことかもしれないが、上司の言う通りにしなければならないのは方針とか目的の部分だけで、それが達成できれば、あとはどうだっていいのだ。

むしろ、その上司が解を持たない部分に解を嵌めていく。
それこそが自分の仕事になっていくものであり、自走することの始まりだと私は考えている。

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改めて考えると、これは顧客ヒアリングと少し似ているのかもしれない。

お客様が本当に欲しいものを知るために、背景や目的を聞く。

それと同じように、私は上司に対しても
「この人は何を実現したいんだろう。」
というところから考えている。

違うのは、相手がお客様ではなく同じ組織の仲間だということ。
だから、一度OSが分かると、一緒に仕事を進めるのは意外と難しくないことも多い。

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余談だが、私が上司に何度も同じことを聞く理由は、単に指示内容がよく理解できなかった時に改めて聞くこともあるが、もうひとつは、
「これ、いつもの上司だったら、こっちだっていいそうだな…?」とか、指示にあんまり納得できない時だったりもする。

「経営会議の後だったし、もしかしたらマスタ更新中のタイミングだったからベストな答えが返って来ていない?明日聞いたらどうかな?」とか
「別の聞き方ならどうだろう?」とか
色んなアタックを仕掛けて自分が納得できる返答を上司から引き出したい。
そしてできればその結果良い仕事をしたと認めてもらい、お金をたくさんもらいたい。笑
そんな下心もコミコミである。

しかしながらこの話、上司にはとても怖がられたので、
なんか前と違うこと言ってるな…と思った時の
本当の正解は
「前と違うこと言ってますよ〜⭐︎」
くらいの軽いツッコミでよかった可能性もある。

私は真面目に上司のOSのアップデート前後の差分を追いかけたり、タイミングを見て手を変え品を変え、上司から必要な情報を引き出していた。

ただこれは、少なくとも本人に言うのはやめた方がいいのかもしれない。
なぜならば、本人の自覚がない物忘れを勝手にフォロー、しかも解析、アタックまで仕掛けていたと知られて「目的不明な新型ウイルス…?」と怖がらせるからだ。
何でも正直に言えばいいもんではない、ということも、同時に学んだ一件だった。

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