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AIで美少女イラストを作る|プロンプト設計の考え方

Stable Diffusionでキャラクターイラストを生成していると、「なんとなく悪くないけど、なんか違う」という状態になることがあります。

構図はいい。キャラクターも出ている。
でも、美しくない。

その「なんか違う」の正体を突き詰めていくと、ほとんどの場合プロンプトの設計に原因があることに気づきました。

今回は、私が実際に意識しているプロンプト設計の考え方を整理してお伝えします。


この記事の目的

  • 「なんとなく生成する」から「意図して美しくする」への意識転換

  • プロンプトの構造を整理し、再現性の高い生成を目指す

  • キャラクターイラストにおける「美しさ」を構成する要素を言語化する


手段

使用環境

  • Stable Diffusion(ローカル環境 / RTX 4090)

プロンプトの基本構造

私が使っているプロンプトは、以下の順番で組み立てています。

(クオリティタグ) + [キャラクター設定] + [構図・ポーズ] + [表情] + [背景] + (スタイル)

順番に意味があります。
前に書いたタグほどモデルへの影響が強くなるため、意識して並べることが大切です。


各ブロックの考え方

クオリティタグ

実は私はクオリティタグをあまり意識して入れていません。

使用しているモデル自体の素の出力クオリティが高いため、特別なタグを追加しなくても十分な仕上がりになることが多いです。

ただし、モデルによってはクオリティタグを入れることで出力が安定するケースもあります。

最初は試しに入れてみて、結果を比較してみるのがおすすめです。

masterpiece, best quality, ultra-detailed, highres

キャラクター設定

次に、キャラクターの外見を具体的に指定します。

1girl, black hair, large breasts, red eyes,school uniform

ポイントは曖昧な言葉を避けることです。
「beautiful girl」より「black hair, red eyes」のように具体的な特徴を積み上げるほうが、意図した見た目に近づきます。

構図・ポーズ

どこから撮るか、どんなポーズかを指定します。

upper body, looking at viewer, slight smile

「upper body(上半身)」「full body(全身)」「close-up(アップ)」など、カメラアングルに近い感覚で指定できます。

構図を明示しないと、モデルが毎回バラバラな判断をするため、再現性が下がります。

背景

背景はキャラクターの印象を大きく左右します。

indoors, window, soft sunlight, bokeh background

背景を「simple background」や「white background」にするとキャラクターに集中できますが、雰囲気を出したいときは光源と奥行きを意識した指定が効果的です。

スタイル

最後に画風を指定します。
こちらもクオリティタグと同様。モデルが元々得意としているスタイルをそのまま使うことが多いので、私は指定することはあまりないです。

逆に複数のスタイルを出力できるモデルを利用する際は、明示して上げた方が求めている画風で出力できるので、指定した方が良いです。

anime style, soft shading, illustration, 2D

ネガティブプロンプトも同じくらい重要

美しいイラストを生成するには、出したくないものを明示することも欠かせません。

worst quality, low quality, blurry, bad anatomy,extra limbs, deformed hands, ugly

特に手の崩れや顔のバランスの乱れは頻出の問題です。
ネガティブプロンプトにしっかり記載しておくことで、生成の安定性が上がります。


結果

プロンプトを構造化して考えるようになってから、「偶然いいものが出た」ではなく「意図した通りのものが出た」という体験が増えてきました。

特に効果を感じたのは、前に書いたタグほど影響が強くなることを意識することと背景に光源を意識することの2点です。同じキャラクター設定でも、この2点を変えるだけで印象が大きく変わります。

一方で、モデルとの相性やLoRAの影響で同じプロンプトでも結果が変わることは多く、「完全な再現性」はまだ難しいと感じています。


総評

プロンプトは「呪文」ではなく、設計図だと思うようになりました。

何をどの順番で、どのくらい具体的に書くか——その積み重ねが「なんとなくいい絵」から「狙って美しい絵」への差になります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、構造を意識するだけで生成の質は確実に上がります。

ぜひ一度、自分のプロンプトを「ブロック単位」で見直してみてください。


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