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【英語多読】『Blind Willow, Sleeping Woman』 by Haruki Murakami

このHaruki Murakamiの短編集、『Blind Willow, Sleeping Woman(めくらやなぎと、眠る女』は2007年にVintageから出版されたもの。裏表紙に貼られた価格のシールを見るに、その頃に香港の書店で買っている。

英語多読のために買ってコツコツ読んだ/読んでいるものだが、短編集の良いところは、好きなものから読んで、気に入れば何度でも読み返しやすいところ。

久しぶりに手に取って、最初の短編、タイトルにもなっている''Blind Willow, Sleeping Woman"を読み返してみる。
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When I closed my eyes, the scent of the wind wafted up towards me. A May wind, swelling up a piece of fruit, with a rough outer skin, slimy flesh, dozens of seeds. The flesh split open in mid-air, spraying seeds like gentle buckshot into the bare skin of my arms, leaving behind a faint trace of pain. 
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村上春樹の翻訳と言えば、なんとなくJay Rubin、Alfred Birnbaumの印象が強いが、この短編はPhilip Gabrielという人が訳している。

調べてみると、ラフな感じでは、Alfred BirnbaumとJay Rubinが初期に村上春樹作品を英語圏に紹介する役割を担い、その後、Philp GabrielやTed Goosenと言った人たちが長編小説の翻訳などを担っているようだ。

語学好き、外国語多読を趣味とする身としては、"翻訳者"という職業は常にリスペクトしていて、また特定の作家を専門的に訳す人たちというのもまた興味深く、"村上春樹作品の翻訳(者)史"というのも意識するとまた面白く読める。

自分は、特別、ハルキストということはなく、一素人読者ですが、本を読み始めた '80年代、書店の平積みで、中学生の目を引いた村上春樹作品は、その後も読み続け、エッセイなど含め、結構読んでいる方だ。

日本現代文学史の中で大きな位置を占める それら作品、小説的技巧など、作家の頭の中が気になるが、日本ではあまり語らない氏も海外読者には結構優しく、『Blind Willow, Sleeping Woman』もIntroduction to the English editionとして、自身の短編小説の位置付け的なことを語っていて、それが興味深い。
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To put it in simplest terms. I find writing novels a challenge, writing short stories a joy. If writing novels is like planting a forest, then writing short stories is more like planting a garden. The two processes complement each other, creating a complete landscape that I treasure.
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(海外からのインタビューなどは結構受けて来ていたが) 作家も歳を重ねるにつれ、少しずつ、自身、自身の作品、小説的技巧について語ることが多くなっているよう。『職業としての小説家』(2016)あたりと、この2006年のIntroductionを合わせて読んでみるのも、また面白そうだ。

今夏はHaruki Murakamiもいくつか読み返してみよう。

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