なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。
皆さん、はじめまして。
これまで関わった書籍は冊数にして10冊程度。
「まだまだこっから!」という立ち位置で日々、編集業務に奮闘している松本と申します。
入社前は書籍とはまったく異なる業界にいましたが、「本をつくるってなんかいいな」と思いたち、念願がかなって現在、書籍づくりに奔走する毎日を過ごせています。
書籍づくりの仕事にはもちろん大変なこともあるのですが、多くの場合に「著者」という「その道のプロ」に会えるのがよいところだなと思っています。
有名英語講師や金融エコノミスト、管理栄養士、医師、ファイナンシャルプランナー……。
「こんな自分が、名だたる優秀な方々と、こうも肩を並べて一緒にやり取りしていいのか」などと何度も心配になりますが、それについては今のところまだ誰にも怒られていないので、ギリギリ許されているのだと思われます。
プロフェッショナルたちを目の当たりにして
それはさておき、自分が今までにご一緒した方々は、とにかくみんなバイタリティにあふれています。どの著者さんも、本業があるのに、書籍づくりにも全力を注いでくれます。
そういった姿を見ていると、なぜだか自分も感化されて「自分もなにかやらなきゃ」と頼まれてもいないのに勝手に焦燥感に駆られます。
「自分にもなにか!」の一心で「英語が話せるようになりたいな」と、とりあえず英語に手を出しました。
行き帰りにNHKの英語のポッドキャストを聞き、人目をはばからずブツブツとシャドーイングをしました。
TEDでスピーチを聞いて、聞き取れた単語だけを拾いながら、研究のプレゼンを聞きました。
ネットフリックスで、字幕を使わずに、海外ドラマを見ました。

1週間足らずでその習慣は終わりを告げました。
英語を習得しようとして志半ばになった同志の皆さんならば共感できると思うのですが、いかんせん、日常生活の中であまり英語が問われることがないんですよね。
弊社がある水道橋にはそこそこ外国人観光客がいるので、あったとしてもその観光客の人たちに道を聞かれるくらい(そんなこともあまりありませんが…)。
ただこれじゃいかん。
結局なにもない人間で終わってしまう。
そこでひらめきました。
英語が必要になる環境に身を置けばいいんだと。
世界に轟け、日本魂
思い立ったが吉日。
早速、僕は友人のツテでほぼタンザニア人でメンバー構成されているサッカーチームへの入団を決めました。

そのチームでの活動は自分に、これまでになかった新鮮な経験を運んできてくれます。
まずほぼ毎週、試合があるのですが、当然のごとく相手も外国人で構成されたチーム。毎週末がワールドカップ状態です。
また、いつも試合の開始時間は30分くらいサバを読んでメンバーに周知されます。だいたいみんな大遅刻するからです。
でも、最近はその手の内がバレはじめ、結局みんな大遅刻します。
このあいだは試合開始5分前にスタメンがそろいました。
さらに、試合内容はいつもエキサイティングです。
プロ選手に負けず劣らず、ほぼ毎試合相手とひと悶着あります。そういえば、このあいだボールとまったく関係がないところで、高身長のゴツい相手にいきなりどつかれました。
日本人の僕はかなり気後れしてしまいます。
そんな外国人のチームメイトですが、味方のミスに舌打ちするような陰湿なタイプはいませんし、さっきまでカンカンに怒ってた仲間も終了のホイッスルと同時に途端にやさしくなります。
尾を引くことはまずありません。
そして、英語があまり話せない日本人純度100%の自分にも、分け隔てなく接してくれます。
ひょっとすると懐は日本人よりも広いかもしれません。
あらためて、みんなありがとう。
そして、ごめんね。
試合中は「オッケー!」とか「グッド!」とか「ソーリー(特にこれ多め)」とかしか言えなくて(泣)
新しい環境に身を置いてみて
話が横道に逸れてしまいましたが、
上記のような環境に身を置いたおかげで英語が少しは話せるように…
…はなっていません!(キッパリ)
残念ながらまだまだ話せるようになってはいませんが、その代わり「自己主張することの大切さ」は学びました。
やはり無口でいるよりも、声に出す、ひと単語でもいいから言ってみる。
それも無理なら表情で訴える。
この姿勢は和を重んじる国の民だったとしても、大切な気がします。
これは決して綺麗ごとではなく、さもないと自分だけが言われたい放題。いつの間にか「悪いのは自分のせい」になって終わります(泣)
とりあえず最近は、「ハロー ハウアーユー アイムファインセンキュー」から卒業して、恥ずかしげもなく“Hello, guys! How’s it going?”と挨拶できるようになりました。
でも、“You?(君はどう?)”と聞かれるとたじろぎます。
別れを告げるときは「グッバイ」ではなく、“Have a good one!”と言って颯爽と去れるようになりました。
ただそれ以外のバリエーションを持っていないので、「アイツ、それしか言えないのかな」とバレはじめているかもしれません。
最近は、もっと彼らと距離を詰めようとスワヒリ語にも手を出しはじめました。
彼らは英語が堪能ですが、母国語はスワヒリ語です。試合が白熱すると彼らはスワヒリ語になり、僕はたちまちお手上げに……。
いつかは英語とスワヒリ語も含めたトリリンガルになる予定です。
そう、いつかは。
もし『初心者でもわかる! スワヒリ語入門』みたいな書籍をつくる機会を伺っている出版社の方がいましたら、ここに出版業界で一番想定読者に近い位置にいる編集者がおります。
ぜひお仕事のご依頼をお待ちしております!(切実)
それでは、引き続き、よろしくお願いいたします。
