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「えぇ子じゃ」はどっち?ー93歳と2歳児、画面越しのおかしな関係

【93歳の人生を彩る、3つのリズム】

私の義父には、面白いルーティーンがあります。それは長生きするための、秘訣だそうで…
しかし、今回はそのルーティンではなく、義父が言う「3つの口癖」について書いてみたいと思います。

3つの口癖

1. 「どうしてかなぁ」(何かが起きた時、疑問に思った時の決まり文句)
2. 「えぃこら、えぃこら」(立ち上がる時、動く時の景気づけ)
3. 「えぇ子じゃ、えぇ子じゃ」(ひ孫を見た時の最大級のほめ言葉)

義父には8人のひ孫がいる。
なかでも、嫁である私の孫を
スマホ越しに見るのが義父の日課だ。

義父は耳がかなり不自由で、
画面の向こうの声は聞こえない。

でも、ひ孫の姿が映れば、まるで声が聞こえているかのようにニコニコと笑いながらこう言うのだ。


「えぇ子じゃ、えぇ子じゃ」と。


【その言葉は、名前じゃなかったはず】

ある日のこと、
いつものようにスマホ画面で
ひ孫と対面していた。

すると、画面の中の2歳半のをひ孫が、義父の顔をじっと見て
こう言った。

「えぇ子じゃ、えぇ子じゃ」

思わず大笑いしてしまった。

一体、どういうつもりで言ったのだろうか?

夫と、大笑いしながら考えた。

「ひょっとして、ひ孫は『おおじいちゃん』じゃなくて、『えぇ子じゃ』だと思っているんじゃない?」

「えぇ子じゃって言われる前に先にいったのかも」

真相は2歳児にしかわからない

けれど、93歳が2歳に「えぇ子じゃ」と言われている光景は、なんとも平和で
おかしいものだった。

【世界一、かわいい「えぇ子」】

「どうしてかなぁ」と考え、
「えぃこら、えぃこら」と動き、「えぇ子じゃ」とひ孫に言われながら老いを迎えている義父。


ひ孫にまで「えぇ子じゃ」と言わせてしまう義父は、やっぱり本当の「えぇ子」なのだと思う。


今日もわが家には、義父のリズムが流れている。

えぃこら、えぃこら。
えぇ子じゃ、えぇ子じゃ。



ひ孫は義父母をとても大切に思っています。スマホの向こうで「おおじいちゃんの顔が見たい」などどいうと、私まで嬉しくなってきます。それは聞こえていなくても、喜びに溢れるような義父母の笑顔と最高の褒め言葉をくれる、大切な存在だと子供ながらにわかっているからだと思います。8代目の夫婦にとっては、義父母も孫も可愛い愛すべき存在です。


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