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「なぜ施設維持管理のデジタル化は失敗するのか?落とし穴と回避策」

「施設管理の現場でもデジタル化を進めたい」  
そう考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし実際には、  
・システムを入れても定着しない  
・結局、紙とExcelに戻ってしまう  
・現場から反発が出る  

こうした“うまくいかない現実”に直面しているケースがほとんどです。

私自身、施設管理の現場に15年以上携わり、  
ホテル・倉庫・商業施設などで設備管理、所長業務、衛生管理、保健所対応まで経験してきました。

その中でデジタル化推進に関わり、
様々な問題を解決しながら導入にこぎつけた実績があります。

導入が失敗に終わる。これは現場の能力が低いからではありません。  
ツールが悪いだけでもありません。

本当の原因は、もっと別のところにあります。

経済産業省が公開しているDX推進の指針でも示されている通り、  DXが進まない企業には共通した構造的な問題があります。

施設管理の現場においても例外ではありません。



本記事では、  

・なぜ施設管理のDXは進まないのか
・現場で実際に起きている3つの問題  
・そして、それをどう解決すべきか  


について、現場目線で具体的に解説します。

なお本記事では、単なる「ツール紹介」や「理想論」は扱いません。  
あくまで、実際の現場で機能する進め方に絞ってお伝えします。

「これからDXを進めたい」  
「一度やって失敗した」  
「上司や現場をどう動かすか悩んでいる」

そんな方にとって、実務的なヒントになれば幸いです。


◆なぜ施設管理のDXは進まないのか

漠然としているので、共通事項として経済産業省のレポートを参考に解説したいと思います。

「老朽化したレガシーシステムのブラックボックス化、DX人材の深刻な不足、そして経営層の理解不足による既存の組織文化(縦割り)からの脱却できない点にあります。」

うーん…少し小難しいですよね。
以下噛み砕くと以下のようになります。

・共通した問題点

 ①どのような思想で構築したかわからない。
  現システムを作成した時の担当者が辞めており、ブラックボックスとなっている。施設管理業界あるあるで入れ替わりも激しいですし、どこまで後のことを考えて作成してたのかも怪しいもんです。

 ②ディジタル化に精通した人財がいない・育たない
  紙文化かつ専門外であるため育つまでに時間がかかる。
システム黎明期でもあるので、いろんな企業が作っていますがそれらを選定するにもそれなりに知識が必要なものです。

 ③経営層が費用対効果が感じられていない
  導入にはお金が必要です。元も子もないですが。
結果がでるまでに時間がかかるのがディジタル化です。

これらはどの企業でもディジタル化を推進するにあたり頭を悩ます内容では無いでしょうか?


さらに現場目線でもさらに問題分析します。

・施設維持管理業界で導入がうまくいかない問題点

大きく3つあると考えます。

 ①非定型で突発的な業務構造
  ルーティン業務である日常点検と突発業務である修繕業務が折り重なり業務構造で複雑です。
それらを一気にディジタル化し頓挫する事例が多いです。

 ②暗黙知に依存した技能体系
  経験値や感覚が大事な業態故に見える化をするには業務事態を分解するステップが必要。

まだまだ見て覚えろという現場も多いのではないでしょうか?マニュアルすべて準備されている現場ならばこのnoteは見てないでしょう…
マニュアルで全て伝えられればいいですが、ねじ一本締めるにしても感覚に頼る部分は多く見られます。

 ③導入メリット
  苦労するがなかなかメリットを感じられないことは大きなハードルです。紙や口頭伝達で回っているため、ディジタル化という変化はただめんどくさいものでしかないのです。

総合的にハードルがずいぶん高いように見えます



◆解決編

実践した内容を踏まえながら記載していきたいと思います。
ただし根気よく諦めないという事が前提です。

施設管理DXは以下の順番で進めると失敗しません

STEP1:業務を分解する(全部やらない)
STEP2:ルーティン業務だけ切り出す
STEP3:紙のままディジタル化する
STEP4:1業務だけスモール導入
STEP5:効果を数値化して展開

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