ラシュコフをもっと知る 第三回 『SNS情報の現在地』
ダグラス・ラシュコフが警告したデジタル社会の危うさは、すでに私たちの現実となっている。ラシュコフを知ることは、今を正しく理解することだ。
ジャーナリスト北沢栄が、その警告を深く読み解き、現代社会や私たちの生活への影響を考察する。AIやスマホ、デジタル資本主義など、身近なテーマから社会構造まで幅広く掘り下げ、私たちに問いかける。
本記事のポイント
AIとデジタル技術の急成長は疑心暗鬼を広げ、米国ではデマとヘイトが分断を深めている。
SNSには嘘や偏向が蔓延し、政治的工作にも悪用され、情報は蓄積されず流れ去るだけだ。AIへの過度な依存は判断ミスも招き、社会の信頼を揺るがしている。香港の活動家が拘束されている現実は、自由の脆さを示す。
SNSの健全化には、アルゴリズムの開示と運用の説明責任が不可欠だ。
第三回 『SNS情報の現在地』
北沢 栄・著 ジャーナリスト/AIテクノロジーリサーチャー

著者紹介

北沢栄(きたざわ・さかえ)
慶應義塾大学経済学部卒。共同通信経済部記者・ニューヨーク特派員を経てフリージャーナリスト。歴史研究者、AI テクノロジー リサーチャー。東北公益文科大学大学院特任教授(2008年まで)。公益法人、特別会計などの問題に関し参議院厚生労働委員会、同決算委員会、同予算委員会、衆議院内閣委員会で意見陳述。07年11月から 08年3月まで参議院行政監視委員会で客員調査員。10年12月「厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会」座長として報告書を取りまとめた。
主な著書に『亡国予算 闇に消えた「特別会計」』(実業之日本社)、『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)、『静かな暴走 独立行政法人』(日本評論社)、『小説・非正規 外されたはしご』(産学社/ボイジャー)、『神保町と大正デモクラシー』(ザ・メッセージ社/ボイジャー)、近著に『2030年の世界 時空間世界の拡大』(産学社/ボイジャー)など。
何のための、誰のための、デジタルなのか?
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印刷版:2,200円 (税込)


著者紹介

ダグラス・ラシュコフ(Douglas Rushkoff)
1961年生まれ。米国ニューヨーク州在住。 第1回「公共的な知的活動における貢献に対するニール・ポストマン賞」を受賞。『ネット社会を生きる10ヵ条』(原題:Program or be Programmed、ボイジャー刊)、『チームヒューマン』(原題:Team Human、ボイジャー刊)、『Throwing Rocks at the Google Bus』(グーグルバスに石を投げろ)など多数執筆。『「デジタル分散主義」の時代へ』という論考が翻訳されている。
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