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君がみた悪夢よりどれだけ酷くて美しかっただろう

夢であった日本武道館ワンマンライブが終わったわたしが私のためにだけ書いておきたい文章。

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麻痺させた。

生きるためにいまどんなことが起きているかを痛くなく、鈍くした。

不安を埋めるのは自分の行動しかない。

神様なんていないと心の底から思った。

ファンの皆様、ワチャチャメンバーや運営でなければ耐えてない。

周りの方に深く感謝している、今もずっと。

終わりよければ全てよし。

なので、自分の膿を取るだけのために言語化しておく。奥底で煮込まれるより、早めに出しておかなければならないと思うから。

武道館がずっと怖かった。

5年前、平凡だった日常から一転。

いろんな出会いが重なり、突然アイドルになった。

毎日狭い事務所に隔離されて怒られる日々、人間関係の構築、人に評価されるようになると同時に私たちも自分たちを評価した。

人気があるアイツはずっと憎い。

そんな気配を感じないようにずっと自分と頭を下げるように生きた。

バズってるからって調子に乗るな。
それは外部からだけでない。

グループのファンからも同様にヒシヒシと感じる空気感。どう立ち回れば角が立たないかずっと頭をぐるぐるしてた。

勝手な被害妄想かもしれない。
だけど当時はそれが恐怖の一つだった。

それとは真逆な悩みもあり、バズらなきゃグループの人気が落ちる怖さもあり毎日が戦いだった。

奇跡のお尻で3年連続でバズってくれて安心したことと、武道館がそのバズりを否定してくれたことも安心した。

武道館は過激なものはNG。

だから夢であった3年で武道館は決まらなかった。実力もあるが。

だけどそれがなくなるとバズらないので私の価値はなくなっていくように思えた。

毎日バズるために企画を考えたり動画にして形にした。メモした。だけどうまく行くものはほんの一握りだった。天才じゃなかったから、ひたすら時間と労力を使った。

そのために、人間的魅力を極める時間がなくなっていた。

日常の輝きや感性が薄れていく。

それはアイドルとして人間として魅力というか深みがなかったなと思う。

昔はぼーっと夕焼けを暮れるまで眺めて、寒い寒いと言って家に帰ってホットミルクを飲んだ。

もらった花をドライフラワーにして、それを一眼レフで撮影してPCに入れて好きな色味に調節して楽しんだ。

古着屋さんにビンテージピアスを探しては、重たいから結局つけずに飾るだけになってたりした。

そんなアイドルになる前の生活。

無くていい時間が、無くてはならなかった。

ただ夢のためにコンスタントに必要なことを全てこなす毎日。

気づいたら私の人間的価値はバズって話題性がある、ことだけになってしまっていた。

なのに武道館にいけなかった。

バズらないのに人間的深みや魅力がない。グループにいる価値ない。自分が自分を毎日脅迫してた。

人間として好き!キャラクターが好き!
途中からそんなアイドルになれてなかった気がする。

深く、闇の底まで落ちた。

一歩ずつ帰ってこなきゃ。

だから一回数字を見るのやめて伸び伸びいきるなどした。

じゃあ好きなことができた。🍩

やりたいことができた。🎮🎹🎤

大切なものができた。🐾

そんな時期に武道館が決まった。

だけどバズりから目を背けてるうちにかなり人気が落ちてた。

闇の底から這い上がった先は地獄が待っていた。

では!今から武道館埋めてください!1年で!チケットはライブの3ヶ月前から売ります!

やらなきゃいけない。
なんとなくしていた動画投稿、TikTok投稿を本腰でやりはじめた。

もちろんこの5年間の間、ライブはずっとある。その間をどう使うかだ。

動画は何本かだけ当たったように思う。
メディアにも以前より露出できるようになっていた。

よし!ではこれからチケットを売ります!頑張るぞ!!!武道館まであと3ヶ月!

やっと知られるようになったぞ!!!

チケットを売るために今やらなくてはいけないことは?!すべて実行!からの次は

批判の嵐。

顔が見れない人から近くのファンまで。

毎日ずっと大量の活動に対する批判コメントが来た。

ほぼ一方向を向いた鋭利な言葉、
ほんの少しのファンが心配して優しい言葉をかけてくれた。新しく知って応援してくれた人もいた、命の恩人。

妄想で話をでっち上げる知らない人、何をやっても全て否定、最終的には迷惑付き纏いでビラ配り中止、お前のせいでグループから離れた。お前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいで。

ずっと気に食わない存在。

アイドル活動をはじめてずっと、

何かずっと誰かに刃物を向けられているような気はしていたが、知られるほどにその数が信じられないほど増えていった。

それは私を知らずに叩いている人だけじゃない、確実に近しいところからもヒシヒシと感じ取られた。

だから

麻痺させた。

麻痺させてた。

無視してた。

自分を。

だけど人間らしさを取り戻してから、ここ数ヶ月の大量のこちらを向いた矢は、

癒たての傷には少し重かった。

だけど夢の武道館まであと数ヶ月しかない。

的確に刺さっている矢を全部なかったことにしてとにかく考えた動いた。

麻痺。

それでも痛い。

配信で涙止まらずファンの人に頑張りますいつもありがとうと言った。

家に出るとき怖くてファンからもらったブレスレットを本気で信じて頼っていた。

本当に味方でいてくれたファンのおかげで耐えた。頑張れた。保った。

そして2025年3月31日に

日本武道館ワンマンライブがはじまった。

数分あるOP映像が流れ、一曲目の歌いはじめで客席を見る。

5年間の見たかった景色がそこにあった。

2階席までいっぱいの人、サイリウム、歓声。
私の担当カラーの青いサイリウムもたくさんあった。

麻痺した。

今までの5年間のグロい生活が。

全部がキラキラに変わった。

全部にありがとうと思った。

わたしがわたしを救ってくれた。

じっと支えてくれたファンに恩返しができたかなと前向きな気持ちになった。


でもひとつ私がわたしに覚えてて欲しいがためにこの文章を書いている。

麻痺してるから、

この5年間は綺麗事ではなかったと。

そんな簡単に夢を叶えたんじゃないから、
だからまずは近くにいた人たちのおかげだと。自分が自分を保てたファンやメンバーや運営、家族のおかげだから驕るんじゃないぞ。

協力してくれたアイドルさん含め関係者を忘れるんじゃないぞ、この期間たくさん悪意に触れた分、誠意は生きるための源だった。

変なものを信じるのはもうやめて。

美味しいものを食べるだけで幸せなんだ、
猫と何気ない時間を過ごすだけでいいんだ。

大好きなファンをこれからも大切に。

麻痺させなくても一歩ずつ歩けるように、少しずつなっていこうね。

そうしたら、この最高の景色を見れた武道館は自分の中で本当にあったんだと信じられるようになる。

キミがみた悪夢よりどれだけ酷くて美しかったものか、魔法が解けたときまた思い出すことにしよう。

思い出はきっと書き換えられるから、
忘れないうちにここに置いておく。

次の一歩も、

素敵な出会いがたくさんありますように。

鈴木Mob.


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