『新撰 小倉百人一首』読書会記録16
コテンラジオリスナーコミュニティの仲間と、週に一度読書会を持ち、塚本邦雄『新撰 小倉百人一首』を読み進めています。
ひとりで読むだけでは辿り着けない視点や感覚が、別の誰かの言葉によってふいに開かれることがあります。
ほかの皆さんは和歌ガチ勢の私の言葉で、私は和歌初心者の皆さんの言葉で「なるほど」と、毎回気づきや刺激を受け取り合う、豊かな時間です。
こちらはその読書会の記録です。
全10回前後……などと言っていたのが遠い昔のようで、あと何回かかるのかわかりませんが、それぞれの記録をお楽しみいただけたらと思います。
『新撰 小倉百人一首』読書会記録16
#新撰小倉百人一首読書会 も16回目……!
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
あと3回か、4回か。終わりが見えてきました。
しかしいよいよ新古今時代本番なので、話があまりにも盛り上がり、す、進まない……!!!
・「その前提、知らんけど」となるので逆接は難しい
・「霞に舟の落ちてゆくかな」だと台無し
・体言止めオンパレード pic.twitter.com/5V5adyTrtI
・命令形は強いし、独りよがりにもなりやすい
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・初句切れの命令形など、読者を引かせるおそれもある(上手くやればもちろんOK)#歌の詠み方
・平安時代の恋の訴え方は、現代だとXに晒されかねない(当時は、それでよかった)https://t.co/twQdiPd7cS
・女房は女主人の鏡
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・六条御息所の女房は教養高く嗜み深いし、女三宮の女房は葵祭で浮ついて仕事をサボる
・彼氏に呼び出されて主人のもとを離れるの別の日にしてください!!!
・和歌本読書会なのに、なぜか柏木のドン引き突撃について語る回になるなど
・「素人なりに、塚本先生の『「百人一首」になんでこれ入れた? 』という気持ちがわかってきました」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・生きた時代のためか、式子内親王は、新古今すぎず叙情的すぎない絶妙なバランスの歌人
・5人年子は確率的に愛妻だろ
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・ごっしーは滋子に出逢う前、5人年子産ませた成子のこともちゃんと愛していたと思うよ……ドラマだからいいけど……なお #平清盛 では成子は登場すらしませんでした
・でも大河ドラマ「平清盛」は好き
・以仁王は「高倉天皇が天皇になったので天皇になれなくて怒った人」では絶対にないよ、コテンラジオさん
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・滋子が皇子を産まなかったとしても、成子所生の皇子が皇太子や天皇になれた世界線はまずない
・そもそも親王宣下さえされていない
・同じ「恋ひ恋ひて」なら、そこは「よし見よ」より「そなたになびく」じゃないですか、塚本先生?
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・後鳥羽院は式子伯母様が大好き
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・大好きすぎて丸パクリしとる
・桐の葉を庭の雪に変えただけ! もうちょっとひねってください!
・隠岐本新古今集でも式子の和歌はほとんど削られず、贈答歌を中心に少し削られた程度
・「玉の緒よ」は忍恋なので、柏木のような立場を作中主体に想定するのは正しいが、柏木よりよほど抑制的な作中主体を見なければならない
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・柏木は理性吹っ飛んでやらかしたあと相手の夫に睨まれて死の床に就く男、「玉の緒よ」の作中主体はやらかしなど思いもよらぬ段階で自らに死を願う男
・ #三鷹源氏物語を読む会 で履修したアンジャッシュ渡部理論をさっそく2日後に披露してしまったhttps://t.co/Gdm66sRArv
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
・芸能事情に疎いので、一般の方に伝わりやすい喩えは今後も吉田裕子さんから学び続けます
和歌の話より柏木の話をした時間のほうが長かったのでは、という疑惑さえある第16回でした。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
単発耳だけ参加の方も2名おられて、それぞれ楽しんでいただけてよかったです!
この流れで「皆様もぜひ」と言いたいのですが、コミュニティ内の読書会ということで、それはできず。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) August 27, 2026
せめてこうした形で楽しさのお裾分けができたらと思います。
塚本先生の本もぜひお楽しみください。https://t.co/9WpX3wLxwh#Amazonアソシエイト
塚本邦雄『新撰 小倉百人一首』はこちらからご覧ください。
序文で爆笑し本文で唸り跋文でまた爆笑すること間違いなしです。
※本記事の書籍リンクにはAmazonアソシエイトを利用しています。
『新撰 小倉百人一首』読書会記録
読書会参考書籍
和歌物語の維持メンバーになる
noteをはじめとした梶間和歌の和歌活動は、
メンバーシップ・チップ・寄付や有料コンテンツの購入などで支えてくださる皆様のお力で成り立っています。
お寄せいただいたご支援で生活を回しながら、和歌(特に京極派和歌)の発信をし、
また和歌にゆかりのある土地を旅してレポートを書いたり、歴史の勉強をしてエッセイを書いたりしてきました。
皆様のご支援があってこそ、多くの記事やコンテンツを無料または低価格で届けてこられましたし、これからも届け続けることができます。
「梶間和歌の活動や生き方に意義を感じている」
そして
「経済的に余裕がある」
という方には、この活動の維持メンバーとしてご参加いただけましたら幸いです。
noteのチップやメンバーシップなど、 ご無理のない形でお力添えください。
寄付という形に躊躇のお気持ちがありましたら、低価格のコンテンツのご購入という形でも等しく有難いです。
もちろん、あなたが作品や記事を読んでくださること、私の発信を受け取ってくださること、それ自体が私にとって大きな力。
経済的に余裕はないが価値や意義を感じている――そんな皆様からのスキやシェアなどにも、あらためて、心より感謝申し上げます。
皆様に頂いた支えを、これからも和歌をはじめとした人文知の発信という形で社会に還元してまいります。
今後とも、あなたはあなたの領分において、私は私の領分において、ともに世界を美しくしてゆきましょう。
この記事を書いた人


いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます。頂いたサポートは、書籍代等、より充実した創作や勉強のために使わせていただきます!