『新撰 小倉百人一首』読書会記録18
コテンラジオリスナーコミュニティの仲間と、週に一度読書会を持ち、塚本邦雄『新撰 小倉百人一首』を読み進めています。
ひとりで読むだけでは辿り着けない視点や感覚が、別の誰かの言葉によってふいに開かれることがあります。
ほかの皆さんは和歌ガチ勢の私の言葉で、私は和歌初心者の皆さんの言葉で「なるほど」と、毎回気づきや刺激を受け取り合う、豊かな時間です。
こちらはその読書会の記録です。
全10回前後……などと言っていたのが遠い昔のようで、あと何回かかるのかわかりませんが、それぞれの記録をお楽しみいただけたらと思います。
『新撰 小倉百人一首』読書会記録18
#新撰小倉百人一首読書会 、18回目を開催しました。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
うーん、あと少し。あと少しなのに、あと少しなのに……。
新古今時代、恐るべし(?回目)
・和歌において旅は寂しく、都や置いてきた家族を恋しがるもの。「この景色パねえ! 」などとは詠まない pic.twitter.com/2iAlnduBKC
・平安時代の歌合含む○○合(あわせ)と院政期以降の歌合は、ガチ度が違う(そもそも目的が違う)
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・院政期以降の歌合はけっこうガチなので、題を揃えて公平感を担保しなければいけない
・そして題詠が発達する
・判にも根拠が、前時代より求められるようになる
・「ならはぬ」の一語で初めての旅であると明示する技術
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・「油断するとすぐに『伊勢物語』が出てきますね」
・新古今時代の和歌を読むには『伊勢物語』『源氏物語』の知識が不可欠……
・過去の梶間和歌「一日1首和歌を訳すブログをやっています」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
過去に知り合った人「え、紹介する和歌なくなりません? 」
和歌いくつあると思っとるんだ???
・気づけば「『千五百番歌合』だけでも3000首あるのに」と和歌初心者さんがおっしゃるようになる和歌読書会
・「歌が太い」とは
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・枕詞の導く体言を、枕詞そのものが表すようになる現象(「たらちね」「たまぼこ」など)
・自意識過剰になりがちな命令形も使いどころ次第
・『風雅集』雑上の良経、慈円、定家コンボはヤバい
・気難しい塚本先生も大絶賛
・良経の「昔に霞む」、業平の「月やあらぬ」が百人一首に入ったとして、愛も敬意もない素人に好き勝手言われたくないので、現状で良いのかもしれない
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・『NANA』の印象は読者の人生経験に従って変わる
・古典作品とはそういう豊かなもの
・『NANA』も古典になると思う
・「シャレオツ家集名」というパワーワード
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・たしかに『紫式部集』『和泉式部集』と比べたときの『拾玉集』『秋篠月清集』のシャレオツ感
・忙しい掛詞
・母音の与える印象
・新古今時代は歌人同士の相互影響関係が強いので、「この表現は誰が最初に考えた」と特定できないものも多い
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・「あの特殊な空気感のなかで生まれた」ぐらいの捉え方が現実的
・「花も紅葉も」とうとうキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
・「え、『源氏』ぐらい当然読んでるよね? 」感
・新古今名物、涙の誇張表現
・しかしシラけない涙の誇張表現もある
・さすが定家さん
・「院は歌がわかっていない」は許せるが、「院の政治はおかしい」は許せなかった説
・新古今を読むなら『源氏』は必須
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
→長いので読み通すのはつらい
→各巻2行の要約版という手段が!
→「源氏は人妻の空蝉に迫ったが避けられ、代わりに継娘の軒端の荻と契る」身も蓋もねえ
・『新撰 小倉百人一首』読書会の次は、京極派読書会ではなく、『源氏物語』読書会になるか……!?
進まない、進まないと言いながらもとうとう終わりが見えてきました。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 11, 2026
おすそ分けに過ぎませんが、あと数回、最後までお楽しみください。
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序文で爆笑し本文で唸り跋文でまた爆笑すること間違いなしです。
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『新撰 小倉百人一首』読書会記録
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