猫たちが、なぜかKindle出版応援団になった!!
朝
私はいつものように、四畳半でギターを抱えていた。
ジャーン♪
🎧 わかモン「今日は静かだなぁ……」
静かすぎる。
こういう日は、だいたい何かある。
振り返る。
猫がいない。
嫌な予感がして押し入れを開けた。
バサァッ!!

大量の紙吹雪と一緒に、猫たちが飛び出してきた。
🐱🐱🐱 猫軍団「出版応援大作戦ニャーーー!!」
🎧 わかモン「何の?」
黒猫が一冊の紙束を掲げる。
表紙には、
『わたしって、何が好きだったっけ?』
🎧 わかモン「……まいさんの本?」
🐱 黒猫「8月22日、Kindle出版ニャ!」
🎧 わかモン「なんで知ってるの?」
猫たちは一斉に目をそらした。
🎧 わかモン「そこは答えないんだ」
するとキジトラが机へ飛び乗った。
🐱 キジトラ「この前、クロがまいさんのアトリエまで行って応援してたニャ!」

🐱 三毛猫「クロには負けてられないニャー!!」
🐱 茶トラ「猫軍団の力強さをみせつけてやるニャー!!」
🎧 わかモン「張り合うところ、そこ?」
そこから四畳半は一瞬で選挙事務所みたいになった。
壁には巨大な横断幕。
『祝!Kindle出版』
床には旗。
メガホン。
肉球スタンプ。
なぜ頼まれてもいない宣伝にここまで頑張れるんだろう

🐱 黒猫「まずは宣伝カーを出すニャ!」
🎧 わかモン「車ないよ」
猫たちは私のギターケースへ車輪を取り付け始めた。
🎧 わかモン「それ、私のだからね?」
🐱 茶トラ「取り付けOK!出発ニャー✨️」

三毛猫がメガホンを構える。
🐱 三毛猫「朝3時から『好き』を育てた一冊ニャーー!」
🎧 わかモン「近所迷惑だから朝3時には絶対やめて」
次に茶トラが巨大な時計を運んできた。
文字盤の「3」だけ異常に大きい。
🐱 茶トラ「全員、今日から3時起きニャ!」

🎧 わかモン「今日はも3時過ぎてるよ。それに、そこは意味が違う」
🐱 茶トラ「違うニャ?」
🎧 わかモン「大事なのは3時に起きることじゃなくて、
自分の『好き』のための時間を先に取ること」
猫たちが止まった。
🐱 黒猫「……では」
ホワイトボードを書き換える。
『毎朝3時集合』
から、
『10分でも好きな時間を確保』
へ。
🎧 わかモン「急にまともになった」
ところが、その横で三毛猫が巨大な箱を運んでいる。
🎧 わかモン「それ何?」
🐱 三毛猫「応援用の本棚ニャ!」
🎧 わかモン「Kindleだよ?」
🐱 三毛猫「…………」
箱が静かに閉じられた。
今度はキジトラが、スマホを百台くらい並べた絵を描き始めた。
🐱 キジトラ「全端末で読むニャ!」
🎧 わかモン「一人一冊で十分」
🐱 黒猫「ならレビューを百回――」
🎧 わかモン「一人一回」
猫軍団の応援は、規模だけ大きくしていけばいいと思っているらしい。
私はギターを置いた。
🎧 わかモン「普通に紹介しようよ」
🐱 黒猫「普通?」
🎧 わかモン「忙しくて、自分の『好き』が分からなくなった人に届くように」

猫たちは少し静かになった。
三毛猫がハチマキを直す。
🐱 三毛猫「……それなら猫軍団にもできるニャ」
🐱 茶トラ「一人ずつ届けるニャ」
🐱 キジトラ「好きな人のところまで運ぶニャ」
🎧 わかモン「Kindleだから運ばなくていいけどね」
数秒の沈黙。
そして――
🐱🐱🐱 猫軍団「それでも全力で応援するニャーーー!!」

メガホン。
紙吹雪。
肉球スタンプ。
また四畳半が揺れた。
私は耳をふさぎながら、少しだけ笑った。
まいさんが10分、30分、一ページと積み上げた「好き」は、とうとう一冊の本になる。
そしてなぜか今、
その一冊を応援するために、
うちの猫たちまで増えている。
🎧 わかモン「……『好き』って、猫まで連れてくるんだね」
黒猫が胸を張った。
🐱 黒猫「大応援団になったニャ!」
🎧 わかモン「お願いだから、出版日にギターケースで街を走らないでね」
猫たちは返事をしなかった。
……もう車輪、付いてる。
2026年8月22日(土)Kindle発売
『わたしって、何が好きだったっけ?』

通常価格 580円。 Kindle Unlimited対象予定。
発売から4日間は 99円セール!!
まい|朝活で創作を育てる絵本作家
>> X @mai_nichimai >>note
今回は、まいさん応援番外編
いつもは、Substackの初心者応援をやってることが多いです….たぶん

