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CMC meet up高知 vol.8に参加したこと

先日、コミュニティマーケティングを学べるセミナー「CMC meet up高知 vol.8」に参加した。

実は、このイベントの続編となる「CLS高知」なるイベントは、少し前にネットで見つけて少し気になっていたが、今回のCMC meet upに登壇することになったよさこい祭りのあたご競演場実行委員長から紹介され、内容もよく知らないままに申し込んでいた。

コミュニティマーケティングは、企業や地域がファンコミュニティを運営することで、売り上げや地域振興に繋げるというもので、地域を盛り上げる活動、もっといえばコミュニティスペースを運営したいなどと宣っている身としては、学んでおいて損はないと思ったのだと思う。

運営の藤田さんとの出会い

このイベントに参加する前に、ある意味で僕の目標は達成されていたのだが、その話はこちらの記事に残してある。

藤田さんは当日も高知県で活動されている皆さんを紹介してくれ、僕が高知で活動する人脈の基盤を広げてくださった。

藤田さんとの出会いは、今後の人生に大きな影響を与えてくれるに違いないと強く思う。

一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会 理事 河村 雅代さんの講演

最初のセッションでは、コミュニティマーケティング推進協会の理事であり、ウイングアーク1st 株式会社でカスタマーマーケティングを担当している河村さんが登壇。コミュニティマーケティングの実践的な側面について解説した。

2004年に創業された約1000名規模のB2B企業でのコミュニティ「NEST」運営の経験を共有し、コミュニティを「事業成長のための装置」として位置づけることの重要性について語った河村さんが語ったコミュニティ設計のポイントは次の3点。

  • コミュニティのベースは人と情報
    ・人が出会うことで情報流通が加速する仕組みを意識

  • コミュニティはユーザーのもの
    ・コミュニティは事業と切り分けて構築する必要がある
    ・参加者のメリットやストーリーは整理しておきたい
    ・新規参加者と既存参加者の比率は重要な指標

  • コミュニティの設計は定期的に見直すこと
    ・定期的にOWWHを実践すること
    ・コミュニティの機能や目的は流動的である

コミュニティマーケティングについては全くの未勉強であったため、ところどころわからないワードが出てきたが、コレから学びたいと思わされてしまった。

パネルセッション
高知のコミュニティマーケティングの事例

次のセッションは、高知でコミュニティマーケティングに取り組む企業によるパネルディスカッション。登壇者は松田医薬品株式会社 専務取締役 営業本部長 松田 憲明さん、有限会社戸田商行 代表取締役 戸田 実知子さん、酔鯨酒造株式会社 課長 堅田 健太さんの3名。

戸田商行 The Last Mokumen

戸田商行は、木材を薄く削って作る緩衝材「もくめん」やエッセンシャルオイルなどの製造を行う企業で、InstagramYouTubeでの発信によりかなりのファンを獲得しており、現在コミュニティマーケティングに取り組もうとされている段階であるとのこと。

今後の取り組みに注目したいと思う。

酔鯨酒造 クジラのねぐら

日本酒大国高知の酒造のひとつである酔鯨酒造では、ファンコミュニティサイトの運用を2023年11月から2025年7月までの1年半ほど行なっていた。

有名レコード会社で働いていたことのある堅田さんが、「FC会員10万人いたらオリコン1位が獲れる」という知見もあり、ファンコミュニティを運用して酔鯨好きを集めたら高単価商品の売り上げを上げられるのではないかということで始めたこのコミュニティは、やがて活動が停滞し、経営者への有用性が示せずサイトを閉じることになる。

SNS(Instagram)やキャンペーンで参加者を集めるところから始め、ファンの発信や交流、社内の日常を発信し続けたことで、コアなファンが集まったが、“酔鯨好き”ではなく“コミュニティ好き”が増えたことで費用対効果が説明できなくなった。

堅田さんは、ファンコミュニティは会社の信念に共感するファンを集める必要があるところ、商品のファンを集めてしまい、熱量が保てずコミュニティとしての機能が発揮できなくなったと分析したそう。

とはいえ、この秋にはこのファンコミュニティをきっかけに集まった酔鯨ファンとのオフラインイベントを開催予定とのことで、よい実績となっている。

松田医薬品 湯どんぶりの待合室

「おふろの芯体験」をコンセプトにした入浴剤を製造販売している松田医薬品は、銭湯好きやサウナ好きが集まるコミュニティ「湯どんぶりの待合室」とのコラボ企画を行うことで、認知拡大を図った。

InstagramXnoteで様々な発信をしながら、イベントや交流会の参加者の声をモトに銭湯に営業をかけ、入浴剤でジャックした銭湯を巡るスタンプラリーイベント「湯遍路」では、限定グッズが一瞬で売れ去ったという反響があったそうで、コミュニティマーケティングの面白さを感じた。

また、UGC(User Generated Content)と呼ばれるユーザーがコンテンツを作り始める事象も起こり、入浴剤をレビューするブログや動画、イラストなどがSNSで出回るなど、コミュニティから発生した認知の広がりもあった。

好調だった松田医薬品のコミュニティマーケティング事業は、今年の5月に突然、経営層との折り合いが合わずにストップすることになった。
(経営層は登壇した松田さんの父親であり、松田さんは「親父との意思の疎通が取れなかった」と振り返った。)

LT登壇
参加者からの発表

僕をCMC meet upに送り込んでくれた矢原さんのピッチ

最後に今回の参加者の中から事業を発表するLTが行われ、5名が発表した。

皆さんそれぞれの活動の中に“コミュニティ”があり、そこで何を考えているのか、どんな想いで活動しているのかなどが語られた。

なんだか、めちゃくちゃ刺激を頂いた。

懇親会

会場となった和の森 sotofficeで引き続き懇親会が行われ、会場の向かいにある居酒屋の皿鉢料理や、参加されていた酔鯨さんの日本酒やよさこいワイナリーのワインを楽しんだ。

ここで人見知りが発揮してしまい「バッチリ交流できたぜ」とは言えない結果に終わってしまったものの、最低限として今後に繋がりそうな出会いを3人以上得られたと思うので、大満足。

名刺交換で終わることもあるけど、今回は短期的にもクリティカルないい出会いがあった気がするので、その経過はまた書いていけたらと思う。


現在、「広報支援」という言い方で情報発信のお手伝いをさせてもらう事業を始めているが、僕の思想として「広報活動は応援される環境づくり」という考えがある。

今回のイベントに参加して、コミュニティマーケティングを少し齧ったことで、この「応援される環境」がコミュニティなのではという思いに至った。

コミュニティマネジメントには少し興味があったが、本格的にそちらの道へシフトを切ってもよいのかもしれない。

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