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大学生にできる提案とはー早慶明合同ビジコンCompass2024を振り返ってー

はじめに

こんにちは!早稲田マーケティング研究会(通称:まーけん)です!

8月に、早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学のマーケティング研究会に所属する学生が参加する、3大学合同の「Compass2024」というビジコンが開催されました。今回は日本の大手生活用品メーカーであるライオン株式会社様に協賛していただきました!

今回のビジコンのお題は、「10〜20代の若者にNONIOのマウスウォッシュをもっと使ってもらうにはどうすればよいか」です。NONIOとは「ひらけ、自分」をテーマに科学的なアプローチで口臭をケアし、自信を持ったコミュニケーションをサポートする製品ブランドです。今回はその中でも特にマウスウォッシュに着目したお題をいただきました。

今回の大会には、200人以上もの大学生が参加!決勝では、各大学の予選を勝ち抜いた2グループずつ、合計6グループが集まり、1ヶ月間かけて練り上げたビジネスプランを発表しました。各大学が鎬を削り合う熱い戦いとなりましたが、早稲田大学は見事準優勝を勝ち取ることができました!

今回は「大学生に求められる視点」をテーマに、Compass2024の決勝に進出した2つの班と、審査員を務めてくださった、ライオン株式会社様でNONIOのブランドマネージャーをされている金子様にインタビューをさせていただきました。

ぜひ最後までご覧ください!

金子様

金子様の説明
所属
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部
現在はNONIOの他に美白歯磨きLightee(ライティー)のブランドマネージャーを務める。
経歴
2002年 東京藝術大学デザイン科修士課程卒業後、ライオン株式会社に入社
2022年までクリエイティブ部門でパッケージデザイン開発を担当し、2023年より現職に就く。


〜ビジコンにかけた大学生の想い〜


最初に、Compass2024の決勝に進出した2つの班に、ビジコンを通して得た気づきや学びについて教えてもらいました!AグループとBグループという形で紹介させていただきます。

Compass決勝進出班の方々


ーーCompass2024決勝進出おめでとうございます。まずこのビジコンに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

A・B)春に新入生ビジコンがあり参加したのですが、その時はまだビジコンがどのようなものかわかっておらず、自身の力を出しきれなかったような気がしていました。そこで今回のビジコンでは前回のビジコンの反省や今まで学んできたことを活かして勝ち抜きたいと思い、参加することにしました。

また、Compass2024は早慶明の3大学が参加する比較的規模の大きいビジコンなので、チャレンジしてみたいという気持ちもありました。

新入生ビジコンの記事はこちら
https://note.com/waseda_marketing/n/n7f6a9a8b85fe

ーーここからはビジコンの1ヶ月間について振り返っていただきます。まず、企画を提案する上で一番難しかったことはなんですか?

A)アイデア出しです。最初の方は案を出してはボツになっての繰り返しだったので、焦りもあってしんどかったです。1週間前にやっと案が出てきた感じですね。その案も最初は反対意見もあり、需要があるのかを考え続けました。

B) 自分たちの中で出てきた案は企業も思いついているのではないか、そもそもの方向性はあっているのかなど懸念点が多くあり、難しかったです。

また、チームワークの大切さも実感しました。夏休みなので予定が合わず、引き継ぎがうまくいかなかったりすることもあり、全員の理解度を合わせるのに苦労しました。

ーー分析、企画考案の上で最も意識していたことはなんですか?

A) 第一に、「自分たちにとって魅力的な企画であるかどうか」を意識して企画を考えていました。今回の対象が若者なので、少なくとも若者の一人である自分たちが使うものを考えようと思いました。また、NONIOだからこそできる、するべきことを提案するために企業理念などを確認するようにしていました。

さらに、発表の際は内容が首尾一貫しているように、スライドや発表の仕方を工夫しました。

B) 顧客の分析や企業の分析などの現状分析に一番時間をかけました。自分たちの思いついたアイデアは突飛なものではないと思っていたので、分析のところに穴が見つからないように細かいところまで詰めました。その過程では、役割分担をして実際に現場を見て回るなどして実現可能性の検証もしました。

ーー今回最も活かせた若者の特徴はなんですか?

A) この班は、若者ならではという部分にあまり着目できていませんでした。もっと若者の特徴を活かすべきであったと思いました。

B) 今回ターゲットを絞った大学生は経済的に親から自立し始める時期ですが、ほとんどの大学生は経済的に余裕がないため、大きなボトルを購入するとは考えにくいと思います。そこで最初のハードルを低くするために、外出先で手軽に使える場を作ろうと考えました。

また、大学生には機能的な特徴ではなく、「口臭をなくすことで自信を持ちたい」などという生活価値に着目するのが良いと考え、そこを全面に押し出しました。

ーービジコンで一番学んだことはなんですか?

A) 一番は楽しくやったほうが良い、ということです!雰囲気が良いほうが意見も言いやすいし、団結力が深まって良いと思いました。

また、審査員によって着目するポイントが違うということもわかりました。予選と決勝では審査員の職種が異なるということもあり、全く異なるフィードバックをいただいたことに驚きました。

B) チームワークが大事だ、ということです。それぞれ得意分野が違うので、それを活かして役割分担をして作業を行いました。また、夏休みで全員集まれることが少なく、引地技がうまくいかないこともあったので、報連相の大切さも実感しました。

ーーLION様からフィードバックをいただいて感じたことはありますか?

A) 私たちは実現可能性も自分たちなりに考えていましたが、大学生で考え切れることは少なく、LION様も審査の過程でそこに重点を置いていなかったのだとわかりました。それよりも、今大学生である自分たちだからこそわかることに着目すべきだったと思いました。

B) プレゼンの内容や、大学生の良さを活かした点を褒めてもらえました。その一方で、企業に提案する時は、顧客の分析も大事ですが企業の分析も大切であるということがわかりました。

Compass2024決勝の集合写真


〜大学生らしさとは‥ビジコンの決勝を見た感想〜

ここからは、金子様にCompass2024をみた感想や大学生に求められることについてインタビューを行います。 

ーーCompass2024に協賛していただいた経緯を教えてください。

今回は、ご縁があって明治大学の教授の久保田先生からお話をいただきました。大学生の率直な意見が聞けるチャンスだということで、若者をターゲットとしているNONIOをテーマにすることにしました。

参加者である皆さんに「生の大学生の意見を聞いてみたい!」という気持ちが強かったですね。施策にリアルさを求めすぎてしまうと、アイデアも限られてしまうと思い、実現性以上に素直な視点や考えを聞きたいと思いながら審査していました。

ーー決勝をご覧になった率直な感想をお聞かせください。

普段私たちが考えていることをテーマにしていたので、アイデアは一度考えたことのあるものもありました。その面で学生との共通点を感じられました!

若者の洗口剤使用率が低い理由がもっと示されているとよかったかもしれません。企業内の人ではないからこそ、あえて批判的視点を入れてみるとより良くなる気がしました。

大学生の貴重な夏休みを1ヶ月間も費やしてこのお題に取り組んだことは、率直にすごいと思いました!これだけ時間をかけているものですから、参加者の方の熱意がすごく伝わってきましたね。発表に寸劇を加えるなどの工夫もあっておもしろかったです。

ーー順位を決定する際に特に重視された評価基準などはありますか?

ある程度の採点基準はありましたが、お題に対して的確な答えが導き出されていて、みんなの納得に繋がったアイデアを提案した班が高く評価されました。私たちは、NONIOを単なるニオイを消すだけの口臭ケアアイテムとしてではなく、NONIOの使用によって円滑なコミュニケーションが可能になり前向きな気持ちになるという「ポジティブなイメージ」を持つ商品にしたいと考えているんです。優勝班のアイデアは、そこを掴めている新しいアイデアだったので審査員全員の評価がよかったですね。

〜社会人の方が持っているマーケティング的視点とは〜

ーーLION様がこのお題について考えるとしたとき、大切にしたい視点や着目する点はどこですか?

NONIO製品をより多くの方々に使っていただき、良さを知っていただくことはもちろんですが、その為には、「口臭ケアという機能価値に加えて、若年層のインサイトにアジャストした体験価値を提案し共感を獲得すること」を大切にしています。

ーー今の大学生に伝えたいことはありますか?

学生時代の経験が社会に出て必ず活きてきますので、いろんなことに目を向け、足を運んでリアルな経験をたくさんしてください。

終わりに

いかがでしたか?大学生と社会人の方で施策を考える時の視点に違いが生まれてくるということを感じられたら嬉しいです。

ビジコンのクオリティも年々上がってきていますが、まだまだ大学生には求められていることがありそうですね。特に、大学生だからこそ見えてくる問題に着目することが大切かもしれません。

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