#011【読書】新しい一年の扉をひらく本 3選
新しい年が始まると
「何か変えたいな」「今年こそ何か始めたいな」
そんなふうに思ったりしますよね。
でも同時に、
何をどう変えたらいいのか分からなかったり、
大きな目標を立てるほどの勇気はなかったり。
そんな今の気分にそっと寄り添ってくれる、
“新しい一年の扉をひらく本”を
3冊選んでみました。
1. 今いる場所から、一歩外へ踏み出す扉
最初にご紹介したいのは
稲垣えみ子さんの「人生はどこでもドア」。
以前は朝日新聞社に勤め、
現在はコラムニストとして活動されている稲垣さん。
「夫なし、 子なし、 冷蔵庫なし、 ガス契約なし」
の小さな暮らしを楽しむその生き方は、
以前から多くの共感を集めています。
この本では、筆者が会社を早期退職したあと、
ずっと心のどこかで思い描いていた
フランス・リヨンでの2週間ほどの暮らしと、
そこでの心の揺れや気づきが綴られています。

日本から見ていたフランスや
海外での暮らしへの先入観、
「こうあるべき」という自分の思い込みなどが、
ページをめくるごとにほどけていく
感覚があります。
元新聞記者という経歴もあって
文章はとても読みやすく、
クスッと笑えるエピソードや、
ちょっとした失敗や不安も正直に描かれていて
気づけば稲垣さんの人柄に
親しみを感じていました。
リヨンの街並みや暮らしを想像しながら、
「今いる場所から、少し外へ出てみる」
そんな気持ちをそっと後押ししてくれる
エッセイです。
2. 手放すことで、本当に大切なものが見えてくる扉
次にご紹介したいのは、佐々木典士さんの
「ぼくたちにもうモノは必要ない」です。
この本は、
私の価値観を大きく変えてくれた一冊。
読む前の私は、
「ミニマリストってよく分からない」
「モノを減らすなんて、もったいなくない?」
そんなふうに思っていました。
でも本書を読んで気づいたのは、
モノを手放すことは、
何かを失うことではなく、
自分にとって本当に必要なものを選び直すこと なのだ、ということ。
ただ捨てることをすすめるのではなく、
「なぜ手放せないのか」
「どうすれば無理なく手放せるのか」
その理由と仕組みを、
丁寧にひも解いてくれます。

無駄なものがほとんどないので、引っ越し荷造りも1時間で完了してしまい
業者に頼む必要もなく、軽自動車で引っ越しできるそう
この本を読んでから、
私は、新しいものを迎えるときに
「これは今の私に本当に必要かな?」と
一度立ち止まって考えるようになりました。
モノだけでなく、
時間や習慣、人との関わり方にも、
自分なりの基準が少しずつできてきた
気がします。
新年に「何かを増やす」のではなく、
まずは「軽くする」ことから始めたい人に。
そんな一年の扉をひらいてくれる一冊です。
3. 一日の主導権を、自分に取り戻す扉
最後にご紹介したいのが
「朝イチの「ひとり時間」が人生を変える」です。
朝時間の本はたくさんありますが、
この本が印象的なのは、
「ちゃんとしなさい」ではなく、
「とにかく起きてみて」と
背中を押してくれるところ。
特に心に響いたのが
「起きて!人生が変わるから!」
という一文でした。
難しいことをしなくていい。
まずは起きて、
自分だけの静かな時間を持つこと。
それだけで、
一日の主導権は少しずつ自分に戻ってくる。

「起きるだけで人生が変わるなら、
やってみようかな?」と
私も朝5分の早起きから始めました。
今では、窓から見える朝焼けを独り占めするのが、最近のご褒美です
本の中では、
早起きのためのコツとして
「自分をご機嫌にする小さなご褒美」を
用意することも紹介されています。
窓から見える朝焼けの空や、
天気のいい日は空や海を眺めて、深呼吸する。
それだけで
「今日は自分の時間が持てた」と感じられて、
いい一日が過ごせそうな気がします。
自分に戻る時間を取り戻したい人に
手に取っていただきたい一冊です。
あなたが開きたいのは、どんな扉ですか?
今回ご紹介した3冊は、
どれも「何かを足す」のではなく、
視点を変えたり、手放したり、
時間を取り戻したりする本でした。
新しい一年は、大きな決意より
まず “小さな扉をひとつひらく” くらいが、
ちょうど良いのかもしれません。
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