妊娠は防げても、病気は防げない——「緊急避妊薬」をめぐって
先日、緊急避妊薬について厚労省の方針がニュースになっていました。
「年齢制限は設けないが、対面販売を義務化する」という内容です。
賛否はあると思いますが、正解のない議論でもあるので、私は「なるほど、それも一つの答えなのかもしれない」と感じながら記事を読みました。
私が高校生の頃、HIVが大きな社会問題となり、コンドマニアというコンドーム専門店が登場したことを覚えています。
テレビなどでも「コンドームは性感染症を防ぐ有効な手段だ」と盛んにアナウンスされていました。
当時はHIVに感染してエイズを発症すると「死を待つしかない」とされていましたが、今では抗HIV薬の進歩により、感染しても発症を抑えられるようになっています。
一方で、人口減少の時代にもかかわらず、感染者数はむしろ増えているという現実があります。

緊急避妊薬は妊娠を防ぐことはできても、病気を防ぐことはできません。
この一点をどう伝えるかによって、「薬を使わなくてもよい未来」つながるのではないかと感じます。
