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「年齢だから仕方ない」と言った瞬間、身体を見ることをやめてしまう。

「寝たはずなのに、疲れている」

「以前より、回復するまでに時間がかかる」

「朝から身体が重い」

「病院で検査をしても、特に異常はない」

そんな変化を感じたとき、

私たちは、ついこう言ってしまいます。

「もう年齢だから仕方ない」

50代、60代になれば、
若い頃と同じではない。

確かに、それはその通りです。

身体は年齢とともに変化します。

しかし私は、

「年齢だから」という言葉だけで、身体から届いている変化を終わらせてしまうことには、少し注意が必要だ

と考えています。

なぜなら、

身体の変化には必ずしも最初から「病名」がついているわけではないからです。


病気か、健康か。

私たちは健康を考えるとき、

つい二つに分けて考えます。

病気なのか。

健康なのか。

検査で異常が見つかれば病気。

異常がなければ健康。

しかし実際の身体は、
それほど単純に二つに分かれているわけではありません。

昨日まで完全に健康だった人が、
ある朝突然「病気」という別の身体になるわけでもありません。

身体は日々変化しています。

眠り。

食事。

運動。

ストレス。

自律神経。

生活習慣。

人間関係。

そして、日々何を感じ、
どのように生きているのか。

さまざまなものが重なりながら、
私たちの身体は少しずつ変化しています。

だからこそ、

病名がつく前にも、時間があります。


「未病」という考え方

東洋医学には、

未病(みびょう)

という考え方があります。

未病とは、
単純に「病気ではない」という意味ではありません。

健康と病気の間を完全に線引きするのではなく、

病気として明確になる前から、身体にはさまざまな変化が起きている

と捉える考え方です。

たとえば、

寝ても疲れが取れない。

以前より冷えを感じる。

眠りが浅くなった。

食後に身体が重くなる。

気持ちの切り替えに時間がかかる。

なんとなく以前の自分とは違う。

これらが直ちに病気を意味するわけではありません。

だからといって、

「異常がないのだから、何もしなくていい」

とも限らないのです。


「異常なし」と「何も感じない」は、同じではありません。

病院の検査は非常に重要です。

病気を発見し、
診断し、
必要な治療につなげる。

現代医療が果たしている役割を、
私は否定するものではありません。

しかし、

検査で明確な異常が確認されないことと、本人が感じている不調が存在しないことは、同じではありません。

ここは、とても大切な違いです。

「検査では問題ありませんでした」

そう言われて安心する。

それは当然です。

けれど、

自分自身は確かに、

「以前とは違う」

と感じている。

その感覚まで、
なかったことにする必要はありません。

むしろ、

そこから自分の身体を見直すことが、

これからの健康管理では大切なのではないでしょうか。


50代、60代だからこそ、「今」を見る。

若い頃には、
多少無理をしても眠れば戻った。

食生活が乱れても、
しばらくすれば回復した。

忙しい日が続いても、
なんとか乗り切れた。

ところが年齢を重ねるにつれて、

同じ生活をしていても、
身体の反応が変わってくることがあります。

ここで必要なのは、

「もう若くないから仕方ない」

と諦めることではありません。

むしろ、

「今の自分には、今の自分に合った健康管理が必要になった」

と考えることです。

これは老いを認めて諦めることとは違います。

今の身体を正しく知り、

これから先を、
よりよく生きるための選択です。


健康は、病気になってから考えるものなのか。

私はこれまで、
8,000人を超える方と対面してきました。

その経験を通して、
繰り返し感じてきたことがあります。

それは、

人は、もっと早い段階から自分の身体を知っていい

ということです。

病気になってから、

「なぜこうなったのだろう」

と考えるだけではなく、

まだ普通に歩ける。

仕事もできる。

旅行にも行ける。

食事も楽しめる。

そんな今だからこそ、

「この先も、この身体で生きていくために何が必要だろう」

と考える。

私は、それもまた
予防医療につながる大切な健康観だと思っています。


WPMが見ているのは、「症状」だけではありません。

西新宿ウェルヴィーでは、
メタトロンを身体の状態を考えるための一つの情報ツールとして活用しながら、

生活習慣と、
その人の意識や行動の両面から健康を見直す

WPM

という独自のコンディショニングメソッドを提唱しています。

WPMとは、身体の状態を可視化する情報を参考にしながら、生活習慣と意識・行動の両面を見直し、病気になる前から自分の健康を主体的に管理するための、西新宿ウェルヴィー独自のコンディショニングメソッドです。

なぜ生活習慣だけではなく、
意識や行動まで見るのか。

人の身体は、
食べたものだけでできているわけではないからです。

眠り方。

働き方。

人との関わり方。

我慢の仕方。

休み方。

考え方。

毎日の小さな選択が積み重なって、
今の自分があります。

だから私は、

一つの症状だけを追いかけるのではなく、

「なぜ今、この身体になっているのだろう」

というところから考えることを大切にしています。


未病とは、「まだできることが多い時間」です。

「未病」という言葉を聞くと、

何か悪いものが隠れているような、
少し怖い印象を持つ方もいるかもしれません。

私は、むしろ逆だと考えています。

未病とは、まだできることが多い時間です。

食事を変えることができる。

眠り方を見直すことができる。

身体を動かすことができる。

生活習慣を変えることができる。

無理をしていることに気づくことができる。

そして、

これからどう生きたいのかを、
もう一度考えることができる。

病名がつくまで待つ必要はありません。


「寝ても疲れが取れない」

「以前より身体が重い」

「なんとなく調子が戻らない」

そんな小さな変化を感じているなら、

すぐに何かの病気だと恐れる必要はありません。

しかし同時に、

「年齢だから仕方ない」

という一言だけで、
終わらせる必要もありません。

身体は、
毎日あなたと一緒に生きています。

だからこそ、

その小さな変化に気づいたときが、

自分の健康を見直す一つのタイミングなのかもしれません。


病気になってからではなく、まだ動ける今から。

健康とは、

単に「病気ではない状態」を守ることだけではないと、
私は考えています。

自分の身体を知り、

自分の生活を見直し、

これから先の人生を、
できるだけ自分らしく生きられる状態をつくっていく。

そのために、

病気になる前から健康を管理する。

それが、
これからの時代に必要な考え方ではないでしょうか。

「年齢だから仕方ない」と諦める前に。

一度、

今の自分の身体に、

静かに目を向けてみてください。

まだ動ける今には、

まだ、できることがあります。

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