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シッディ会に初参加して。

週末、夫と久しぶりに都内へ向かった。
佐野直樹さん主催の「9次元シッディ会」に参加するためだ。
『インド式「グルノート」の秘密』の著者であり、インドの聖者から学んだ悟りの教えを広める活動をおこなっている方だ。

シッディとは、悟った意識の転写。それをずっと受けてみたかった。
オンライン上でディクシャという意識転送は何度も体験していたが、シッディはリアルで直接頭に手を当てて転送するとのこと、どんな体感があるんだろう…と想像するだけでワクワクした。

シッディの存在を知ったのは数年前。あるエネルギーワークの学びの中で話題に出たのがきっかけ。"連続で受けたら、すごいスピードで変容していった"と聞き、なんだそれは…!と興味をもった。しかし1回の価格が、経済的な問題を抱える身としてはなかなかに厳しい価格。日程的には大丈夫だったが、お金の面がクリアできず、ずっと見送ってきていた。

そんな中、今回は参加費について"お布施制"を初採用すると聞き、即座に申し込んだ。
事前の1dayセミナーで「哀れみや共感、同情、頑張り、そういった苦しみからのお金はいりません」と聞いていたので、当日は正直に、素直に、自分がいま気持ちよく出せる精一杯の参加費をお渡しした。

ここで無理に見栄をはってもしょうがない。まさに苦しみからの行動になる。佐野さんが「いくらでも構いません」と言っていた以上、金額問わずなわけで、恥じる必要も、罪悪感を持つ必要もない。…のだが、出す金額を決める際、それらがじわじわと内面からわきあがってくるのを感じた。既に参加前から苦しみのあぶり出しが起き始めていた。

そう、会に申し込んだ時点で、すべては始まっていたんだと思う。
実生活では急に断捨離・デトックスモードへ突入。去年引っ越してから手つかずだったもの、必要だと思ってたけど改めて見直したら不要になったものなど、せっせとメルカリに出品したり。部屋の隅々まで拭いたり、家電のフィルター掃除をしたり、庭の草むしりもしたり、まるで大掃除のごとく整理整頓を進めていった。

並行して、体の面でも自然と調整がおこなわれていった。
普段からグルテンフリー・カフェインフリーの食事をとることが多いのだが、参加前2週間くらいは特に、久々ストイックにやっていた。というか、スーパーへ買い出しに行っても、いつもなら選んでいそうなあれやこれやを、手に取ろうと思わない自分がいた。代わりに野菜をもりもり食べたくなり、突然増したナス欲にこたえるべく、とにかくナスナスナス!と地場産のおいしいナスを買っては毎日ナスを食べていた…笑

そんなこんなで、それらの行動は心にも影響を及ぼし、内面のデトックスもガシガシ進んだ。
会に向けて、今のうちに要らないものを手放すんだ!みたいな感じ。不要な感情や思い込みをていねいに観察し、苦しみを少しずつ解放していった。


からの当日。
早起きして家事を済ませ、夫と電車に乗り都内へ。
今住んでいる三浦半島と比べると、気温は同じくらいなのに都内のほうが暑く感じた。海が近いのもあるのかな、体感涼しかったんだな…と気づく。

会場に着くと、佐野さんのほかに石の魔術師・葉月ゆうさんもスタッフ参加されていてビックリ。臨月なのにすごい…なんちゅーパワフルさ…!お目にかかれて嬉しかった。キラキラしてた。来てくださってありがとうございました。

そしてついに、シッディ会がスタート。
人間には2つの状態しかない。「苦しんでいる状態」か「苦しんでいない状態(美しい状態)」か。根幹はやはりここなんだなぁ、と。
そしてビジョンを明確にもって生きること。私は長期的になればなるほどあやふやであることに気づいていたものの、見て見ぬふりをしてきた。考えがまとまらず混乱してしまうからだ。でも、もしかしたら「目標」とごっちゃになっていたのかも。まず、自分がどう在りたいか、をもっと明確にしたいと思った。

あとは、まだまだ多くの「わたし意識」を抱えてるんだなぁ私…と、だいぶ衝撃が走った。うわ、あれもだ…てかこれもじゃん…と、ショックを受けながら話を聞き続けた。予想以上に苦しみまみれであるということを、改めて自覚した。
「私はこうあるべき」「私はこうあるべきではない」
「私はこうしなければならない」「私はこうしてはいけない」

ほんっとうに…こだわってる、執着してる自分があちこちにいる。
どう見られるか、とかかなり気にしてる自分が根強くいるんだよなぁ。
これらも1つ1つ手放していきたい。

会の終盤、シッディタイムに突入。
今回のテーマは「無知からの解放」「"わたし"からの解放」とのこと。
エーカムマントラを唱えたあと、佐野さんが一人一人、頭の上に手を置いて意識を転写していく。(ずっと目を閉じているので実際に見てはいないが)
自分の順番を待つ間、なにかが胸の奥からじわじわとこみ上げてきて、抑えきれずに涙が出てきた。
「"わたし"を手放す、解放する」と聞いて、心の奥底で歓喜する自分がいたように思う。"本当のわたし"と出会える、やっとこの時がきたんだ…!という喜び。期待とは何かが違う、"あ、そうなっていくんだ"というような、なんとなく確信めいた感覚を覚えた。

***

自分という人間がよく分からずに生きてきた。
この人生で何をやればいいんだろう、生きる目的な何なのか…と、しばしば悩んだ。
とりあえず生きるために何かしら仕事に就いても、"なんか違うんだよなぁ…"と違和感を感じていた。

とはいえ、何をどうしたらこの答えにたどり着けるのかが分からない。
どこかすがるように、占いやスピリチュアル系のセミナー、講座、セッションを受けていた頃もあった。受けては自分のことを分かったような気になり、時間が経つとまた違和感が生じて別のものを受ける…なんていうジプシー状態に陥っていた。

結局、どんなにあれこれ受けても、私が本当に欲しい答えを受け取ることはなかった。もらったアドバイス通りにやれば道が開けるかも…!とやってみるものの、何も起こらず。相手に文句ばかり垂れていたこともあった。
負のループの中にいた。外側にばかり追い求めて、「この人なら何とかしてくれるかも」「これをやればきっともう大丈夫!」などと勝手に期待して、自分の内側はまったく見ていなかった。今なら分かる、苦しみの中にズブズブ潜っていたんだと。苦しみの状態から受けていたんだと。
だから、受ければ受けるほど混乱したし、自分という存在が余計に分からなくなっていた。

数年前、内観する意味や方法を学んだことで、自身の混乱にようやく気づき、一旦距離を置いて今に至る。立ち止まって自分の内側を観察するのが先だな、と思ったから。分厚くなった玉ねぎの皮をぺりぺり剥く作業が始まった。

そして去年、悟りのイベントに参加して以来、とにかく苦手だった瞑想もできるようになり、内観が習慣化していった。あんなに苦痛だったものが、まさか日課になるなんて思ってもみなかった。
苦しみに気づいては、解放する日々。からの、このシッディ会。
なんだか点と点が線でつながった、そんな気がした。

***

しばらくすると、人の気配を感じ、私の番が来たのが分かった。頭に両手のひらが乗る。あたたかさが広がっていく。
シッディを受け取り始めると、胸の中心辺りから何かがこう、体内でふわっと浮き上がる感覚があった。観察していると、頭頂部に向かってのぼっていき、スーッと消えていった感じがした。

そこから一気に、深く呼吸ができるようになって、おぉぉ…!と嬉しい驚きが。呼吸のしやすさがグンとアップ。
さらにその後…ほんの一瞬だったが、脳内のうるさいお喋りがピタッと止んでいることに気づいた。"静けさ"って、このことを言うのかな…なんて冷静に観察してる自分がいた。加えて、苦しみへのアクセスができなくなってることにも気づき、えぇぇぇ…!?ともう驚きっぱなし。
この感覚をもっと長く味わえたなら、どんなに心穏やかに過ごせるんだろうか…。

全員受け取り終わるまで、心地のいい感覚に包まれながら余韻に浸っていた。感謝の気持ちがとめどなく湧いてきていた。
今までもZoomやYouTubeなどオンラインで、ディクシャという意識転写を何度か受け取ってはさまざまな体感があったが、今回リアル会場で直接受けたシッディは、より鮮明に体感を得ることができ、本当に素晴らしい体験だった。
9次元シッディ会は600人限定。この悟りの学びに出会い、限られた貴重なチケットを手にしてこの場に来れたのは奇跡的なことなんだなぁ…と、しみじみ感じた。またぜひとも参加したいと強く思った。


会が終了した直後から、心身ともにいくつかの変化を感じている。
肉体面では、脳の前頭葉あたりがうごめいている感覚がある。かなり活性化されてるのかな~?と、観察を続けているところだ。
この感覚は、以前受けた「BrainOptimum(ブレインオプティマム)」で感じた感覚に近い。

内面だと、苦しみを苦しみだと判別しやすくなった感じだったり、苦しみに気づくスピードが上がった感覚がある。"あっ、また苦しんでる!"ってもう何度思ったことか…!今まで拾えてなかったものもキャッチできてるんだと思う。一気に気づきが増えた。苦しんでいることに気づいてから美しい状態に戻る時間も若干短縮している感じもある。
また、瞑想でもより深くまでダイブできるようになってる感があって。奥まで掘り下げやすいというか。ずっと瞑想していたくなる。

そして何よりも、穏やかである時間が増したように感じる。
「今ここにいる」という感覚も。
散歩している時も、風の音や感触、鳥のさえずりだったり、じりじりとした暑さ、澄んだ青空、どこかから漂うおいしそうな香り…五感をフルに使ってその瞬間を楽しんでいる自分がいることに気づいた。以前だったら、ここまで集中できていなかった。どこか上の空だったり、先のことを考えていたり、スマホをチラチラ見たり、"今"という瞬間をじっくり味わっていなかったように思う。心に余裕が生まれたのかもしれない。

シッディ会からまだ数日しか経ってないわけだけど、少しずつ、何かが変わり始めている。
今後もどんな体験が待っているのか、すごく楽しみだ。





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