「ズレズレなるままに」言葉のチョイスが下手過ぎませんか? 政治家もマスコミも想像力不足がヒドい
自分が取材しているわけじゃないから、政局の行方については他で読んでください。
このところ、政治家絡みであまりに言葉が軽いといか、「なんでそんなこと言うのかね?」と思うことだらけ。元記者としては気になってしまうのです。
まずは元同類の話から。
時事通信のカメラマンが自民党の高市早苗総裁の会見を待ちながら、「支持率下げる写真しか出さねぇぞ」と口走ったって話です。確かに「不偏不党」でなければならない⋯という原則から逸脱してます。ただ“元そっち側”からすると、現場なんてそんなもんです。「早くしろよ」とか、「どうせ大したこと言わねぇくせに」なんて悪口はたくさん言ってます。
問題はそこじゃなくて、カメラマンの失敗はイマドキの状況を理解できていないこと。すなわち、ライブ配信とかされる時代に未だ昔のままの会話をその場でしちゃったことです。
カメラマン氏の社歴や年齢は知りませんが、もしも本気で言ったとしたらそもそも勘違いしてます。現場のカメラマンに「支持率下げる」影響力なんかあるわけない。写真は現場から本社の写真部に送信し、デスクが判断して配信します。しかも通信社ですから、自社サイト以外は加盟社の新聞などが使うかどうか決めるわけ。仮に⋯高市さんを悪人ヅラ風に撮って配信したとしても、加盟社から「こんな写真しかないの? 別の写真特送してよ」なんてリクエストされることだってあります。
従って、カメラマン氏はご自身を買いかぶり過ぎです😱
その高市さんも、思想信条や政治姿勢に意見するつもりはありませんが、ちょっと気になったのは、やはり「ワークライフバランス」発言です。
国政選挙などいくつも取材した経験から言うと、やはり当選の瞬間は高揚感があって口が軽くなる人多いです。
たくさん論評されているように、真意は「皆さんのために働きます!」と強く言いたかったのだろうと思います。ただ、あの立場に対して「何か言ってやろう」と虎視眈々と目論む人たちはたくさんいて、案の定、他党の党首やらコメンテーター等々にエサを与えるようなも形になりました。
「この言い方したら」という“想像力”をもう少し冷静に働かせていたら、騒ぎにならなかったのにと感じます。
そういや、公明党連立離脱の後も「一方的に⋯」と口走っていたけど、これも相手に悪印象を与えそうです。
他にも、その高市さんに対して「麻生家にお嫁入りした高市さん」とやっちゃった立憲民主党の本庄政調会長。これ、立場逆だったら猛然と騒ぐ同党女性議員たくさんいると思うんだけど⋯。これなんかも、圧倒的な想像力不足でしょ。
そういや伊東市の市長さんも、なかなかの想像力不足。あれこれあり過ぎるけど、傑作だったのは「19.2秒」はあまりに面白すぎます(伊藤市民には申し訳ないです)。
前橋市長さんもそうですが、何かを取り繕うとすれば他の綻びが見えたり、嘘の上塗りをしなければならなくなって、突っ込まれるのは世の常です。
本日も都議会の女性議員が小池都知事をディスろうとしたのか、「禍玉⋯もとい勾玉風ペンダント」と書いたけど、輪島塗りのもので支援しているらしいと分かって、投稿を削除したってニュースを読みました。
ホント、ことごとく軽いというか⋯。
一般人ならまだいいんですよ、犯罪的でなければ。でも政治家は違います。
以前、自民党幹事長経験者(故人)と話した際、「政治家に必要なのはビジョンと結果。その武器は言葉だけなんですよ」と力説していたのを思い出します。
SNSには功罪あって、どうして政治家の人たちはこんなに下手なんだろう? 嫌な傾向だけど、今は「言葉狩り」の時代です。言いたいことも言えない不自由さは如何ともしがたいけど、やっぱり言葉が軽いのは困ったもんだと感じる、今日このごろです。
