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絵本のある暮らし第3回ー「おとなしいめんどり」


🎁日常のひとコマ

毎日の暮らしの中で、やらなければならないことは山のように
ありますよね。
みんなで分担すればすぐ終わるのに、つい一人で抱え込んで
しまっていませんか?

実は、私もそうでした。

誰かに頼むよりも、自分でやってしまったほうが早いので、
ついつい何から何までやろうとして
疲れてしまうんですよね。

それが当たり前になっていたある日、この絵本が我が家に届きました。

📗 絵本紹介:「おとなしいめんどり」
作・絵:ポール・ガルドン
訳:谷川 俊太郎
出版社:童話館出版
およそ5歳から

📖あらすじ

ある日、めんどりは、小麦の種を見つけました。「誰か、この種をまいてくれる?」だれもが「いやだね」。それで、めんどりが植えました。種から芽がでて小麦が実りました。「かりとってくれる?」「小麦を粉にしてくれる?」「小麦粉でおかしを焼いてくれる?」そして、最後にめんどりが言います。「誰か、おかしを食べる?」…さて、その結末は。

童話館出版HPより

この絵本は、いつも一生懸命な人の静かな気持ちに、そっと光を当ててくれるお話です。



🧸 わが家のエピソード

子供たちが幼稚園に通っていたころは、園でのリズムが家でも機能していて、お片付けやお手伝いが自然にできていた気がします。
ところが、大きくなってそれぞれのリズムで過ごす時間が増えてくると、生活の歯車を回すのも複雑になり一つ一つに労力を使うことになります。
掃除、洗濯、食事の支度などなど。
小さいころは面白がってやっていた庭の野菜の収穫でさえ、無言の

「やだねー」

が聞こえてきます。
私が止まれば機能停止になってしまうので結局自分でやるのですが、
時にはこのめんどりのように
きっぱりと

「私が全部食べます!」

と宣言してみたいと思いながら、機会をうかがっていました。
現実的には、そんな宣言をする前にこの本を読むことが効果的で、
子供たちには十分だったようです(笑)
(ただし、にぶちんの主人にだけはどうも通じないのですがね…)

毎日の生活を支える存在がいることを、動物たちのコミカルな様子とリズミカルな語り口で教えてくれるそんな絵本です。

忙しい毎日のなかで、こんなふうに自分の立ち位置を見直させてくれる一冊が、そっと棚にある。
それもまた、「絵本のある暮らし」の豊かさなのだと思います。

一人で何もかもやってしまいがちな、そんな方にぜひ読んでほしいです。


「おとなしいめんどり」はこちらからチェックできます。
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📖絵本を、子どものための読み物としてではなく、人生のそばにある小さな物語として読み直す連載です。
子育てや介護、日々の暮らしのなかで感じる揺らぎや迷いに、そっと寄り添う一冊を集めています。


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遊びと読書が、どのように暮らしと心を育てていくのかを、実体験をもとに綴っています。



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