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子どもが生まれたら夫婦じゃなくなる?

札幌でベビーシッターをしている
あおば親子サポートです🍀

私の人生を振り返りながら、子育てと夫婦について考えるシリーズを
綴っていこうと思います。

3人の子どもを育ててきた私が、今だから思うこと

21歳で結婚した。

そして、3人の子どもに恵まれた。

6歳、2歳、0歳。

3人ともまだ未就学児だった頃のことを、今でも時々思い出す。

……いや、正直に言うと、あの頃のことを「懐かしい」とばかりは言えない。

大変だった。

本当に、大変だった。夫は単身赴任。私は正社員で働いていた。

長男が生後8か月のときには、もう職場に復帰していた。

家に帰れば3人の子ども。

ご飯を作って、お風呂に入れて、寝かせて。

また朝が来る。

当時の私は、「子育てが大変」という言葉だけでは足りないくらい、毎日を必死で回していた。


でも、幸せだった

大変だったけれど、幸せだった。

3人の子どもに恵まれたこと。

それだけは、今振り返っても心からそう思う。

子どもたちが笑っている。それだけで嬉しかった。

だから、頑張れた。

……とはいえ、頑張れたからといって、余裕があったわけではない。

むしろ、余裕なんてほとんどなかった。

今の私なら、「もっと誰かに頼ればよかった」と思う。

家族でも、友人でも、行政でも、民間のサービスでもいい。

当時の私は、「自分がやらなきゃ」と思いすぎていた。


私は「お姉ちゃんだから」と育てられた

私は長女だった。

小さい頃から、「お姉ちゃんなんだから」と言われて育った。

だからなのか、人に頼ることが苦手だった。

甘えることも苦手だった。

困っていても、「自分で何とかしなきゃ」と思ってしまう。

子育ても、きっとそうだった。

本当はしんどかったのに、

「母親なんだから」

「自分の子どもなんだから」

と、自分で抱えてしまっていた。

でも今なら思う。

誰かに頼ることは、弱いことじゃない。

むしろ、自分と家族を守るために必要なことだったのかもしれない。


子どもが生まれると、「夫婦」より「生活」になる

子どもが生まれる前は、夫婦だった。

でも子どもが生まれると、生活が変わる。

仕事。

家事。

育児。

保育園。

学校。

病気。

行事。

お金。

毎日やらなければならないことが次から次へと出てくる。

夫婦で、「今度どこに行こうか」なんて話している余裕はなくなる。

「明日の準備した?」

「これ買ってきて」

「子どもが熱出した」

そんな会話ばかりになる。

私自身も、気がつけば、

夫婦というより「家族を運営する人」

になっていたような気がする。

夫も仕事。私も仕事。

家に帰れば子ども。

生活を回すことで精一杯。

「夫婦関係が悪かった」というより、

夫婦について考える余裕そのものがなかった。

今振り返ると、そんな感じだった。


そして、2人目の妊娠と流産

子育ての中には、嬉しいことばかりではなかった。

2人目を妊娠したとき、私は流産を経験した。

その経験があったから、いったん仕事を辞めることを決めた。

その後、下の子が2歳になった頃に、また働き始めた。

人生って、計画通りにはいかない。

子どもができることも。

仕事を続けられることも。

家族がずっと同じ形でいられることも。

そのときの私は、そんなことを深く考える余裕なんてなかった。

ただ、その時その時を必死に生きていた。


夫婦でいることより、生活を守ることが優先になっていた

子育て中の夫婦って、

「愛情がなくなったから仲が悪くなる」

だけではないと思う。

疲れている。

時間がない。

お金のことを考えなければならない。

子どものことが心配。

仕事もある。

自分のことなんて後回し。

そんな日々を何年も続けていたら、夫婦の間に余裕がなくなるのは当然だと思う。

だから私は、

「夫婦仲が悪くなった=愛がなくなった」

とは思わない。

ただ、

夫婦であることを忘れるくらい、親になることに必死だった。

そんな時期があってもいいと思う。


ただ、一つだけ伝えたい

今、子育て真っ最中のお母さんに伝えたい。

もし、「私ばっかり」と思っているなら。

もし、「誰にも頼れない」と思っているなら。

一度、自分に聞いてみてほしい。

本当に、一人で全部やらなければいけない?

昔の私は、そう思っていた。

でも、今なら言える。

頼っていい。

甘えていい。

誰かに預けてもいい。

家事を手抜きしてもいい。

完璧なお母さんじゃなくていい。

子どもにとって大切なのは、

お母さんが全部完璧にやってくれることではなく、

お母さん自身に少しでも心の余裕があること

なのかもしれない。


「可愛い時期は一瞬」なんて、当時は分からない

今、私はおばあちゃんになった。

上の子は四国にいて、最近、孫が生まれた。

孫を見ていると、

「もっと子どもたちを抱っこしてあげればよかったな」

「もっと一緒に遊んであげればよかったな」

と思うことがある。

「子どもが小さい時期は一瞬だったんだな」とも思う。

でもね。

今だから言えるけれど、

子育て真っ最中のお母さんに、そんなことを言っても仕方がない。

子どもが小さいときは、本当に大変だから。

寝不足で、疲れて、イライラして、

「早く大きくなってくれないかな」

と思う日だってある。

それでいい。

その瞬間を楽しめない日があったっていい。

だから私は、今の自分から子育て中のお母さんに、

「今しかないんだから楽しんで!」

なんて言いたくない。

それより、

「思い詰めないでね」

と伝えたい。


子どもは、いつまでも子ども

3人とも、もう成人した。

今はもう、一人の大人として接している。

親だからといって、何でも口を出すわけではない。

自分で考えて、自分で選択して、自分の人生を歩いてほしい。

私は子どもたちに、「こうしなさい」と押し付けるより、

自分で選択する力を持ってほしいと思って育ててきた。

そして、思いやりのある人に。

「ありがとう」を言える人に。

そんなふうに育ってくれたことは、私にとって大きな喜びだった。

もちろん、何歳になっても子どもは子ども。

心配する。今でも可愛い。

そして、これからもきっと心配する。


夫婦関係に正解はない

私は31歳で離婚した。

離婚の原因は、相手の借金だった。

そのとき、子どもたちは8歳、4歳、2歳。

離婚が正解だったのか。

今でも、分からない。

でも、

正解にするしかなかった。

その後、長女が6歳のときに脳腫瘍が見つかった。

手術をして、下垂体の機能が低下し、視力にも障害が残った。

障害者手帳1級。視覚支援学校に通うため、送迎も必要だった。

働きたくても、フルタイムで働くことは難しい。

パートで働くしかなかった。

収入の面でも、本当に厳しかった。

人生は、次から次へと予定外のことが起きる。

だからこそ、今の私が思うことがある。

夫婦関係も、子育ても、「こうすれば正解」というものはない。

その時の自分ができることをするしかない。

そして、後から振り返って、

「あれでよかった」

と思える人生にしていくしかないのだと思う。


今の私は、夫婦という形にこだわらない

今、私にはパートナーがいる。

結婚するつもりはない。

一緒に暮らすことにもこだわっていない。

それでも、仕事のことも、子どものことも、何でも相談できる。

私が言葉に詰まっても、最後まで待って話を聞いてくれる。

ベビーシッターをメインにしていこうと決めたときも、相談に乗ってくれた。

夜遅くなってバスがなくなったときには、仕事の送迎をしてくれることもある。

離れていても、お互いを大切に思っている。

そして、それぞれの時間も大切にできる。

私は今、

「結婚していること」と「支え合っていること」は、必ずしも同じではない

と思っている。

人と人との関係に、正解は一つじゃない。


今の私が子育て中のお母さんに伝えたいこと

夫婦関係で悩んでいるなら、

「こうするべき」という正解を探さなくてもいいと思う。

ただ、一つだけ。

子どもは、思っている以上に親のことを見ている。

子どもは敏感だから。

親が思っている以上に、家庭の空気を感じ取っている。

もし「子どものために我慢する」と決めるなら、

私は、

徹底して子どもに悟られないくらいにしてほしい

と思う。

それができないほど夫婦関係が壊れてしまっているなら、

離れるという選択肢もあると思う。

なぜなら、子どもは、

「自分がいるから、お父さんとお母さんは一緒にいる」

「自分のせいで仲が悪い」

と、自分を責めてしまうことがあるから。

子どもにそんな思いをさせたくない。


そして、もう一つ。

自分で生きていける力を持ってほしい。

今の私は、

お金も、自分で生きていく力の一つだと思っている。

子どもの「やりたい」を、

「お金がないから」

という理由だけで諦めさせたくなかった。

欲しいものを何でも買ってあげたい、贅沢をさせたいという意味ではない。

習い事をしたい。

進学したい。

やってみたい。

そんな子どもの可能性を、お金の問題だけで狭めたくなかった。

私自身、子どもの頃、

「お金がないから」

と欲しいものを買ってもらえなかった経験がある。

お下がりの服。

古いタイプのスキー。

欲しかったおもちゃ。

誕生日プレゼント。

子どもながらに、恥ずかしいと思ったこともあった。

だから私は、自分の子どもたちには、

「やりたい」と思ったことを、できるだけ叶えてあげられる親でいたかった。

それは、物を与えることだけじゃなく、

「あなたのやりたいことを応援するよ」

というメッセージにもなると思っていた。


子どもを育てることは、自分の人生を育てることでもある

私は、これまでたくさん失敗してきた。

もっと頼ればよかった。

もっとお金を考えておけばよかった。

もっと子どもたちと遊べばよかった。

もっと抱っこしてあげればよかった。

そう思うこともある。

でも、後悔だけではない。

3人の子どもに恵まれた。

そして今、その子どもたちが大人になり、孫まで生まれた。

それを思うと、「私の人生、悪くなかったな」と思える。

私は、精神科医ヴィクトール・フランクルの言葉が好きだ。

たった一度でも、魂が震えるような喜びを味わったのなら、その人生には生きる価値がある。

私は、その「魂が震えるような喜び」を、

子どもたちからたくさんもらったと思っている。

だから、子育て中のお母さんにも伝えたい。

今はしんどくてもいい。イライラしてもいい。

泣いてもいい。完璧じゃなくていい。

ただ、

思い詰めないでほしい。

誰かに頼っていい。

自分の人生も大切にしていい。

子どもを愛することと、自分を大切にすることは、両立していい。

私が50代になった今だからこそ、そう思う。


次回

「私ばっかり」が夫婦を壊していく

ワンオペ、仕事、家事、子育て。

「どうして私ばっかり」と思ってしまうのは、愛情がないからなのか。

それとも、頑張りすぎているからなのか。

次回は、私自身が「もっと人やサービスに頼ればよかった」と思っている、子育て中の「頑張りすぎ」について書きます。

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