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Terraria建築勢は、試験施工を始める

昔、NPCの家を作る企画に参加したことがある。


先週お話しした、NPCごとに家を作る企画だ。


知人の生放送の時間内に完成させるという制限付きで、参加者は4~5人。


NPCは20人以上いた。


単純計算で、一人あたり4~5軒ほど担当することになる。


今思うと、なかなか無茶な企画だった。





普通なら頑張って建てる。


アイデアを考える。


手を動かす。


完成させる。


たぶん、それが王道だと思う。





でも私は少し違った。


まず試作品を作った。


屋根は何パターン作れるか。


窓はどれが使いやすいか。


棚はどの組み合わせが見栄えするか。


一度小さく作って確認する。


問題なければ本番へ持ち込む。





結果として、私は4軒完成、5軒目も8割ほど完成していた。


5軒目はテンプレハウスを天地逆さまにしたらどうなるんだろうと思い付きで着工したので間に合わなかった。


たぶん自爆である。





仲間は2軒、多くても3軒ほどだったと思う。


別に建築が上手かったわけではない。


ただ、毎回ゼロから考えていなかった。


屋根はこのパターン。


窓はこのパターン。


和風ならこれ。


洋風ならこれ。


一度使えると判断したものは脳内フォルダに保存していた。


必要になったら取り出して組み合わせる。





今思うと、私は家を建てていたのではない。


テンプレートを作っていた。


屋根のテンプレート。


窓のテンプレート。


棚のテンプレート。


必要になったら組み合わせる。


まるでハウスメーカーである。


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さらに言うと、5軒目の天地逆さまハウスは研究開発部門だった気がする。





当時の私は建築をしていたというより、工程を組んでいた。


どうすれば早く作れるか。


どうすれば同じ品質を維持できるか。


どうすれば量産できるか。


ゲームなのに。





最近になって現場で「試験施工」や「モックアップ」という言葉を聞くたびに思う。


本番の前に試してみる。


問題点を洗い出す。


手順を固める。


品質を安定させる。





あれ。


私、Terrariaでやったことあるな。





建設業に入って初めて知った考え方だと思っていた。


でも違ったらしい。


私はずっと前から、ゲームの中で試験施工をしていた。


しかも遊びながら。





Terraria建築勢は、家を建てる前に試験施工を始める。


そして本人は、それを遊びだと思っているのである。

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