技術士第二次試験 建設部門 土質及び基礎 勉強用002市街地の開削工事(地下水位 砂質土 粘性土互層)

002市街地の開削工事(地下水位 砂質土 粘性土互層)
◆市街地の開削工事
◆地下水位が高い
◆砂質土と粘性土の互層
◆大規模土留め工において発生する可能性がある底盤の崩壊現象3つ

①ボイリング
 主に砂質地盤で発生する現象。土留壁の前面と背面の水位差によって上向きに水流が生じ、この浸透水の水圧が掘削側の土の有効応力を越えた際に、地下水が沸騰したように噴出し、掘削底面の土がせん断抵抗を失って、急激に土留め安定性を失われる状況をいう。

 設計段階での対策
・上記現象が発生しない深さまで土留め壁の根入れ長を確保する
・もしくは、浸透流を防ぐために、掘削底盤部等の地盤改良を行う。

②ヒービング
 掘削底面付近に軟弱な粘土層がある場合、土留め背面の土の重量や土留めに近接した地表面での上載荷重によって掘削底面での隆起、土留め壁のはらみ出しが生じて周辺地盤が沈下し、土留めの崩壊に至る現象を指す。
 
 設計段階での対策
・上記現象が発生しない深さまで土留め壁の根入れ長を確保する
・もしくは、浸透流を防ぐために、掘削底盤部等の地盤改良を行う。

③盤ぶくれ
 掘削底面の下に粘性土の難透水層があり、その下に被圧帯水層が存在する場合、難透水層に上向きの水圧が作用し、これが土の重さを越えた場合に、掘削底面が持ち上がる現象を指す。

 設計段階での対策
下記のように上向きの揚圧力を土の重量を抑え込めるようにする。
・地下水位を低下させる工法を併用
・掘削底盤の地盤改良を採用。


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