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昨年から今年にかけて、約1年以上、『人を大切にする経営学用語事典』の編纂事務局として、事典の査読や編集に携わりました。

今年4月に校了し、5月に発刊されてから時間が少し経ちました。事典は机のそばに置いて、目的の言葉を調べるほかにも、時々、パラパラとページをめくりながら、見返しています。
事典の中には、査読から、数回もの校正に至るまで、何回を目を通している項目もあります。
でも、時間を置いて再度読んでみると、改めてその言葉の意味、表現に感動している項目があります。

その一つを紹介します。


「非価格経営」(第1章)
非価格経営とは、競争力の源泉を価格以外の付加価値におく経営である。他社にはない価格以外の付加価値を売り物にした競争力である。また、提供する製品やサービスには、適正な価格を設定し、適正な利益を得ていく経営である。
(中略)
価格とは、企業経営の命であり良心である。・・・・・
(以上、人を大切にする経営学用語事典より引用)


価格とは、企業経営の命であり良心である
というこの言葉。改めて読んでみて、心が震えました。

低価格を追求して、誰かが犠牲になる、犠牲にする価格は、企業経営の良心とは言えません。
逆に、その価値に比べて、不当に高い価格も、顧客をだますことになり、良心とは言えません。
どちらの経営も、企業を長続きさせることができないでしょう。
その意味で、価格は企業経営の命でもあり、良心であると言えるのです。

価格設定は本当に難しい。
その値決めに、経営の未来がかかっている。
価格設定には、経営者の生き方、考え方、理念、戦略、戦法全てが詰まっています。

それゆえ、「価格は企業経営の命であり良心である」という表現が、とても重く、同時に鋭く、突き刺さってきます。

しびれるなあ!

私の語彙力が無さすぎて、表現が乏しいのですが、価格の本質を浮き彫りにしていると思いました。

改めて、少しずつ事典を読み返していこうと思います。

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