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ちょっと焦げたくらいが…ちょうどいい【やきとり秋吉で学ぶ】いい加減

夜の帳が下りる頃、どこからか漂うタレの焼ける香ばしい匂い。
「投資」と聞くと、なんだか難しくて、ギラギラした世界を思い浮かべるかもしれません。
チャートの数字に一喜一憂し、眠れない夜を過ごす…。

でも投資が、近所の焼き鳥屋で一本の串を焼くようなものだとしたら?

今夜は少しだけ、そんな話をしてみませんか。

『焦る』と『焦げる』は、友達だけど別人。

「早く、早く利益が欲しい!」 その気持ちは、焼き鳥が焼けるのを待てずに、まだ生焼けの串を口に運んでしまうのに似ています。これが『焦る』ということです。
未来を急ぎすぎて、今やるべき「待つ」という仕事をおろそかにしてしまう。

一方で、「まだいける、もう少し上がるはずだ…」 そう思って串を火の上に置きっぱなしにして、気づけば真っ黒。これが『焦げる』です。
過去の成功や今の欲に執着して、「引き際」というタイミングを見失ってしまう。

『焦る』は前のめりな失敗。
『焦げる』は粘りすぎた失敗。
どちらも人間らしい感情ですが、投資も焼き鳥も、本当に大切なのは「ちょうどいい焼き加減」を見つけること。
それは、未来を急がず、過去にこだわらず、「今、この瞬間」の火加減と向き合う姿勢なのかもしれません。

完璧な串は、神様の分

考えてみてください。一本も焦げ目のない、完璧に火が通った焼き鳥なんて、そうそうお目にかかれません。
もしあったとしたら、それはもう職人技を超えた、神様の領域です。

僕らが焼く串は、たいていどこか少し焦げています。
「あ、ちょっとやりすぎたかな」 その小さな焦げは、失敗の証ではありません。あなたが、その串と真剣に向き合った「証拠」なんです。

投資だって同じです。
一度も損をせず、常に完璧なタイミングで売買できる人はいません。
小さな失敗や、ちょっとした含み損は、「ああ、自分も人間だな」と微笑むためのスパイスみたいなもの。
その焦げた経験が、次の串をうまく焼くための最高の「授業料」になります。

本当の『勝ち』は、砂肝の味

もし投資で大きな成功を収めたら、どんな味がするでしょう。
高級な霜降り肉のように、とろけるような甘さでしょうか。

でも、多くのベテラン投資家が言う「勝ち」の味は、もっと地味です。それはまるで、『砂肝』のよう。
派手さはないけれど、コリコリとした確かな歯ごたえがある。
噛みしめるほどに、じわりと旨味が出てくる。

一攫千金という派手な勝利ではなく、
「昨日より少しだけ、心が豊かになった」
「将来への不安が、ひとつ和らいだ」
そんな、地味だけど確かな手応えこそが、投資における本当の『勝ち』の味なのかもしれません。

欲張ってもいい。人間だもの。

「あと一本だけ…」と思って頼んだネギまが、お腹にずっしりくる。
「あと少しだけ…」と粘った株が、結局下がってしまう。

食欲も物欲も、人間の愛すべきサガです。
投資の世界では、それをコントロールするのが鉄則だと言われます。
でも、完全に消し去るなんてできません。

大切なのは、そんな自分に気づいてあげること。
「ああ、また欲張っちゃったな」と、心の中でそっと呟き、そんな自分を笑って許せる余裕を持つこと。
完璧な聖人君子を目指すのではなく、欲張りな自分と上手に付き合っていく。それが、長く投資を続けるコツです。

【結び】 魂は焼くな、串を焼け

人生という長い焼き台の上で、僕らはみんな、串を片手に奮闘する焼き手です。
焦る日もあるでしょう。
焦がす日もあるでしょう。

でも、一番大事なのは、自分の「魂」まで焼いてしまわないこと。
投資に心をすり減らして、眠れなくなったり、人を妬んだりするのは、本末転倒です。

少しくらい串が焦げたって、命まで取られやしない。
「へへ、失敗しちゃった」と笑い飛ばして、また新しい串を火に置けばいいんです。

さあ、旦那。 今夜も一本、じっくり焼いてみませんか。

たとえ少し、焦げたって。

🐓 焦げ目つき!やきとり秋吉流「ろくなもんじゃねえ」30串

  1. 「あと5本いける」が胃袋を裏切る。

  2. 「あと5円抜ける」が資産を焦がす。

  3. 一口の油断で口の中を火傷。

  4. 一瞬の強欲で口座が火傷。

  5. 最初の5本が一番うまい、あとは惰性。

  6. 最初の1勝が一番重い、あとは幻影。

  7. ネギまを10本頼むと己の貧しさが炙り出る。

  8. ナンピンを10回繰り返すと己の浅はかさが焼け出る。

  9. 砂肝は奥歯にくる、株は心にくる。

  10. 皮はカリカリが至高、我慢もまた同様。

  11. 焼きすぎは後悔、売り急ぎも後悔。

  12. 「このタレ甘くて好き」が危険な兆候。

  13. 「この銘柄、なんか好き」も爆死の序章。

  14. 店員におすすめを聞くと高い串がくる。

  15. SNSで銘柄を聞くと高値掴みがくる。

  16. 串を外して一気食いは風情がない。

  17. チャートを見ずに買うのは流儀がない。

  18. レバーは日替わり、相場も日替わり。

  19. 塩かタレか迷ってる時点で飲みすぎ。

  20. 買うか売るか迷ってる時点で入るな。

  21. 隣の皿がうまそうに見えるのは酔ってるから。

  22. 隣のポジションが羨ましく見えるのは妄想だから。

  23. 串の先に焼き過ぎた過去がついてる。

  24. チャートの先に見えてるのは願望だけ。

  25. 焼き台の前で語る男は、たいがい語りすぎ。

  26. SNSで語るトレーダーは、たいがいポジってない。

  27. 店を出てからの満腹感に「やりすぎた…」

  28. 相場を出てからの含み損に「やらかした…」

  29. 30本食べてやっと気づく、自分の限界。

  30. 30回トレードしてやっと悟る、勝ち方より負け方。

焼き鳥哲学クイズ

https://g.co/gemini/share/544f41e19aeb