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暖かな夜に私のベッドを去った愛犬の柴距離。体温管理だけではなかった、番犬の「静かな愛」を知る。

愛犬が私のベッドを去った夜

冬の間、愛犬ののは夜な夜な私のベッドの上で眠った。
彼の眠りの邪魔をしないよう気を遣ったけど、足元に感じる彼の体温は私をとても幸せな気持ちにしてくれていた。

しかし4月11日の夜、彼はベッドに来なかった。
きっと明日の夜は一緒に寝られるだろうと淡い期待を抱いたけど、
結局その日以来、彼はソファで眠っている。

春先は日中気温が上がっても、夜間は涼しく過ごしやすい。しかし、夜も15℃を超えるようになると少し熱気を感じる。
愛犬が私のベッドを去ったのは、そんな暖かな夜だった。
(気象庁の記録では、その夜の最低気温16.5℃を記録した)

そっか。冬は終わり、保温のための私にもう用はないということか。
こういうのも「柴距離」と呼ぶんだろうけど、
ドライな行動に私のベッドは5℃くらいの冷たさに感じたよ。

でもね、今なら分かる。
それはののが自立した一頭の犬として、自分で『家族を守るための持ち場』へ向かった証でもあったんだ。

冬の間私のベッドで寝ていたのは、単に寒いだけだったの?

犬が飼い主と一緒に寝たがるのは、人間のお布団が快適であるという理由もありますが、集団生活をする犬の習性と飼い主と一緒にいて安心したいという気持ちからではないでしょうか。

「犬が一緒に寝たがるのはなぜ?」/EPARKペットライフ(脚注・資料編にリンクあり)

自立傾向の強い柴犬が人間家族のベッドで一緒に眠るのは、単なる体温管理の合理性だけでなく、安心できる信頼関係の両方が組み合わさった「親愛の情」といえるようだ。

冬の間たっぷりと日向ぼっこして健康管理してきた愛犬は今、順調に換毛期に突入している。まだまだ冬用のアンダーコートがたくさん残っている柴犬にとって、この時期の締め切った室内は、夜間とはいえ想像する以上に暑く感じてるのかもしれない。
快適な睡眠は命にかかわってくる。私のベッドから去っても致し方ないことで、嫌われたわけではないと納得できた。(SNSでは汗ばむ夏の室内でも一緒に寝ているわんこたちを発見する。いいなあ。)


番犬ののが選んだ、新しい夜中の寝床は

愛犬はだいたい午後9時くらいに、夜の眠りに就く。
彼のいるリビングは明かりを消してできるだけ静かな環境にするが、ほかの部屋で過ごしている家族の生活音は聞こえてくる。
愛犬も体温調整のためか、クレートの中やフローリングの床など自分で移動しながら寝ている。

そして夜中の12時過ぎに家族全員が寝静まると、愛犬は必ずソファの上に行って眠りだす。朝起きるまで、場所移動しない。
床や廊下で効率よく体温調整した彼が最後に選ぶのは、「一番涼しい場所」ではなく『家族全員を感じられる場所』。暑さを我慢してでも守りたいものが、そこにはあるのだ。

ソファにいるののからは、扉を開けた私の部屋のベッドが見える。私からも愛犬が見える。また2階で眠る家族のベッドが、ちょうどソファの上あたりにある。他の家族も、天井を挟んだ2階で眠りに就いている。
天井越しに聞こえる寝息や、ドアの向こうから流れてくる私の気配。ののの鋭い聴嗅覚センサーには、家全体が家族の鼓動で満たされた温かな空間のように感じるのではないだろうか。

ののが選んだ夜中の寝場所は、中央指令室のように「群れ」の家族全員の安全がわかる。

少し離れた場所から大切な家族の安全が把握できる状態が、番犬気質ののにとっての最大のリラックスなのかもしれない。柴犬らしい忠誠心と距離感だなぁ。
離れて眠っていても、私たちはこれまで以上に深く繋がっているのを感じる。夜な夜な、私はののに感謝を伝える。

  ありがとう、のの

脚注・資料編

🔗 「犬が一緒に寝たがるのはなぜ?」/EPARKペットライフ


  最後までお読みいただき、ありがとうございます 🌙


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