「基本前提(仮想論)①」 〜人は意味づけの世界に生きている〜【#060】(アドラー心理学ポッドキャスト-15)
私たちが配信しているポッドキャスト「アドラー心理学で日々を生きる ~人生が変わる心理学~」のエピソードのご紹介と、note版としてちょっとした振り返りをお届けします。
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#15 「基本前提(仮想論)①」 〜人は意味づけの世界に生きている〜
概要:人間は主観的に意味づけられた世界に住んでいます。つまり、人間は自分のフィルターを通して世界を認識しています。ゆえに、人によって考え方は異なるので、ある考えは一つの意見にすぎません。自分と違う意見は、ひとつの意見・ひとつの違いとして認めることで、お互いに協力していけると考えます。
詳しくはぜひ本編でお楽しみください。
編集後記:【仮想論】:人は主観の世界で生きている
アドラー心理学は、5つの「基本前提」によって成り立っています。
目的論
全体論
社会統合論
仮想論
個人の主体性
本記事では、その中で「仮想論」に焦点を当てます。
仮想論では、「人は主観的な意味づけられた世界に生きる」と考えます。私たちは、自分の信念や価値観というフィルターを通して世界を見ており、そこには客観的な真実ではなく、自分だけの「仮想」が広がっています。
例えば、「仕事はつらいもので義務である」という仮想を持つ人もいれば、「仕事はやりがいがあり活力を得ている」という仮想を持つ人もいるでしょう。
どちらが正しいというわけではありません。しかし、この仮想の違いが、行動や感情に大きな影響を与えます。もし相手が「仕事はつらいもの」と考えていると知らずに、「なぜもっと楽しめないんだ?」と自分の仮想を押しつければ、対話は成り立たず、互いに不満を抱えることになります。
仮想が生む「すれ違い」と「対話」の可能性
アドラーは、人は一人では生きていけず、本質的に社会的な存在です。私たちは他者とのつながりなしには生きられません。しかし、誰もが自分だけの「仮想」を持っている以上、他者と完全に同じ認識を持つことは不可能です。
「自分は良かれと思ってやったのに、なぜ伝わらないのだろう」
「どうして相手は、こんなにも非合理的な行動をとるのだろう」
こんなもやもやを感じる時、私たちは無意識のうちに、自分の「仮想」こそが唯一の「正しさ」だと信じ込んでいるのかもしれません。
ですが、そこで立ち止まり、「相手にも相手の世界観がある」と想像してみるだけで、ぐっと対話はしやすくなります。相手の言葉の裏にある「仮想」に耳を傾けることで、見えなかった相手の行動原理が少しずつ理解できるようになるでしょう。これは、自分の「正しさ」を相手に押しつけるのではなく、互いの「仮想」を尊重し合う姿勢です。
まとめ:違いを認め合うことで、対話の扉は開く
人がそれぞれ独自の主観の世界に生きるという「仮想論」の視点を持つことで、以下のことに気づき、考えることができます。
私たちは、常に自分のフィルターを通して世界を見ている
相手と自分は、違う世界を見ている可能性がある
自分の「正しさ」を押しつけず、相手の世界観に耳を傾けることが重要
日々の生活で「なぜか話が通じない」と感じたとき、この視点は私たちに冷静さを取り戻させ、互いの違いを認め合うことで、対話の扉を開くきっかけを与えてくれるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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私の自己紹介記事とマガジンはこちらをご参照ください。
第1回目の自己紹介の記事
自己紹介のマガジン
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