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「センスがないから無理」と思っていた私へ。お金をかけずに部屋を変える、いちばん簡単な方法

「部屋をおしゃれにしたい」
「もっと居心地よく暮らしたい」

でも現実は、
・古い部屋だし
・狭いし
・お金もないし
・そもそもセンスがない
——だから無理。

そう思っている人、
かなり多いのではないでしょうか。

でも実は、部屋の印象って「高い家具」よりも、
“ちょっとした配置”や“布1枚”で
驚くほど変わります。

今回は、『模様替えアイデア帖』の著者であり、
インテリアコーディネーター・
整理収納アドバイザーのトム子さんに、
「お金をかけずに、心地いい部屋をつくるコツ」を
教えてもらいました。

トム子著『模様替えアイデア帖』


お金をかけずに、部屋を心地よくする方法

トム子さんがまずおすすめするのは、
「布」を使うこと。

間仕切りにしたり、目隠しにしたり、
ラグやベッドリネンとして取り入れたり。

実は、布は“部屋の空気”を変える
最強アイテムなんです。

「布」と聞くと、
カーテンを思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも最近は、デザインも質感もサイズも、本当に豊富。

大きな一枚布を壁にかけるだけでも、
部屋の印象はかなり変わります。

トム子さんはこう言います。
「アートを買う感覚で、“家の顔”になる布を迎えてみてほしい」

家具を総入れ替えしなくてもいい。
たった一枚、自分の気分が上がる布を置くだけで、
部屋は少しずつ“自分の場所”になっていきます。

カーテンは面積が大きいだけにインテリアの影響大。カーテンを開けていることが多ければ、アクセントカラーにしてみても。ヒダが違うだけでも印象が大きく変わる。


家そのものが気に入らないなら、
「家具の向き」を変える

「そもそも部屋のつくりが好きじゃない」

そんな人に、トム子さんがすすめるのは——
家具の向きを変えること。

机や椅子の向きが変わるだけで、
見える景色は一気に変わります。

使い勝手も、気分も、意外なほど変わる。

「家具は壁につけるもの」という常識を、
一度疑ってみる。

・棚を壁に対して90度に置く
・家具を部屋の真ん中に置く
・あえて“余白”をつくる

そんな配置も、実際にやってみると
驚くほど快適になることがあります。

家具の配置を考えることは、
つまり「動線」を考えることでもあります。
自分は部屋の中でどう動くのか。
どこでくつろぎ、何を面倒に感じているのか。
部屋づくりって、実はかなり“自己分析”なんです。

ワークスペースをリビングの一角に作ったり、押し入れの中に作ったり、社長室風に壁から机を話して置いてみたり、窓の前にデスクを置いたり…いろいろは配置を試してみよう。

「机をちょっと斜めにしただけ」で、
部屋が快適になった話

トム子さんが最近やった小さな模様替え。
キッチンに置いていた小さな机を、
食卓として使うようにしたそうです。

以前は、居間のこたつ机まで毎回ご飯を運んでいたので、
それだけでもかなりラクになったとか。

でも、使っているうちに小さなストレスが見えてきました。
・ゴミ箱に捨てにくい
・棚が使いづらい
・椅子に足をぶつける

ビフォアの家具配置。

そこで試したのが——
「机と椅子を、少しだけ斜めに置くこと」。
たったそれだけ。

でも、結果は大正解でした。
通路がはっきりして動きやすくなり、
狭い部屋でも家具にぶつからなくなり、
空いていたスペースまで使えるようになったそうです。

アフターの家具配置。

模様替えって、大がかりなDIYじゃなくていい!

“ちょっと角度を変える”だけで、
暮らしは案外変わります。

SNS時代だからこそ、
「完成された部屋」に疲れてしまう

トム子さんが『模様替えアイデア帖』を
書こうと思ったきっかけには、こんな思いがありました。

今はSNSを開けば、
おしゃれな部屋がいくらでも見られます。
動画では、プロみたいな収納やDIYも丁寧に紹介されている。

でもその一方で、
「ここまでできないとダメなのかな」
「おしゃれな部屋づくりって、ハードル高いな」
と感じる人も増えている気がするといいます。

だからこそ、この本では、
「完璧じゃなくていい」
「ちょっと変えてみるだけでいい」
という感覚を大切にしたかった。

お金がなくても。
センスに自信がなくても。
強い情熱がなくても。
少しだけ部屋を変えてみる。
その変化を楽しんでみる。

模様替えとは、
“暮らしを観察する趣味”

なのかもしれません。

模様替えは、
「小さな不便」を放置しないこと

模様替えは、センス勝負ではありません。

家の中で感じる、
「ちょっと使いにくい」
「なんか落ち着かない」
という小さな違和感を、少しずつ解消していくこと。

うまくハマったときは、パズルが解けたみたいに気持ちいい。
失敗したら、「次はどうしよう?」と試せばいい。
それは、ちょっとした自由研究にも似ています。

そうしていくと、気づくことがあります。

“心地いい部屋”って、
誰かのおしゃれを真似した部屋ではなく、
「自分がラクに暮らせる部屋」
なんだと。

もっと模様替えを楽しみたい人は、
ぜひトム子著『模様替えアイデア帖』をのぞいてみてください。

【目次】
序章:模様替えは、暮らしのチューニング
Chapter1:こんな時は模様替えでチューニング
Chapter2:模様替えって、どんなことができる?
Chapter3 一歩踏み出すための模様替えTIPS
Chapter4 模様替えを実際にやってみよう!
Chapter5 模様替えのお悩み相談室
おまけ 私の模様替え 失敗&成功遍歴

【著者】
トム子
インテリアコーディネーター。整理収納アドバイザー一級。
京都出身/神戸在住。一児の母。
住宅関連職の会社員をしながら、
個人レーベル「トモモ舎」で部屋や暮らし、
生活関連のZINEの発行を行う。
レトロな建物に目がない。
本屋さんや図書館の、本の背表紙がずらっと並ぶ景色も大好き。
最近ようやく自分の1日の適性カロリーを知り、その少なさに驚く。