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七色のポエジー(書きとめておきたい古今東西の詩句)

第546回 歴史家の使命(ランケ)

Der Historiker hat demzufolge des Aufgabe, aufzuzeigen, “wie es eigentlich gewesen” ist.
(歴史家には「それが実際にどうであったか」を示す使命がある)
 
 ドイツの歴史学者、ランケ(Leopold von Ranke、1795~1886)の最初の著作『ローマ的・ゲルマン的諸民族史』から。ランケは、歴史書を書く目的は、過去を裁いたり、将来の役に立ったりすることではなく、それが本来どのようなものだったかを示すことだと述べた。
 ランケは、ザクセン選帝侯国テューリンゲン地方のルター派牧師の家に生まれた。ライプツィヒ大学で神学と古典を研究し、ギムナジウムの教師を経てベルリン大学史学科教授になる。1824年に公刊した『ローマ的・ゲルマン的諸民族史』で、実証主義的な史料批判に基づき、ラテン・ゲルマン諸民族の西欧における共同体の形成を記述した。
 ベルリン大学の教授としては、演習を重視し、史料を方法的に分析した。ランケの業績は歴史学の画期となり、ランケ以前の歴史研究者を歴史家、ランケ以後の歴史研究者を歴史学者と呼ぶようになった。
 

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