働くことを考え続けてきた私の軌跡
働くことの意味を揺さぶられる経験を重ねる中で
「働くとは何か」を考える時間が少しずつ増えていきました。
その問いが、私自身のキャリアの軌跡を形づくってきたように思います。
今は、その視点を、働く人それぞれの歩みに添える形で届けています。
幼少期〜就職までの歩み
生まれた場所と幼少期
兵庫県で生まれ、長女として育ちました。
子どもの頃の私はおとなしく、引っ込み思案で、
人の気持ちや場の空気をよく見ているタイプでした。
小学生の頃
三年生になる頃には
学校から帰るとランドセルを玄関に置き
近くの公園へ向かう日々が続きました。
夏休みはラジオ体操から始まり
河原や公園で友達と遊ぶ毎日。
高学年になると塾に通いながら勉強を続け、
「学ぶことが好き」という感覚が芽生えた時期でした。
中学・高校時代
中学・高校は神戸の学校で穏やかな日々を過ごしました。
海と山が隣り合う街を、友人たちと毎日登下校しながら、豊かな時間を重ねました。
大学時代
大学生活では、手作りケーキ店での接客アルバイトに力を入れていました。
味を一つひとつメモに書き、お客様に丁寧に説明できるよう工夫したこと。
レジ、ラッピング、ライン作業の補助など、仲間と働く経験が増え「仲間と共に働くこと」の良さを知った時期でもあります。
また、アルバイトで貯めたお金で海外旅行をし、
文化の違いに触れながら学ぶ楽しさを知りました。
こうした経験が、のちに社会人として協働する際の基盤になったように思います。
就職活動の時期
就職活動は氷河期で、思うように進まない日々が続きました。
そんな中、大学に企業説明に来ていた会社の話を聞き、心が少し動きました。
友人の「学校推薦の枠があるから、名前を書きに行こう」というひと言が、今の会社との出会いにつながりました。
期待と希望で胸がいっぱいだった頃のことを覚えています。
けれど、社会に出てから、働くことの意味を揺さぶられる出来事に出会うことになります。
働くことの揺らぎと問いの始まり
新人いじめのような扱いを受け、存在を否定するような言葉を受け続けた一年目。怒鳴り声や支配的な態度に心身がすり減る日々が続きました。
異動先でもハラスメント的な言動に直面し、
「なぜ働く場でこうしたことが起こるのか」
長い時間をかけて、その問いを抱え続けました。
個人の性格や能力だけでは説明できない、組織の構造や力関係の歪み。
その中で、働くことの意味が揺らいでいくことを身をもって知りました。
その経験を見つめ直す過程で、キャリアコンサルタントという学びに出会いました。
キャリアの考え方との出会い
キャリアコンサルタントの学びは、劇的な変化をもたらしたわけではありません。むしろ、長く抱えてきた問いに「こういう見方もある」という枠組みが与えられた感覚でした。
働くことをどう捉えるか。
何を大切にして働きたいのか。
キャリアの考え方を学ぶなかで、問いに少しずつ輪郭がつき、働くことを「自分の意思で育てていくキャリア」として捉えられるようになりました。
他人の言動に振り回されるのではなく、自分の意思で働き方を選んでいくための“土台”を整えること。
その視点を持てたことで、働くことの見え方が変わりはじめました。
働くことは、ただ受け止めるものではなく、自分の意思で育てていくキャリアとして捉えられるようになり、うまく積み上げられなかった過去の経験も、今では私のキャリアを形づくってきた大切な軌跡の一部だと感じています。
これからの展望
これからは、人が自分らしい人生を選択し、自分らしいキャリアを歩むことに貢献したいという思いに至るようになりました。
自律的に意思決定し、納得して進んでいける人が増えるような場をつくっていきたいと思っています。
自律的にキャリアを叶える選択も、自律的に「やめておく」と決める選択も、どちらにも価値があります。
働くことは、自分の力をどのように使い、社会とどんなふうにつながっていくのかを育てていくプロセスでもあります。
キャリアは、誰かが決めた道を歩くことではなく、自分の軌跡を丁寧に育てていくこと。
その考え方を、これからも多くの人と共有していきたいと思っています。
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