雑草ときゅうりと、少しの希望
雨が続いたあと、数日ぶりに畑に足を運んだ。
しっとりした土の匂いが迎えてくれる――と、思いきや。

雑草、雑草、雑草。
まるで留守を狙っていたかのように、緑の侵略者たちがあちこちに顔を出していた。
こいつら、栄養をぐんぐん奪っていくんですよね。
せっかく植えた野菜たちの分まで。
これはマズい、と手を伸ばしたその先に。
ふと目に入ったのは、強風で千切れかけていた、あのきゅうりの苗。


ダメかもしれないと思っていたのに、片方はなんとか踏ん張っている。
ぐっとくるじゃないか、こういう小さな復活劇。
それにしても、雑草抜きって想像以上に地味で時間がかかる。
無心になれる……なんて言われるけど、腰が痛い。
なにか、もっと効率のいいやり方はないものか。
雑草との知恵比べは、まだまだ続きそうだ。
1時間ほど格闘して、だいぶ畑はすっきりした。
気がつけば心も少し晴れている。

もしかすると、雑草を抜きながら自分の中の焦りや不安も一緒に抜けたのかもしれない。
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