宍道勉氏による特別講演会「司書のドラマトゥルギー〜読書指導から市民のドラマへ〜」を開催しました!

 読書プログラム企画「時間どろぼうをつかまえよう!」に先立ち、2026年5月9日に宍道勉氏による特別講演会「司書のドラマトゥルギー〜読書指導から市民のドラマへ〜」を開催しました。

宍道 勉 氏

 遅い時間の開催にも関わらず、図書館にかかわる多くの方にご参加いただきました。会がはじまると、話者である宍道氏の親しみ深いお人柄に、会場はあたたかな雰囲気に包まれました。

 講演会では、読書プログラムを数々生み出してきた宍道氏の「読書とは何か」という想いを、一図書館人の人生という視点から掘り下げていきました。
 仲間と詩人クラブで同人誌を出した学生時代があったり、野球に熱中した時代があったり、若かりし頃の宍道氏が司書の道に進んでいくまでに、多くの人との出会いがありました。そして、のちに大学図書館員となった宍道氏が人と本との出会いから図書館への探求を深めやがて「利用者との対話」の重要性を確信していく過程では、参加者の図書館員の方たちから大きな頷きがみられました。

 宍道氏がこれまで感じたこと、考えたこと、心にとめたこと。それらが「利用者との対話」というキーワードと融合したとき、読書プログラムが生まれました。利用者が自由に、自分の意志で本を選ぶ。そして本を通じて、他者と出会い、世界が広がる。司書はその体験を生み出す仕掛け人だと宍道氏は言います。

 図書館を舞台に、本を通じて他者を知る「仕掛け」=ドラマトゥルギーを作り出す、司書という存在の神髄を、宍道氏を通して見た瞬間でした。

 一図書館人の今に至る人生ドラマに聞き入るうちに、人の人生にとって図書館とは何か、その本質的な意味について、気づきを生み出す時間となりました。


【以下参加者の感想(一部抜粋)】

「司書の仕事とは、在り方とは、とひとりで考えることが多いです。「司書のドラマトゥルギー」って一体なんだろう!?と謎だったので参加してみました。ひとつの風穴のような、大切な機会だったと思います。今回のことをもとにまた経験を重ねていきたいと思います。」

「今日のお話を受け、仕事の中ではあるけども、それ以上に「自分が利用者の方にどうしてあげたいか」や「利用者の方がどんなことを探し求めているのか」などを改めて大事にしていきたいと思いました!」

「本質的な学問としての図書館学や、読書プログラム(即興劇)については学ぶ機会が多かったのですが、新たな角度から図書館学を深めることができ、多くの気づきを得ることができました。」

「自分が何をしたくて、どうなりたくて、司書を目指したのかを思い出せました。」

「図書館に携わる方々のお話が聞けたことで、また自分も頑張ろう
と思えました。」


 ヤドカリライブラリー・ワークスでは、これからも定期的に読書プログラムを開催していきます。
 ご興味のある方は、ぜひご参加ください。次回もお楽しみに!

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