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これ性 #青ブラ文学部(1分で読めます)
壊れたiPad。
以前愛用していた、初代のiPad。
捨てるに捨てられない、想い出のiPad。
君との想い出はいっぱいあるよ。
初めて君を使った時、僕の心は震えてたよ。
パソコンよりも手軽で、パソコン並みの機能を持っている。
これでLINEも出来るし、youtubeも見れるし、
麻雀も将棋も楽しめる。
写真も撮れるし録画も録れる。
本当に君は便利で僕の友達なってくれたね。
君と出会ったから僕は、小説も書ける様になったよ。
子供の頃から字を書くのは嫌いだった僕を、
君はタッチペンで書くことを勧めてくれたね。
漢字にも変換してくれる。
本当に君がいなければ、文章なんて書けなかったよ。
小説なんて、もってのほかだったよ。
僕は、君と一緒に小説を書いたね。
売れない小説だけど、僕は楽しく書いているよ。
ある日突然君は病気になった。
充電しても体に栄養が行かない。
お医者さんに診せたら
「もう寿命です」 って言われた。
本当に悲しかったよ。
新しいiPadを注文したけど来るまでに
2ヶ月掛かると言われたんだ。
その時まで、君が生きているのか不安だったけど、
君は頑張ったね。
栄養も満足にいかないしもうダメかと思ったけど、
君は頑張ってくれた。
新しいiPadが届いて間もなく、
君はしずかに息を引き取ったね。
新たな後継者が来て安心したかの様に、
君は眠ってしまったね。
君の亡骸は捨てられないよ。
此処に眠ってるよ。
いつまでも、僕の側に置いておくよ。
だから、安心して眠っていて下さい。
