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自己紹介① ワタシがセルフポートレートを撮り始めるまで

セルフポートレートカメラマンという肩書を自分につけました。

セルフポートレートを撮るのは自分自身なんだから
セルフポートレートを撮る人すべてが
「セルフポートレートカメラマン」なわけです。

ですが、ワタシがここで名乗る「セルフポートレートカメラマン」とは
・セルフポートレートを撮る場を提供し
・撮ることをサポートする
・セルフポートレートを撮れる人
という意味で名乗っています。

最初からセルフポートレートを撮りたかったわけでも、
セルフポートレートが好きだったわけでもありません。
そんな私が、ここにたどり着き、ここからどこへ向かっていきたいんだろう・・・
ということを、書き記しておこうと思います。


カメラ初期・・・人を撮ろうとしても背中しか撮れない

カメラの遍歴は別のnoteで語ってみたいと思っているのですが、人物を撮ろうと思ったのは、Pentax ME superというフィルムカメラを持ち始めたころ。

フィルムカメラを持っていると、「さぞいい景色を見つけてくれるのでしょうね?」という無言の圧力を感じることがあります。
スマホではなく、わざわざカメラを持ち出している時点で、かつそれがレトロな一眼レフだと、その圧力は尚更です。

気にしすぎだと思えれば良いのですが、私自身もそういう圧力を他者に向けることがあるので、カメラを持っている人アルアルなんだと思っています。

当時の私は、その圧力に勝てず、人がいないところで撮るか、知り合いを撮るとしても背中しか撮れませんでした。
もっというと、人を撮ろうとすると相手の顔が硬直する・・・気がする。

だから、友人すら、家族すらも撮れませんでした。

被写体は自ずと人物以外に向く
撮りやすい子供(姪っ子)ですら背中にしかシャッターを切れなかった
人にカメラは向けられないけれど、人の存在は入れておきたかった写真

こういう写真を撮っていても、良かったのかもしれない。

フィルムカメラのフォルムは好きだったし、シャッターの感触、現像から上がってきた時の感動は楽しかった。

だけど、
「ワタシがカメラを向けると、みんなの笑顔が消える」
という悲しい感触が、ずっと私に問いつづけていきました。


我が子を撮る・・・笑顔を撮れる幸せを知る

娘を出産し、会社員だった私は産休をとり、娘との長い時間を過ごしました。
東日本大震災の前日に出産し、世の中は「自粛」ムード。
楽しむことよりも、じっと静かに支え合う空気が流れる中、私の楽しみは、娘の成長を静かに静かに見守ることでした。

もちろんそこには、フィルムカメラがありました。

1歳・2歳の娘の写真は年賀状に

これまでは、人にカメラを向ければ笑顔が消えてしまっていたのに、娘はそうならない。むしろ、カメラを向けるほどに笑ってくれる。
「写真上手くなったわ」と自惚れては、またご機嫌に娘にカメラを向けるのでした。

こうして娘を撮るほどに、
私が幸せに笑っていたら、娘も笑ってくれる
娘が笑ってくれるから、私も幸せに笑顔でいられる
という、「撮る人」↔︎「撮られる人」の関係に気づいたのでした。


カメラを仕事に・・・私は笑顔を引き出すカメラマン?!

娘の写真をSNSにアップするうちに、周りの起業家の友人たちに
「写真撮ってよ」と声をかけられるようになりました。

写真の勉強なんてしてきていない。
カメラに詳しい友人に基礎知識を教えてもらい、バイブルはカメラの取説。
撮ってはわからないことだらけで、撮れないことだらけ。

でも、それでも私が撮りたい「笑顔」は撮れる。
まず撮る、撮ってみる。
撮れなくて凹んで、写真が下手くそで凹んで、でも、それでもやっぱり笑顔を撮りたかった。

そのために、どんだけ凹んでも、どんたけ疲れていても、カメラを構えたら私自身がまず笑顔で、楽しんで、幸せでいた。

そして、笑顔になれる要素が、人それぞれ、全然違うことを知った。
かける言葉のエネルギーと量
間とテンポ
体勢や姿勢
・・・

青池由佳里さんー2017年
みづきさん-2017年
和田みさきさん-2017年

夢中で撮っていたら
「スミちゃんは、自然な笑顔を撮ってくれる」
と言っていただけるようになったんです。

とっても嬉しかった。
私が頑張れば、みんな笑顔になって、写真を撮って、喜んでもらえる。
もっと頑張れば、もっとみんなを笑顔にできると思った。

でも、どれだけ笑顔を引き出そうとしても、笑顔になれない人もいました。
引き出そうとしても、一瞬で表情が曇る。
カメラと

そして、ただただその瞬間に咲いた笑顔を撮ることに、違和感を感じはじめたのでした。私がどんだけ頑張って笑顔になって笑顔を引き出しても、本当の笑顔には辿り着けないのではないか、と。


撮るから逃げてみる・・・撮るよりも撮られたい!

そこから、私自身が撮られてみることにしました。

カメラマン偵察のようですが、本当に素敵なカメラマンさんがたくさんいて、「私もこんな写真を撮ってもらいたい!」という素直な気持ちで撮ってもらうことにしました。

KOZOさん  撮影
KOZOさん  撮影
LOLO in Lyon  撮影

ここにあげた写真は、どれも大好きな写真です。

だけど・・・
受け入れられない写真がたくさんありました。

カメラマンさんから、「この写真いいでしょ!」と送られてきたものが、全く受け入れられなくて、シミもシワも出っ張った歯も、髪型も姿勢も、納得がいかなかった。
「この写真のどこがいいの?」って思って、そっとパソコンのフォルダにしまって閉じた。何度も・・・。

お化粧すれば、綺麗に写るでしょ。
ポージングが良ければ、かっこよく写るでしょ。
シワがよらないように笑えれば、若く写るでしょ。

って、試行錯誤した。
だけど、出てくる写真は、どれもシワっシワで、笑うと歯茎ごと出ちゃう、いつもの私でしかなかった。

おおばのりこさん 撮影 この写真も好きなもの

そこで気づいたんです。
「カメラも三脚もあるんだから、自分で撮ればいいじゃん!」
って。

それが、私のセルフポートレートへの第一歩目でした。

つづく・・・

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八木橋スミコ 筆無精からの脱却、頑張って書いていきますね。 ぜひ応援してください!